2010年04月 一覧

科学者ら、骨折を速く治す方法を発見

Scientists Find Way to Heal Broken Bones Faster

Stanford University researchers discovered a way to speed up the healing of fractured bones in mice using a protein produced naturally by the body.

■チェック!

・broken (fractured) bone 骨折
・speed up 速める
・protein タンパク質

■対訳

「科学者ら、骨折を速く治す方法を発見」

スタンフォード大学の研究者らが、体内で自然に生成させるタンパク質を用いて、骨折したマウスの治癒のスピードを速める方法を発見した。

■訳出のポイント

broken bone は直訳すると 「壊れた骨」 で 「骨折」 の意。

fractured bone も全く同じ意味で、こちらの方が正式な言い方になっています。

つまり、 break bone が 「骨を折る」 で fracture bone が 「骨折する」という語感だと考えてください。

speed は誰でも知っている名詞で 「スピード」 「速さ」 の意味ですが、ここでは 「~を加速する」 「~を速める」 という動詞で登場しています。

日本語でも 「スピードアップする」 というように、 speed up は「速度を速める」 「加速する」 という句動詞。

ここから 「促進する」 「促す」 といった意味でも使われます。

ここでは speed up the healing of fractured bones で「骨折の治癒のスピードを速める」ということです。

文末尾の by the body は直訳すると 「身体によって」 。

したがって、 a protein produced naturally by the body は「体によって自然に生成されるタンパク質」 で、すなわち「体内で自然に生成されるタンパク質」 の意味になります。

この研究チームは動物が組織を修復する際に細胞から出す Wnt というタンパク質に着目し、これが骨の幹細胞 stem cell を活性化させ新しい骨の形成を促進することを発見しました。

さらに、 Wnt を効率よく細胞内に運ぶためにリン脂質でできたリポソーム liposome という微小なカプセルを開発したのです。

実験では、骨にドリルで穴をあけたマウスに、リボソームに入ったWtn を投与したところ、無投与のマウスに比べて新しい骨の形成が3.5倍速かったということです。

今後は、人間の骨折治療や再生などに応用できる可能性が期待されます。

■編集後記

明日から連休という方、多いと思います。
ずっと天気は良いみたいでラッキーですね。
僕は久しぶりに新潟の実家へ帰ります。
関越道が空いていることを祈るばかりです。
本メルマガ、次回は5月6日(木)に配信します!
皆さん、良いGWを!
(裏)昨夜、古代魚の活き餌をとりに神栖市へ。
サーキットの狼博物館が!


F1ドライバーの親指に1000万ユーロの保険

F1 Driver’s Thumbs Insured for 10 Million Euros

Ferrari’s Fernando Alonso has received a gift of a ten million euro insurance for his thumbs from team sponsor Banco Santander on Monday, ahead of next week’s Spanish Grand Prix in Barcelona.

■チェック!

・thumb  親指
・insure  ~に保険をかける
・Banco Santander  (スペイン語)サンタンデール銀行
・ahead of ~  ~に先立って

■対訳

「F1ドライバーの親指に1000万ユーロの保険」

月曜日にフェラーリのフェルナンド・アロンソが、来週バルセロナで開催されるスペイングランプリに先だって、チームスポンサーのサンタンデール銀行から、両親指に掛けられた1000万ユーロ(約12億5000万円)の保険をプレゼントとして受け取った。

■訳出のポイント

insure は 「~を保証する」 「~に保険をかける」 という動詞で、その名詞形 insurance が 「保険」 となります。

そこで、今日のタイトルはF1 Driver’s Thumbs (Are) Insured for 10 Million Euros のようにbe 動詞を補って考えると、「F1ドライバーの親指が1000万ユーロの保険をかけられる」 とわかりやすいはずです。

「~についての保険」 「~に対する保険」 という場合には、前置詞 for が用いられることにも注意しましょう。

そこで insurance for his thumbs で「彼の親指に対して掛けられた保険」 です。

ここで気をつけたいのは「親指」が thumbs と複数形になっていること。

つまり、「左右両方の親指」 を意味しているわけです。

ahead は 「前方に」 「先に」 という副詞で、ahead of ~ で「~より先に」 「~より前に」 になります。

the road ahead 「前方の道」 のように物理的な位置を表す場合にも、arrive ahead of time 「(予定の)時間よりも前に着く」 のように時間的な意味でも用いることができる便利な言い方です。

