米海軍が 『運用停止』 、衝突事故受け

US Navy to Order‘Operational Pause’ after Collisions
The US Navy ordered a worldwide “operational pause” of its feet in the wake of the USS John S. McCain’s collision with an oil tanker off Singapore Monday morning, the fourth accident in this year in Asian waters.

■チェック

・operational pause 運用停止
・collision 衝突
・fleet 全艦隊
・in the wake of ~を受けて
・the USS John S. McCain 米軍艦ジョン・S・マケイン
・Asian waters アジア海域

■対訳

「米海軍が 『運用停止』 、衝突事故受け」

月曜午前に、シンガポール沖で米軍艦ジョン・S・マケインがオイル・タンカーと衝突したのを受け、米海軍は全世界で艦隊の運用停止を命じた。
米海軍はアジア水域で今年に入ってから4件の事故を起こしている。

■訳出のポイント

US Navy = United States Navy は 「米海軍」。

operational は

「操作」 「運転」 「運用」 「稼働」

などの意で広く使われる名詞ですね。

operational はその形容詞形で、

「操作の」 「運用の」。

また、名詞 pause は

「休止」 「中断」 「停止」を意味します。

あくまでも ”一時的な” というニュアンスが含まれているので、その点も注意しておきましょう。

そこで

operational pause は (米艦隊の) 「運用 (一時) 停止」

ということです。

USS は United States Ship の略で、意味的には 「米国艦船」。

通常、米海軍の軍艦の呼称として使われます。

the USS John S. McCain で

「米軍艦ジョン・S・マケイン」

ということです。

wake は 「目が覚める」 などの意の動詞として知られていますが、
今日の場合は、別単語で船などが通った 「跡」 「航跡」を意味する名詞です。

in the wake of ~ は

「〜の跡を追って」 → 「~の通ったあとに」 → 「~の結果として」

という言い方になります。

英字新聞では、「~の結果として」 → 「~を受けて」

という意味で頻出表現なので、しっかり確認しておきましょう。

water は 「水」 という不可算 (数えることができない) 名詞なので、
waters のように複数形になるのは不思議に思えるかもしれません。

これは、多量の水が集まっている意味合いで、

「水域」 「海域」 「領海」

などを指して使われるものです。

この場合、

American waters 「米国の領海」 「米国水域」、

Japanese water 「日本の領海」 など、

国名、地域名を前に伴って登場することが多いのも特徴です。

ここでは、

Asian waters で 「アジア水域」

というわけです。

本文の末尾、コンマ以下の

the fourth accident in this year in Asian waters

の部分は、直前の

the USS John S. McCain’s collision with an oil
tanker off Singapore Monday morning

「月曜午前に起きた、シンガポール沖での米軍艦ジョン・S・マケインとオイル・タンカーとの衝突」を言い換えた文節ですね。

直訳すると

「アジア水域における今年4件目の事故(である、月曜午前に起きた、
シンガポール沖での米軍艦ジョン・S・マケインとオイル・タンカー
との衝突)」

となります。

対訳では、わかりやすいように、この部分を独立させ

「(米海軍は)アジア水域で今年に入ってから4件の事故を
起こしている」

としています。

米イージス艦といえば、この6月にも伊豆半島沖でコンテナ船との衝突事故がありました。

この2ヶ月で2件、今年に入って4件もの衝突事故がアジア水域で発生しているとは、異常事態です。

米海軍横須賀基地を拠点にする米海軍第7艦隊は、北朝鮮の相次ぐ威嚇行動への対応や、中国が軍事拠点化を進める南シナ海での「航行の自由作戦」 などで多忙を極めているとの指摘もあります。

つまり、

「相次ぐ事故の背景には過剰な負担があるのではないか?」

ということです。

■編集後記

駆逐艦と商船の大きさの比較が分かりませんが大型船は、近くにいる小型船が操舵室からだと死角にはいって見えないときがあります。
これは完全に人為的なミスです。
もっと見張りをデッキ上に配置しないといけませんよね。
陸上交通と違って海上には道路や信号がありませんから船長は周囲の見張りを怠ってはいけませんね。
(裏)8月も終わりに近づいてようやく本来の夏らしさが戻ってきました・・

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