2010年12月 一覧

ソーラー航空機 『ゼファー』 の世界記録認定

Zephyr Solar Plane’s World Records Confirmed

The UK-built Zephyr unmanned solar-powered plane which completed two weeks of non-stop flight this July has been officially confirmed as a world’s record-breaker.

■チェック!

・solar(-powered) plane ソーラー(太陽電池)航空機
・unmanned 無人の
・non-stop flight  無着陸飛行
・record-breaker  記録を破る人→新記録更新者

■対訳

「ソーラー航空機 『ゼファー』 の世界記録認定」

今年7月に2週間連続無着陸飛行を達成した英国製の無人ソーラー航空機『ゼファー』 の新世界記録更新が正式に認定された。

■訳出のポイント

confirm は 「確かめる」 「確認する」 という意味の基本動詞。

正式に “確認して認める” すなわち 「承認する」 「認定する」 という意味合いでもしばしば使われるので注意しておきましょう。

solar-powered は 「太陽エネルギーを動力とする」 という形容詞。

つまり、「太陽電池で動く」 「ソーラー(式)の」 ということです。

そこで、solar(-powered) plane は太陽光を動力源として動く「ソーラー航空機」 です。

また、unmanned は 「無人の」 という形容詞なので、unmanned solar-powered plane で 「ソーラー無人航空機」 となります。

non-stop flight は 「止まらない飛行」、つまり 「無着陸(連続)飛行」。

英国の防衛機器キネティック QinetiQ 社製の Zephyr 『ゼファー』 は、全長22.5メートル、重量わずか50キログラム。

軍事偵察などの用途に設計された太陽光発電で飛ぶ超軽量の無人航空機です。

今年7月に米アリゾナ州の米軍ユマ性能試験場 Yuma Proving Ground を離陸し、14日と21分の連続飛行記録を達成しました。

今回は、その飛行記録が、国際航空連盟 The World Air Sports Federation (Federation Aeronautique Internationale: FAI) によって世界記録としての公式に認定されたというニュースです。

文の終わりの部分 has been officially confirmed as a world’s record-breaker を直訳すると「(ゼファーが)世界記録更新者として公式に認定された」 →「(ゼファーの)新世界記録が公式に認定された」ということになります。

14日間21分という記録は、2008年に同機が非公式で達成した82時間の無人連続飛行記録を大幅に更新するもので、キネティック社は「ゼファーが数日単位ではなく数ヶ月単位の持続的な監視能力を提供できることを証明した」 としています。

今後は、国防・安全保障だけでなく、地上観測や通信中継などの商業利用を含む、さまざまな用途への応用が期待されます。

■編集後記

飛行機までソーラーエネルギーで飛ばせるんですね。
それも14日間も。。
無人というのが少し不安ですが。。
近い将来、旅客機もソーラーエネルギーになるのでしょうか。
うーん、エコですね。
自動車が空を飛ぶ日も近い??
本日のメルマガが今年最後の配信となります。
次回は 2011年1月5日 より通常通り配信を再開いたします。

今年一年ありがとうございました。皆様、良いお年をお過ごし下さい。
来年もまた元気にお会いしましょう!

(裏)今日から家族旅行です!
楽しみ!


韓国、中国船員3人を釈放

South Korea Frees Three Chinese Shipmen

Three Chinese shipmen arrested after their fishing trawler allegedly struck a South Korean patrol ship intentionally were released and sent home on Saturday.

■チェック!