どうして親指の保険かというと・・・

英語には thumbs-up という表現があり、これは 「親指を立てる身ぶり」であり、上手くいっていること、賛成、承認などを意味する身ぶりです。

ここから、サンタンデール銀行は”Alonso’s thumbs are a symbol, as well as being essential for driving a Formula One car, in that they make a sign of victory and show that everything is under control and well protected”「アロンソの親指はシンボルです。親指はF1の運転に不可欠なものであると同時に、勝利のサインであり、F1マシンのすべてが上手く動いていること、安全であることのサインなのです」

といっています。

その “安全のシンボル” に保険を掛けることで、自社が販売している保険のプロモーションを狙った、というわけです。
■編集後記

よくモデルが美脚に保険をかけたとかそんな報道を眼にしますが、保険屋さんのCMになってるんですね。。
話題性を狙って、プレスリリースをかけるんでしょう。
僕が保険屋でリリースをやるなら、うーん、石川遼の左手の小指、かな。。
右利きのゴルファーにとって左手の小指は一番力がかかるところですから。。

(裏)明日から天気回復するみたいですね!
ラッキー。


イラクから英国へ、20年ぶりの商業便が到着

First Commercial Flight from Iraq in 20 Years Arrives in UK

The first commercial flight between Iraq and the UK since the UN imposed sanctions after Saddam Hussein’s invasion of Kuwait in 1990 landed at London’s Gatwick Airport on Sunday.

■チェック!

・commercial flight  商業便
・impose sanctions  制裁を課す
・invasion  侵攻
・land  着陸する

■対訳

「イラクから英国へ、20年ぶりの商業便が到着」

1990年にサダム・フセインのクウェート侵攻を受けて国連が制裁を課して以来、初のイラク・英国間の商業便が、日曜日にロンドンのガトウィック空港に到着した

■訳出のポイント

commercial は 「商業の」 「商売の」 という形容詞。

そこで commercial flight で 「商業便」 「商用便」 ということです。

軍用機 military plane や政府専用機 government plane ではなく民間航空会社による飛行便という意味で、「民間飛行便」といってもいいかもしれません。

sanction の語源は 「神聖にする」 意のラテン語 sancrire です。

ここから、もともとは、公権力による法的な 「認可」 「承認」 「許可」といった意味の名詞になります。

ただし、英字新聞に登場するのは、もっぱら 「制裁(措置)」 「処罰」 の意味。

impose sanction で 「制裁を課す」 という言い方です。

通例 impose sanctions と複数形で使われることが多いのであわせて確認しておきましょう。

invasion は動詞 invade 「侵攻する」 「侵入する」 の名詞形で 「侵攻」。

land は 「陸地」 「陸」 「土地」 などの意味でよく知られる名詞ですが、動詞だと 「上陸する」 「着陸する」 という意味になります。

ここでは、商業便の話ですから、「着陸する」 ということです。

2003年3月に米国を主体とする連合軍がイラクに侵攻したことから勃発したイラク戦争。

対正規軍の戦闘は2003年中に終了しましたが、その後もイラク国内の治安は悪化の一路をたどり、現在も武力紛争状態がある程度継続しています。

そんな中で、昨年からイラク航空機が19年ぶりに欧州への運航を再開し、今年4月25日からはバクダッド-ロンドン間、バクダッド-パリ間の商業便運航が20年ぶりに再開されました。

■編集後記

ニンテンドーDSの「脳トレ」が脳の力を高めるわけではない、という研究結果に対する読者の反応がたくさん集まりました。
一部を紹介します!

・何もしないでボーっとして御菓子食べテレビを見ているより、プラスにはなる
・本来脳トレは過去に自分が持っていた能力を取り戻すゲームであったはずです
・計算問題を解いたりすることで計算のスピードは単純に早くなりました!
・親父(73歳)が初期のアルツハイマーと診断され毎日事務所でやってます。
・買い物してもお釣りがすぐに計算できたり頭が訓練されてる!と実感。
・BBCにこうして取り上げられるだけでも宣伝効果としてはプラスなのでは
・「米BBCが」は、「英BBCが」の入力ミスと思います。(※申し訳ない!)
・当人が信じてやっている間は脳の血流も高まって健康には好いのでは?