・fishing trawler  トロール漁船
・allegedly  ~だとされている
・intentionally  故意的に
・patrol ship  巡視艇、警備艇

■対訳

「韓国、中国船員3人を釈放」

トロール漁船を韓国の警備艇に故意的に衝突させたとして拘束されていた中国人船員3人が、土曜日に釈放され中国へ送還された。

■訳出のポイント

タイトルの free は本文では release で置き換えられていますが、「~を自由にする」 「~を開放する」 という動詞。

ここでは、逮捕・拘束されていた人を “自由にする”、すなわち「釈放する」 の意味になっています。

動詞 allege は、証明はできないが 「~真実だと断言する・主張する」という意味動詞です。

ここから受動態の be alleged ~ という形は、真偽のほどはわからないが 「~だといわれている」 という意味でよく使われます。
今日登場している allegedly は動詞 allege の過去分詞 alleged から派生した副詞で、やはり、真偽のほどはよくわからない事柄について「申し立てによると~である」 「伝えられるところでは~である」という表現として用いられます。

こういった場合、allegedly には疑い・非難のニュアンスが含まれますが、捜査・逮捕・公判などについて言及する際に、(確固とした証拠はないなど、真偽のほどは明らかではないので)報道における公正を期すために使われる語となっています。

したがってallegedly struck a South Korean patrol ship intentionally の部分は「(真偽ははっきりしていないが)韓国の警備艇に故意的に衝突させたと伝えられている」 →「韓国の警備艇に故意的に衝突させたとされる」 ということです。

send home の home は home country 「故国」 の意味で、直訳すると 「国へ送る」 「国へ帰す」。

ここでは、人を国へ 「送還する」 という意味になります。

今月18日、黄海の韓国の排他的経済水域 exclusive economic zone (=EEZ) で違法操業していた中国漁船が韓国の警備艇に体当たりして転覆し、漁船の乗組員1人が死亡、1人が行方不明になり、韓国の海洋警察官4人も負傷しました。

3人の船員は故意的に漁船をぶつけた容疑で身柄を拘束。

韓国側から事情聴取を受けていたことから、これに反発した中国と韓国間では外交問題に発展していました。

こうした背景から、韓国当局は今回の不起訴処分および釈放を決定したとみられます。

先の日本との間で起きた尖閣諸島沖事件といい、中国の “横着外交”が見え隠れする事件という気がしないでもありません。

■編集後記

尖閣諸島に続き、またもや中国漁船が暴力行為に及びました。
今回は、凶器を持って韓国の警察に向かってきて4人に怪我をさせました。
それが無罪放免となるとますます今後、中国漁船による暴力行為がエスカレートしそうです。
漁船の乗組員も外交問題に発展するから敵は俺たちに手は出せない、という認識になっているのでしょうか?
明日のメルマガで今年の配信を終了します。
来年は5日からです!

(裏)数年ぶりに腰痛が出て苦しんでます(汗)
年末年始ゴルフできるか??


フェイスブック創設者マーク・ザッカーバーグ氏、中国訪問

Facebook Founder Mark Zuckerberg Visits China

Facebook founder Mark Zuckerberg reportedly met with some of China’s top technology executives on his trip to Beijing this week, spurring speculations over the social networking site’s efforts to increase its presence in the “forbidden country”.

■チェック!

・reportedly  報道によれば
・spur speculations  憶測を呼ぶ
・increase one’s presence  存在感を増す→進出する
・forbidden  禁断の

■対訳

「フェイスブック創設者マーク・ザッカーバーグ氏、中国訪問」

ソーシャルネットワーキング・サイトのフェイスブック創設者マーク・ザッカーバーグ氏が今週の北京訪問で、中国の技術関連企業の幹部数人と会談したとの報道から、同社の『禁断の国』中国への進出試みをめぐっての憶測を呼んでいる。

■訳出のポイント

reportedly は 「報告する」 「報道する」 という動詞 report の過去分詞から派生した副詞で 「報道されたことによると」 → 「報道によると」「伝えられるところでは」。

It is reported that S V というべきところを S reportedly V というだけで 「報道によると~」 という言い方になるので、主に新聞用語としてよく使われる語になっています。

spur はもともと乗馬の際に馬にかける 「拍車」 を指す名詞です。

ここから、「(馬に)拍車をかける」 という動詞になり、さらに「(馬に拍車をかけて)急がせる」 → 「~を刺激する」 「~を促進する」という動詞としても使われます。

そこで、spur speculations で 「憶測を刺激(促進)する」 →「憶測を呼ぶ」 という表現になっています。

presence は 「存在していること」 「存在感」 という名詞。

increase one’s presence in ~ で 「~における存在感を高める」という言い方になります。

forbidden は 「禁じられた」 「禁断の」 という形容詞。

したがって forbidden country で 『禁断の国』。

これは、現在フェイスブックは中国では当局の検閲のために閲覧できないこと、さらに先に中国市場に参入したインターネット企業の Yahoo! や Google が失敗に終わっていることを指して、中国のことを(米系インターネット企業にとっての)『禁断の国』 と称しているものです。

フェイスブックが近々中国版サイトを正式にスタートするという噂は決して目新しいものではありません。

ザッカーバーグ氏の長年の恋人は中国系で、彼女の親戚を訪ねて何度も中国を訪問しています。

また、氏自身も長年中国語を勉強するなど、『禁断の国』 には大変に親近感を持っているそうです。

メディアのインタビューでは”How can you connect with the whole world if you leave 1.6 billion people out?”「16億人(=中国の人口)を仲間に入れず、どうやって全世界とつながるというのか?」という発言もしています。

■編集後記

日本と中国はFacebook未浸透国と言われています。
まあ日本は170万人のユーザーがいますが2000万人いると言われているツイッターに比較すればまだまだ少ないですね。
僕はツイッターとFacebookの両方を使っていますが、Facebookは実名顔出しが原則なので、ツイッターに比較してより濃い仲間を集めています。
来春、映画「Facebook」が公開されますのでFacebookブームに火がつくかが興味深いところです。
(裏)今日はクリスマスイブ。
家族で近所のレストランに行っていきます。


トヨタ、リコールめぐり追加制裁金 3240万ドル

Toyota to Pay $32.4M Extra Fines over Recalls

Toyota has agreed to pay 32.4 million dollars in fines over its handling of two auto recalls in the U.S., bringing total penalties levied on the world’s No.1 automaker to 48.8 million this year.

■チェック!

・fine (= penalty)  制裁金
・handling  対処、対応、処理
・levy  課す

■対訳

「トヨタ、リコールめぐり追加制裁金 3240万ドル」

世界1位の自動車メーカー、トヨタが、米国内での2件のリコールへの対応をめぐり3240万ドル(約27億円)の制裁金を支払うことで合意。
今年同社に課された制裁金の合計は4880万ドル(約41億円)となった。

■訳出のポイント

fine は 「よい」 「素晴らしい」 という形容詞がよく知られていますが、「罰金」 「制裁金」 という名詞としても頻出なので、こちらもしっかり確認しておきましょう。

今日の本文でも言い換えられているように、この場合 penalty とほぼ同義語になるわけです。

タイトルでは extra fines で 「追加制裁金」 となっています。

また、「~の罰金」 と罰金の金額を同時に表すときには、32.4 million dollars in fines という具合に金額の後ろに in fines がきます。

handle は 「ハンドル」 「取っ手」 という名詞であると同時に「操作する」 「対処する」 という動詞でもあります。

そこで動詞 handle の現在分詞が名詞化した handling は 「対処」「対応」 「処理」 といった意味で使われます。

levy は税金などを 「課す」 「取り立てる」 という動詞。

そこで、total penalties levied on the world’s No.1 automaker は「世界1位の自動車メーカー(=トヨタ)に課された合計の制裁金」。

また bring には 「(~の状態に)至らせる」 という意味があるので、bringing total penalties levied on the world’s No.1 automaker to 48.8 million this year を直訳すると「世界1位の自動車メーカーに課された合計の制裁金を今年は4880万ドルに至らせる」 →「今年トヨタにに課された制裁金の合計は4880万ドルになる」ということです。

トヨタは、この合意は 「米国での安全法規義務違反を認めたものではない」との声明を発表しています。

しかし、その一方では 「リコールの適時性(対応の遅れ)をめぐる問題が解決に至ったことを嬉しく思っている」 ということです。

2010年・・・トヨタにとっては長く苦しい1年だったことでしょう。
■編集後記

昨夜、プロゴルファー片山晋呉の講演会に参加。
彼が人前で講師となり話すなんてのは何年に1回あるかないかだそうですが、もう超感動。
涙あり笑いありで。。
片山プロとの2ショット写真はこちら。。
http://twitpic.com/3i88v3

(裏)うーん、片山プロ、話が上手すぎます。。
本当に上手い!!