などなど!!
メールを頂いた読者の皆さん、ありがとうございます!
結局、DSユーザーは皆さん、なんらかの形で効果を体感されています。
「脳トレ」に否定的な見解は一件も頂きませんでした。
お店で買い物しておつりが瞬時に計算できるというのはすばらしいです。
だいたい脳自体科学的にすべて解明されてないのに、脳の力を高めるわけではない、など誰が断言できるんでしょうね。。

となると、逆に、このBBCの報道にはなんらかの力(Anti-DSなど)が作用している可能性すら否定できないとつい思ってしまいます。

(裏)GWは久しぶりに帰郷。
柏崎CCや長岡CCでゴルフやります!


BBCの研究: 脳トレは効果なし

BBC Study: Brain Training Doesn’t Work

Brain training games such as those available on the Nintendo DS handheld game consoles do nothing to improve overall brain power, a large-scale scientific study conducted by the BBC suggested.

■チェック!

・brain training  脳トレーニング→脳トレ
・improve 向上させる、高める
・handheld game console  携帯ゲーム機
・overall  全般的な
・conduct  実施する

■対訳

「BBCの研究: 脳トレは効果なし」

携帯ゲーム機 『ニンテンドーDS』 で利用できるような脳トレーニングゲームは、全般的な脳の力を高めるのには全く役に立たないという。
米BBCが実施した大規模な科学的調査が示唆した。

■訳出のポイント

「働く」 という意味が固定している動詞 work ですが、実際には様々な意味で使われます。

ここでは、「効く」 「効き目がある」 「役に立つ」 という意味で、This medicine should work. 「この薬が効くはずだ」 という具合に用います。

そこで、タイトルの Brain training doesn’t work は 「脳トレは効かない」「脳トレは効果がない」 という意味になります。

such as ~ は 「例えば~など」 という言い方。

今日の場合はその応用で、 such as those ~ 「例えば~のような」の形で使われています。

available は 「利用できる」 「入手できる」 という形容詞なので、(brain training games) such as those available on the Nintendo DS handheld game consoles の部分は「携帯ゲーム機『ニンテンドーDS』で利用できるような(脳トレーニングゲーム)」 ということです。

さて、前半のここまでの部分は文の主語にあたるわけですが、述語にあたるのはその次にきている do nothing です。

do nothing は直訳すると 「何もしない」。

do nothing to improve overall brain power で「全般的な脳の力を高めるために何もしない」 →「全般的な脳の力を高めるために全く役立たない」 ということになります。

今回の調査では、英BBC(British Broadcasting Corporation =英国放送協会)のTV番組にネットを通じて参加した1万1430人を6週間に渡って追跡調査しました。

その結果、6週間脳トレをやったグループとやらなかったグループでは、参加前後の認知機能に関する知能検査(=全般的な脳の力)の結果に差がみられなかった、というものです。

脳トレは日本だけではなく世界的にも大ブーム。

任天堂のDSソフト『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』 の英語版は Dr Kawashima Brain Training Games として欧米でも大ヒットしています。

BBCのこのBBCの視聴者参加型TV番組では、そのブームを受けて、”脳とは果たしてトレーニングできるものなのか?” という疑問の検証を試みた、ということです。

■編集後記

ニンテンドーにとってはショッキングな研究結果が発表されたものですね。。
僕は脳トレをゲームでやったことないのでコメントできませんが、実際の愛用者の方々はこの記事を読んでどう思うのか知りたいところです。
よろしければこのメールに返信して感想を教えてください。
(裏)週末、有栖川宮記念公園で古代魚用の活き餌を捕獲!


シルク・ドゥ・ソレイユ、マイケル・ジャクソンの楽曲を使ったショー制作へ

Cirque du Soleil to Create Shows with Michael Jackson’s Music

Cirque du Soleil will team up with Michael Jackson’s estate to
produce touring and permanent shows based on the music of the late
King of Pop, representatives announced on Tuesday.