朝鮮半島緊迫、国連安保理が緊急会合

UN Security Council Holds Emergency Meeting over Korea Tension

The United Nations Security Council held an emergency session on Sunday to discuss how to deal with escalating tensions on the Korean Peninsula.

■チェック!

・hold an emergency meeting (session)  緊急会合を開く
・deal with  ~ に対応する
・escalating tension  高まる緊張

■対訳

「朝鮮半島緊迫、国連安保理が緊急会合」

国連安全保障理事会は日曜日、緊迫する朝鮮半島情勢への対応を協議するため、緊急会合を開催した。

■訳出のポイント

emergency は 「緊急事態」 「非常事態」 という名詞。

そこで、 emergency meeting および emergency session は 「緊急会議」「緊急会合」 です。

また、 「緊急会合を開く」 という場合には、動詞 hold を用いることもあわせて確認しておきましょう。

deal は 「扱う」 「取引する」 などの意味でよく知られる動詞ですね。

句動詞 deal with ~ の形で 「~に対応する」 「~に対処する」 という頻出重要表現になるので、しっかりおぼえておきましょう。

「エスカレートする」 という言い方はすでに日本語にすっかり浸透していますが、その語源である英語の escalate はもともとは「エスカレーターで上がる」 という動詞。

ここから、費用・割合・量などが 「段階的に上昇(増大)する」、あるいは争い・問題などが 「激化する」 「悪化する」 という意味で用いられるようになっています。

日本語の 「エスカレートする」 は最後の 「激化(悪化)する」 に近いものとなっています。

さて、今日登場している escalating はこの動詞 escalate の現在分詞からできた形容詞で、 「上昇する」 → 「高まる」ということです。

したがって to discuss how to deal with escalating tensions on the Korean Peninsula の部分は「朝鮮半島で高まる緊張にどう対応するかを協議するために」 となります。

対訳では、 「緊迫する朝鮮半島情勢への対応を協議するため」 とややシンプルに意訳しています。

北朝鮮の砲撃を受けた延坪島での射撃訓練を韓国軍が予定しているのに対して、北が軍事的対抗措置を警告するなど、戦闘再発の危険性が懸念され、朝鮮半島は緊迫した情勢になっています。

そんな中、ロシアの要請により国連安保理が緊急会合を開催したというニュースです。

緊急会合では、ロシアは韓国に対して射撃訓練中止を求め、南北双方に緊張緩和を促す安保理声明発表を提案。

一方で英国は、韓国延坪島を砲撃した北朝鮮を非難する声明案を回付しました。
ロシア案を支持する中国と英国案につく日米仏の間の議論は平行線をたどっているようで、合意までには時間がかかるといわれています。
■編集後記

韓国では戦争を想定した避難訓練までされているようです。
しかも全国民規模だというからすごいです。
これは民防衛(民間人による軍事避難訓練)と呼ばれるそうで、35年ぶりとのこと。
ただ郊外の一般家庭ではサイレンが聞こえなかったなどで、避難しなかった人も多かったそうです。
しかし徴兵制もある韓国と、北朝鮮がもし戦争状態になったら、とすぐ海のむこうだけにぞっとします。
村上龍の「海の向こうで戦争が始まる」を思い出しました。。
(裏)今日も寒いですね。。
夜は高輪で片山晋呉のトークショーです。


ラリー・キング氏、CNNトーク番組終了、25年の歴史に幕

Larry King Signs off CNN Talk Show After 25 Years

Veteran U.S. broadcaster Larry King hosted the final edition of his long-running talk show “Larry King Live” on Thursday after 25 years with the Cable News Network.

■チェック!

・sign off  放送 (番組) を終える
・broadcaster  アナウンサー、放送人、ブロードキャスター
・long-running talk show  長寿トーク番組

■対訳

「ラリー・キング氏、CNNトーク番組終了、25年の歴史に幕」

米国のベテラン・アナウンサー、ラリー・キング氏が木曜日、長寿トーク番組 『ラリー・キング・ライブ』 のホストとして最終回を迎え、CNNでの25年の歴史に幕を下ろした。

■訳出のポイント

sign off は口語で 「仕事を終える」 という意味の句動詞。

ここから、放送用語で 「番組を終える」 「放送を終える」 という意味で使われています。

そこで、タイトルの Larry King signs off CNN talk show は「ラリー・キング氏がCNNのトーク番組を終了する」 となります。

そして、その後ろにきている after 25 years は直訳すると「25年後に」 ですが、つまり、 「番組が始まって25年後に」 の意で、対訳では 「25年の歴史に幕」 としています。

broadcaster は broadcast 「放送する」 の後ろに 「~する人」というおなじみの接尾辞がついたもので、 「放送する人」 →「放送人」 「アナウンサー」 ということです。

long-running は 「長時間続いている」 「長年継続している」という形容詞。

long-running program あるいは long-running show で、テレビなどの 「長寿番組」 となります。

そこで、long-running talk show で 「長寿トーク番組」ということです。

そうすると、Larry King hosted the final edition of his long-running talk show の部分をそのまま訳すと「ラリー・キング氏が長寿トーク番組の最終回で司会をした」。

対訳ではこれを意訳して「ラリー・キング氏が長寿トーク番組のホストとして最終回を迎えた」としています。

Cable News Network は、日本人でも誰でも知っている CNN の正式名。

言わずと知れた世界中のニュースを24時間報道しているニュース専門のケーブル・テレビ局です。

そのCNNの看板番組のひとつとして放送されてきたトーク番組 Larry King Live が、25年間の幕を下ろしたというニュースです。

キング氏はロサンゼルスのスタジオに歴代米大統領をはじめとする各国政財界の要人たち、芸能人や事件の当事者たちまで、あらゆる人々を招き、インタビューをしてきました。

サスペンダーとシャツの袖をまくりあげた姿がトレードマークで、時に無遠慮な質問をぶつけてゲストの本音を引き出すことで知られています。

最終回には、オバマ大統領からのビデオメッセージが届いたほか、クリントン元大統領が衛星中継で登場したり、と大物ゲストたちが番組終了を惜しみました。

また、カリフォルニア州のシュワルツネッガー知事も登場し、同州ではこの日(12月16日)を “Larry King Day” とすることを宣言したそうです。

■編集後記

91年から93年まで僕は米国の大学院に留学していましたが、すでにこの放送を現地で見てました。
そのラリーキング氏も77歳。
でも25年間生放送を続けるというのはとんでもないことです。
ギネスブックにも掲載されています。
日本のトヨタ自動車の社長や俳優の渡辺謙さんも出演しています。

英語を社内公用語にした楽天、三木谷社長曰く、「もう英語は必要条件。読み書きそろばんのそろばんと同じ。その意味で英語がしゃべれない社員は問題外。2年後に英語がしゃべれない執行役はみんなクビです。部長以下の社員についても業務進行上の支障があれ降格せざるをえない」と発言しています。

賛否両論もありますが、第2言語を学ぶこと、とりわけ世界の標準語である英語を学ぶことは、絶対、人生においてプラスになります。
(裏)明日はプロゴルファーの片山晋呉と会ってきます。


国連安保理、対イラク制裁解除へ

U.N. Security Council to Lift Key Sanctions on Iraq

The United Nations Security Council voted on Wednesday to lift key sanctions on Iraq, a huge step to restore the international standing after Saddam Hussein invaded Kuwait in 1990.

■チェック!