■チェック!

・team up with ~と協力する
・permanent 常設の
・representatives 代表(者)
■対訳

「シルク・ドゥ・ソレイユ、マイケル・ジャクソンの楽曲を使ったショー制作へ」

シルク・ドゥ・ソレイユがマイケル・ジャクソンの遺産管理団体と協力して、今は亡きキング・オブ・ポップの楽曲に基づいたツアー演目および常設演目を制作する。
両サイドの代表が火曜日に発表した。

■訳出のポイント

team up は 「協力する」 「共同する」 という句動詞。

team up with 人 to V という形で 「人と協力してVする」 という言い方になります。

Michal Jackson’s estate は以前にも登場していますが、マイケル・ジャクソンの遺産を管理する団体で、 「マイケル・ジャクソンの遺産管理団体」あるいは 「マイケル・ジャクソン財団」 と訳されることもあります。

permanent は 「永続的な」 「永久的な」 という意味の形容詞。

展示や上演などが 「常設の」 「常置の」 という意味にも使われ、ここではpermanent show で 「常設ショー(演目)」 ということです。

ご存じのように King of Pop 「キング・オブ・ポップ」 「ポップの帝王」 はマイケル・ジャクソンのニックネームで、その前に「今は亡き」「故~」という形容詞の late がついた the late King of Pop は「故マイケル・ジャクソン」を言い換えたことになります。

representative は 「代表(者)」 「代理人」 という意味の名詞。

ここでは representatives と複数形になっていることから、「両サイドの代表」 の意味。

カナダのモントリオールを起点に “サーカス” というエンターテイメントを芸術の域まで高め、世界中に名をはせたシルク・ドゥ・ソレイユ。

「ZED」「コルテオ」 など日本公演でも人気を博しています。

現在そのシルク・ドゥ・ソレイユの公演は、米ラスベガスで継続的に上演される演目 (permanent show ) とフロリダ、マカオ、東京など世界各地のツアーで上演される演目(touring show) の2本立てです。

MJ作品を使う演目は、まずは2011年秋から世界的ツアーを敢行し、2012年にはラスベガスでの常設演目も上演が決定しているといいます。

経費および利益は両者が折半し、MJ側にはさらに楽曲使用料が支払われることになり、その額はかなりのものになるはずです。

昨年6月25日のMJ急逝からまだ1年未満というのに、映画 『This Is It!』、ソニーとのレコード契約、今回のシルク・ドゥ・ソレイユとのコラボ・・・すでに大型契約が3件も。

故マイケル・ジャクソンの経済効果、すごいものがあります。
■編集後記

マイケルジャクソンのCDが何枚か車のHDDにコピーされてましてよく聴いています。
人生でこれほどまでにMJを聞き込んだことはかつてなかったです。不思議なものですね。。
うちの子供の小学校ではスリラーを音楽の時間にみんなで英語で歌っているそうです。。
おそらくよく意味わからずに歌っている可能性高いですが(笑)

(裏)昨日の極寒ゴルフ、寒すぎ。。
もうGW間近だというのに。。(汗)


女子ゴルフ、世界ランキング1位のオチョアが引退

World Number One Ochoa Retires from Golf

World number one female golfer Lorena Ochoa, the 28-year-old Mexican, announced on Tuesday that she will hang up her golf clubs.

■チェック!

・retire from ~から引退する
・hang up ~をかける、つるす

■対訳

「女子ゴルフ、世界ランキング1位のオチョアが引退」

28歳のメキシコ人で、女子ゴルフ世界ランキング1位のロレーナ・オチョア選手が火曜日に、ゴルフクラブを置いて引退することを発表した。

■訳出のポイント

retire は 「引退する」 「退職する」 などの意味でよく知られる動詞。

通常 retire from ~ 「~から引退する」 「~を辞める」 という形で使われます。

そこで、retire from golf で 「ゴルフを辞める」 →「プロゴルフから引退する」 ということです。

hang up は様々な意味で使われる句動詞ですが、ここでは 「~を掛ける」「~のつるす」 という意味がベースとなっています。

もともとは、hang up one’s hat という表現で「帽子を(帽子掛けに)かける」 → 「くつろぐ」 → 「引退する」の意味で使われるもの。

あるいは、hang up one’s boots といっても同じ意味になります。
こちらは、直訳すると 「ブーツを掛ける」 ですが、これは「(もう履かないので) ブーツをしまう」 ということで、もともとはカウボーイの引退を意味したともいわれます。