・United Nations Security Council  国連安全保障理事会
・vote to ~することを投票で決定する→決議する
・lift sanctions  制裁を解除する
・international standing  国際的立場、地位
・invade  侵攻する

■対訳

「国連安保理、対イラク制裁解除へ」

国連安全保障理事会は水曜日、イラクに対する主要な制裁の解除を決議した。
1990年のサダム・フセインによるクウェート侵攻によって失ったイラクの国際的地位回復へ向けての大きな一歩だ。

■訳出のポイント

sanction は英字新聞頻出の重要語のひとつで 「制裁(措置)」。

今日登場している lift sanctions 「制裁を解除する」 は、impose sanctions 「制裁を課す」 とペアでおぼえておきたい表現です。

また 「~に対する制裁」 というときには、前置詞 on か against を用いるという点も押さえておきましょう。

key は誰でも知っている 「鍵」 という名詞ですが、日本語でも”キーポイント” などというように、「要所」 「重要点(物・人)」という意味にもなります。

そして、ここから 「重要な」 「キーポイントになる」 「主要な」という形容詞としてもよく使われるので、確認しておきましょう。

よって key sanctions は 「主要な制裁(措置)」 で、lift key sanctions on Iraq だと 「イラクに対する主要な制裁を解除する」ということです。

動詞 vote は 「投票する」。

vote to ~ で 「~するよう投票する」 → 「~することを投票で決める」「~することを決議する」 という言い方になります。

ここでは、間に on Wednesday がはさまっていますが、形としては同じです。

voted (on Wednesday) to lift key sanctions on Iraq で「イラクに対する主要な制裁を解除することを決議した」 →「イラクに対する主要な制裁の解除を決議した」 です。

standing はおなじみの動詞 stand 「立つ」 の現在分詞が名詞化したもの。

したがって、もともとの意味は 「立っていること」。

ここから、「立っている場所」 → 「地位」 「立場」 「身分」、あるいは 「名声」 「評判」 などの意味で使われます。

the nation’s international standing で「その国(=イラク)の国際的地位」 ということです。

今回の決議には、石油と食糧を交換する制度の廃止、大量破壊兵器関連の制裁解除などが含まれています。

これによって、イラクは石油を売って外貨を稼ぐことが可能になりますし、軍事目的ではなく、民間で用いる電力供給などを目的とする平和的原子力開発 「民用核計画」 civilian nuclear program も可能となるわけです。
■編集後記

イラクがクエート侵攻をし、併合したのは1990年で、まさにその後の湾岸戦争の幕を開いたわけです。
多くの死傷者を出し、そして2001年の911につながっていきます。
それから米国によるフセイン狩りと処刑。
この間、日本では平和を享受していましたが、中東では血が血を洗う暗黒の時代だったわけですね。
(裏)今日は今週最後の忘年会。
あんこう鍋を食べられるか!?


松井秀喜、アスレチックスと1年契約

Hideki Matsui Signs One-year Contract with Athletics

The Oakland Athletics and free agent slugger Hideki Matsui finalized a $4.25 million, one-year contract on Tuesday.

■チェック!

・sign (a) contract  契約を結ぶ
・slugger  スラッガー(強打者)
・finalize まとめる

■対訳

「松井秀喜、アスレチックスと1年契約」

オークランド・アスレチックスとフリーエージェントのスラッガー松井秀喜選手が火曜日、425万ドル(約3億5700万円)の1年契約で合意した。

■訳出のポイント

sign は 「サインする」 「署名する」 という動詞。

ここから、sign a contract で 「契約(書)にサインする」 → 「契約を結ぶ」という言い方になります。

ここでは sign (a) one-year contract で 「1年契約を結ぶ」 ですが、タイトルなので冠詞 a が省略されているわけです。

また、contract with ~ は 「~との契約」なので、signs (a) one-year contract with Athletics で 「アスレチックスと1年契約を結ぶ」ということです。

通常 FA と略される free agent は、日本語でも 「フリーエージェント」で定着していますが、「自由契約選手」 ともいわれます。

slug は 「強打する」 「殴る」 という動詞で、野球用語としても「強打する」 の意で用いられます。

そこで、slugger は 「強打する人」 → 「強打者」 ということです。

ただ、「スラッガー」 という日本語も一般的に使われるので、今日の対訳では free agent slugger はそのまま「フリーエージェントのスラッガー」 としています。

finalize は 「最後の」 「最終の」 「確定的な」 という形容詞final から派生した動詞で、「終わらせる」 「完結させる」 の意。

ここから、交渉・取り決めなどを 「まとめる」 「決着をつける」 という場合によく使われる語となっています。

したがって、finalize a contract も 「(これまで交渉してきた)契約をまとめる」 → 「契約がまとまる」 「契約が合意に至る」 という表現になります。

来季はメジャー9年目になる松井選手。

ヤンキース、エンゼルスを経てフリーエージェントとなった松井選手のメジャー3チーム目所属球団がオークランド・アスレチックスに決定した、という話題です。

アスレチックスはワールドシリーズを9度制している名門チームです。

近年は低迷が続いていましたが、今季は地区2位と健闘。

来季は松井選手が中軸となって活躍することが期待されます。

■編集後記

カリフォルニア州、オークランドは西海岸の港湾地域で、かつて日本移民が渡った土地でもあるそうです。
オークランドは全米でも凶悪犯罪の発生率が高い都市だそうです。
松井選手、身辺に気をつけてください!
(裏)今週もあと2日です。
あっという間に12月も折り返し。。


台湾の捜査官、高額なジグゾーパズルを解決

Taiwan Investigator Solves Expensive Jigsaw Puzzle

A Taiwan forensic scientist helped a man recover 200,000 Taiwan dollars (6,600 US dollars) in two hundred NT$1,000 bills that he accidentally shredded, putting all pieces together in just seven days.

■チェック!

・investigator  捜査官
・forensic scientist  科学捜査官
・recover  元の状態に戻す→復元する
・bill  紙幣
・accidentally  誤って

■対訳

「台湾の捜査官、高額なジグゾーパズルを解決」

台湾の科学捜査官が、1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を誤ってシュレッダーにかけてしまった男性のために、わずか7日で断片を継ぎ合わせて、復元した。

■訳出のポイント

solve a jigsaw puzzle で 「ジグゾーパズルを解く」 という言い方。

今日のタイトルでは、シュレッダーにかけた計20万台湾ドルの紙幣をつなぎあわせたことを、solve expensive jigsaw puzzle 「高価なジグゾーパズルを解いた」 と表現しているわけです。

forensic は 「法医学の」 「犯罪科学の」 あるいは 「犯罪の科学捜査の」という形容詞。

forensic science で警察などの 「科学捜査」 の意味になり、したがってforensic scientist は 「科学捜査官」 です。

recover は 「もとの状態に戻す」 という意味の動詞。

ここから、「回復させる」 「再生させる」 といった意味合いで使われます。

今日の場合は、ズタズタに引き裂かれた紙幣を 「もとの状態に戻す」→ 「復元する」 ということです。

accident というと「事故」の意味でもっとも知られていますが、広義に 「不測の出来事」 を意味し、日本語の 「偶然」 「ハプニング」に当たるような語としても使われます。

そこで、副詞形の accidentally も 「偶然に」 「うっかりして」 などの意味となり、しばしば(”意図的に” に相対する意味で)「誤って」というニュアンスになります。

ここでも、accidentally shredded で 「誤ってシュレッダーにかけた」ということです。

NT$ は New Taiwan dollar の略で日本語では 「台湾ドル」。

今日の主文にあたる A Taiwan forensic scientist helped a man recover 200,000 Taiwan dollars (6,600 US dollars) in two hundred NT$1,000 bills that he accidentally shredded を直訳すると・・・「台湾の科学捜査官が、誤ってシュレッダーにかけられた1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を男性が復元するのを助けた」となります。