ここから、boots の代わりに、特定の服や物などを用いて、それから連想される長年続けてきた活動(とくにスポーツ)をやめる、すなわち 「引退する」 という表現になっています。

He hanged up his boxing gloves. 「彼はボクシングをやめた」という具合です。

そして、今日の記事は女子プロゴルフのオチョア選手の引退ですから、boots の代わりに golf clubs を使って、 hang up her golf clubs で「(ゴルフから)引退する」 という言い方になっています。

2001年にアマチュアとして米ツアーデビューを果たし、2003年のプロ転向後は3年連続賞金女王を獲得したオチョア選手。

2007年全英女子オープン、2008年クラフト・ナビスコ選手権のメジャー2勝を含め通算27勝を挙げていました。

引退の理由については明らかにしていませんが、昨年12月にスポンサーのひとつである航空会社アエロメヒコ幹部の男性と結婚したことから、家族との生活を優先させるためともいわれています。

■編集後記

オチョアはまだ28歳。
ゴルフという選手生命の長いスポーツで、この年での引退というのは考えられません。
オチョアは2006年から8年まで3年連続賞金王に輝き、昨年も3勝をあげ賞金ランクは4位だったのです。
今シーズンは4試合に出てトップ10フィニッシュは1回、それも4位と、例年からすると不調ですが、それでもまだまだ賞金王を狙える実力をもった選手です。
ドライバーはめちゃくちゃ飛びます。
もうあのスイングが見られないと思うと残念です。。

(裏)今日は会社主催のコンペです。
優勝を狙います!


航空業界団体が飛行禁止令の解除を要求

Airline Association Pushes for Lifting Flight Bans

Airline industry association IATA called for an urgent review of flight bans on Monday, five days after ash clouds from an Icelandic volcano eruption paralyzed European airspace.

■チェック!

・airline (industry) association  航空業界団体
・push for  ~を要求する
・lift flight bans  飛行禁止令を解除する
・urgent review  早急の見直し
・ash cloud  火山灰雲
・volcano eruption  火山噴火
・paralyze  麻痺させる

■対訳

「航空業界団体が飛行禁止令の解除を要求」

アイスランドの火山噴火による火山灰雲で欧州空域が麻痺状態に陥ってから5日後の月曜日、航空業界団体のIATA(国際航空運送協会)が飛行禁止令を早急に見直すよう求めた。

■訳出のポイント

ban は英字新聞頻出の重要名詞で 「禁止(令)」 の意。

flight ban で 「飛行禁止(令)」です。

また、lift a ban で 「禁止を解く」 「禁止令を解除する」 という言い方になります。

対になる impose a ban 「禁止する」「禁止令を発する」 とペアで確認しておきましょう。

push for ~ は 「~を強く求める」 「~を要求する」 という句動詞です。

本文で使われている call for ~ も同じようなニュアンスで使われ、「~を(強く)呼びかける」 → 「~を要求する」 という表現になっています。

IATA は International Air Transport Association の略で「国際航空運送協会」 という団体の名称です。

paralyze は 「~を麻痺させる」 「~をしびれさせる」 という動詞。

したがって、文後半の ash clouds from an Icelandic volcano eruption paralyzed European airspace の部分は「アイスランドの火山噴火による火山灰雲が欧州空域を麻痺させた」→「アイスランドの火山噴火による火山灰雲で欧州空域が麻痺状態に陥った」 ということです。

14日に噴火したアイスランドの火山の火山灰の影響で、欧州国西部の空域で飛行禁止措置が取られ、空路は麻痺状態です。

IATAでは、今回の運航停止によって航空会社は1日あたり約2億ドルの損失を被ると試算。

このまま欠航や空港閉鎖が続けば、欧州しいては世界経済に与える影響も懸念されそうです。

■編集後記

今日の記事の騒動ですが、前回のチリ地震(2月27日)の翌日、東京マラソンがあった日、日本でも津波が来ると大騒ぎしましたね。。
イベントを中止したり、住民を避難させたり。
で翌日になってあれは騒ぎすぎたのではないか、と批判する人たちが出ましたが、似てますね。。
(裏)ポカポカ陽気の春だ!と思った次の日どんよりと冷え込む。
の繰り返し。


中国、地震の死亡者が約1500人に

China’s Earthquake Toll Nears 1,500

President Hu Jintao visited the devastated area of Qinghai Province on Sunday, five days after a massive earthquake of magnitude 6.9 hit northwest China, as the death toll rose to nearly 1,500.

■チェック!

・(death) toll  死亡者数
・devastated area  被災地
・massive  大規模な

■対訳

「中国、地震の死亡者が約1500人に」

中国北西部で発生したマグニチュード6.9の大型地震から5日後の日曜日、胡錦涛国家主席が被災地の青海省を訪れる一方で、死者の数は約1500人に達した。

■訳出のポイント

death toll は災害関連の記事で頻出の表現で 「死亡者数」 「犠牲者数」 です。

toll だけでの同じ意味で使われるので、あわせて確認しておきましょう。

near は 「近い」 という基本的な形容詞ですが、動詞で 「近づく」 「接近する」の意味にもなります。

そこで、今日のタイトル China’s Earthquake Toll Nears 1,500 を直訳すると 「中国の地震の犠牲者数が1500に近づく」 →「中国、地震の死亡者が約1500人に」 ということです。

devastate は 「破壊する」 「打撃を与える」 という動詞で、その過去分詞から派生した形容詞 devastated は 「破壊された」 「打ちのめされた」「打撃を受けた」。

そこで devastated area は 「打撃を受けた地域」 です。

主に “災害で大きな打撃を受けた地域” → 「被災地」 という意味で使われます。

province は 「州」 「省」 などの行政区分にあたる単語です。

ここでは中国の 「~省」 にあたる英語として登場しているので、Qinghai Province で 「青海省」。

今回の大地震の被災地は青海省王樹県で、チベット民族の自治州です。

胡錦涛国家主席が南米訪問を急きょ切り上げ、被災者慰問と救援活動陣頭指揮のため被災地入りをしたというニュースですが、中国共産党指導部が被災地支援に積極的に取り組む姿勢をアピールし、チベット族を中心とする少数民族の不満を押さえる狙いもあるようです。

一方、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は、亡命先のインドで”なるべく早く正式なルートで被災地を訪問したい” という希望を表明しています。

■編集後記

2010年、すでに
1月12日 ハイチ M7.0

その46日後、

2月27日 チリ  M8.8

さらにその46日後、

4月14日 中国  M7.1

つまり過去2回の大地震はハイチ地震を起点とすると正確に46日後に起きています。

すると次は。。
5月30日。。

(裏)季節はずれの雪、巨大地震、大噴火。。
なんか世界の終わりのイメージ。


シャープ、携帯機器向けの3D液晶ディスプレイパネルの生産へ

Sharp to Produce 3D LCD Panels for Mobile Gear

Sharp said it plans this year on producing advanced 3D displays for cellphones and other mobile devices, which doesn’t require the use of special glasses.

■チェック!

・LCD panel  液晶ディスプレイパネル
・mobile gear (devices)  モバイル(携帯)機器
・advanced  進化した
・require  ~を必要とする

■対訳

「シャープ、携帯機器向けの3D液晶ディスプレイパネルの生産へ」

シャープは今年、特殊なメガネの使用を必要としない、携帯電話やその他のモバイル機器向けの進化した3D液晶ディスプレイの生産を予定している。

■訳出のポイント

mobile は 「動きやすい」 「可動性の」 「携帯の」 という形容詞。

ここから mobile phone というと 「携帯電話」 ですが、米国では主にcellphone が使われるので、両方セットで覚えておくようにしましょう。

gear はもともと 「歯車」 「ギア」 を意味する名詞ですが、「~装置」 「~道具」 「~機器」 という使い方もよくされます。

たとえば camping gear だと 「キャンプ用品(一式)」、fishing gear は「釣り具」、rain gear で 「雨具」 といった具合です。

今日の場合は mobile gear で 「モバイル(携帯)機器」 になります。

また、本文では mobile devices が使われていますが、こちらも意味は同じで、携帯電話・デジタルカメラなどを含む 「携帯機器」 ということです。

require は 「~を必要とする」 「~を求める」 という動詞。

which doesn’t require the use of special glasses の部分は「特殊なメガネの使用を必要としない(3D液晶ディスプレイ)」 です。