しかし、当然ながら実際に復元したのは科学捜査官なので、このあたりを踏まえ、また日本語訳としても自然なものにするために、対訳では「台湾の科学捜査官が、1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を、誤ってシュレッダーにかけてしまった男性のために復元した」としています。

put together は「組み立てる」「つなぎ合わせる」という句動詞。

そこで、put the pieces together で「部分・断片などをつなぎ合わせる」という言い方になります。

ここでは、pieces とは、シュレッダーでズタズタになった紙片の断片のことなので、「断片を継ぎ合わせる」 ということです。

台湾でプラスチック工場を経営するこの男性、1000台湾ドル札200枚が入ったバッグを誤ってシュレッダーに投入してしまいました。

台湾の法務部(日本の法務省にあたる)では破損した紙幣の復元サービスを行っており、男性が依頼したところ、30年の経験を持つベテラン科学捜査官が7日間ですべてを復元した、ということです。

台湾法務部にはこういった依頼が年間約250件も寄せられるそうです。

■編集後記

断片は何ピースあったんでしょう。。
ちょっと考えられないニュースですね。
その科学捜査官の情熱にアッパレです。。
が、こんな仕事までしているとは幅広いですね。
日本はこのようなケースの場合、誰がやるのでしょうかね。。
(裏)今晩から寒くなるそうです。
健康管理が最重要です。


中国のインフレ、11月は5.1%に上昇

China’s Inflation Jumps to 5.1% in November

China said that the country’s consumer price index rose to a 28-month high of 5.1 percent in November, sparking concerns about new interest rate hikes.

■チェック!

・consumer price index  消費者物価指数
・spark concerns  懸念を高める
・interest rate hikes  金利の引き上げ

■対訳

「中国のインフレ、11月は5.1%に上昇」

中国が、11月の消費者物価指数は5.1%上昇で28ヶ月ぶりの高水準だと発表し、新たな金利引き上げへの懸念が高まっている。

■訳出のポイント

jump は 「跳ぶ」 「跳びはねる」 という意味でよく知られる基本動詞。

ここから、数量や価格などが「跳ね上がる」→「(急)上昇する」の意味でもしばしば使われます。

そこで、jump to ~ で 「~まで上昇する」 「上昇して~に達する」という言い方です。

consumer price index は 「消費者物価指数」で、CPI といわれることも多いのであわせて覚えておきましょう。

high は通常は 「高い」 という形容詞として知られていますが、今日の場合は名詞で 「高値」。

a-28-month high で 「28ヶ月ぶりの高値」 ということです。

spark はもともと燃焼や摩擦で起こる 「火花」 「火の粉」 という名詞です。

ここから、「~への導火線となる」 「~の引き金となる」 →「~を引き起こす」 という動詞としても使われます。

今日の場合は、 spark concerns で 「懸念の引き金となる」「懸念を引き起こす」 → 「懸念を高める」 の意味になっています。

そして何の懸念かというと、concerns about new interest rate hikes なので 「新たな金利引き上げに対する懸念」 ということです。

中国共産党は10月に利上げを実行したばかり、という経緯を踏まえるとnew interest rate hikes の new は、その10月の利上げに加えての”さらなる” あるいは “新たな” 金利引き上げを指していることがわかりやすくなります。

中国の動向が世界経済に与える影響の大きさは、いまや誰もが認めざるを得ません。

中国国家統計局が発表した11月のCPIは前年同月比で5.1%上昇と、2008年7月の6.3%に次ぐ28ヶ月ぶりの高水準。

これによって、中央銀行である中国人民銀行はインフレへの警戒をより強めるだろうと思われ、史上では10月に続く追加金利引き上げを巡る憶測が広がっている、というニュースです。

■編集後記

中国は都市部での住宅価格が3ヶ月連続で上昇し、不動産バブルが懸念されています。
金融当局は利上げに踏み切っていますが、米国が追加緩和に踏み出しているので、この金利差に目をつけて米国を始めとする他の国からの投機マネー流入がさらに物価を押し上げるのではないかという意見もあります。
(裏)鍋焼きうどんという選択肢があったか!


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