シャープが、専用のメガネをかけずに裸眼で3D(立体)映像が見られる小型液晶ディスプレイを進化させ、今年中に量産に入るというニュース。

携帯電話やデジタルカメラ、さらに年内発売予定の3D対応の携帯型ゲーム機 「ニンテンドー3DS」 にも採用されるようです。

また、シャープは2002年から3D液晶の携帯電話を数種発表してきましたが、今回はタッチパネル式に加え、画面を縦横どちらにしても3D表示できるなど、さらに進化した (advanced) 液晶となっています。

■編集後記

3Dテレビが人気なようですが、あのメガネや、ブルーレイじゃないとダメだとか、いろいろ制約が多いみたいですね。
よく子供を連れて行く映画で3Dなどありますが、うーん、僕はそれほどすごいなぁ、自宅のテレビも3Dじゃなきゃ、とは思いません。。
だいいちメガネうざいし。
(裏)今晩関東に雪が降るかもって!
4月中旬よ。。
今。。
やっぱ異常気象?


マルチナ・ナブラチロワさんが乳がん

Martina Navratilova Has Breast Cancer

Legendary tennis player Martina Navratilova announced that she has been battling breast cancer, raising new awareness on the importance of early detection.

■チェック!

・breast cancer  乳がん
・legendary  伝説的な
・raise awareness  認識を高める
・importance of early detection  早期発見の重要性

■対訳

「マルチナ・ナブラチロワさんが乳がん」

伝説的なテニス選手のマルチナ・ナブラチロワさんが乳がんと闘っていることを告白し、早期発見の重要性に関する認識が改めて高まっている。

■訳出のポイント

legend は 「伝説」 「言い伝え」 あるいは 「伝説的人物」 という名詞。

legendary はこの legend から派生した形容詞なので 「伝説的な」 です。

人や事柄について 「伝説に残るほど有名な」 「伝説となるほど名高い」という意味で使われます。

battle は 「戦い」 「戦闘」 という名詞であると同時に動詞「(~と)戦う」 としても頻出です。

battle breast cancer で 「乳がんと戦う」 となります。

awareness は aware 「~に気付いている」 「~を知っている」という形容詞の名詞形で 「気付いていること」 → 「意識」 「認識」。

awareness on ~ あるいは awareness about ~ で 「~に関する意識」「~についての認識」 ということです。

また、raise は 「上げる」 「高くする」 という動詞なので、raise awareness で 「意識(認識)を高める」 になります。

detect は 「~を見つける」 「~に気付く」 という動詞で、その名詞形のdetection は 「発見」 「探知」 「検出」 などの意味で使われます。

early detection 「早期発見」 という表現として、そのまま覚えておくといいでしょう。

importance early detection で 「早期発見の重要性」 となります。

女子テニスで元世界ランキング1位、ウインブルドンでは7度優勝を果たしたマルチナ・ナブラチロワさん。

今年2月の定期検診で mammography 「マンモグラフィー(乳房X線検査)」を受けた際に、左乳房のがんが発見されました。

すでに、腫瘍摘出手術を受けたナブラチロワさんは、がんがごく早期段階で発見され、非侵襲性 noninvasive の腫瘍であることから、予後は非常に良好だと、米TV番組のインタビューで告白したというニュースです。

ナブラチロワさん(53歳)は、自身が忙しさを理由に毎年受けるべきマンモグラフィーを4年間受けていなかったといいます。

そして、「あと1年そのままにしていたら、どうなっていたか・・・」 と、乳がん早期発見の重要性をあらためて強調するメッセージを伝えました。
■編集後記

(裏)日替わりで春→冬→春→冬の繰り返し。
ドル円相場みたいです。


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