2011年02月 一覧

上海、『1世帯1犬』 政策を可決

Shanghai Adopts “One-dog Policy”

The city of Shanghai, which already follows China’s one-child policy, has adopted a one-dog policy that would allow each household to have only one canine.

■チェック!

・adopt  可決する
・one-child policy  一人っ子政策
・household  世帯
・canine  犬、イヌ科の動物

■対訳

「上海、『1世帯1犬』 政策を可決」

すでに中国の一人っ子政策に従っている上海市が、各世帯に犬を1匹だけ飼うことを許す1世帯1犬政策を可決した。

■訳出のポイント

adopt は “複数の選択肢から選んで” 「採用する」 「導入する」 という動詞。

ここから、投票により議案などを 「採択する」 「可決する」 といった意味でもよく使われます。

ここでは policy 「政策」 の話なので、「可決する」 という訳になります。

follow は Please follow me. 「ついて来てください」 のように、「~の後について行く」 などの意味でおなじみの動詞。

今日の場合は、 You must follow the rules. 「規則には従わねばならない」のように 「~に従う」 の意味で登場しています。

allow は 「許す」 「許可する」 という動詞で、通常は allow 人 to V の形で「人がVするのを許す」 という言い方になります。

そこで、allow each household to have only one canine の部分は「各世帯が1匹だけの犬を飼うことを許す」 →「各世帯に犬を1匹だけ飼うことを許す」 ということです。

上海ではペット犬が急増し、むやみに吠える、路上に排泄物を残す、人を噛むなど都市環境を害しているとの判断から、今回この『1世帯1犬』 条例が可決され、5月15日から実施される予定ということです。

中国では愛玩犬を飼育する場合、当局に登録することが義務付けられていますが、地元紙によると上海市民が飼っているペット犬の数は登録されている20万匹の4倍に達しているといいます。

新政策が施行されると上海で60万匹以上の犬が “無許可犬” となる状況で、その処理や条例の実効性については今後論争が起こりそうな気配です。
■編集後記

すでに2匹以上飼育している家庭は飼育を認めるそうです。
また、子供を生んだ場合、3ヶ月以内に里親をみつけるか市で募集している里親に預けなくてはいけない、とのこと。
ちなみに我が家では2匹の犬を飼っています。
チワワです。
(裏)週末は暖かかったですが、また冬に逆戻りでしょうか。
春はまだ遠いか。


携帯電話が脳細胞活動に影響

Cell Phones Affect Brain Cell Activity

A study by the National Institutes of Health in the U.S. revealed that spending 50 minutes with a cell phone plastered to your ear increased brain cell activity in the part closest to the antenna.

■チェック!

・cell phone  携帯電話
・brain cell activity  脳細胞活動
・National Institutes of Health  (米国)国立衛生研究所
・plaster  貼る→(ぴったりと)当てる

■対訳

「携帯電話が脳細胞活動に影響」

アメリカ国立衛生研究所による研究で、50分間携帯電話を耳に当てていると、アンテナに最も近い部分の脳細胞活動が増加することが明らかになった。

■訳出のポイント

「携帯電話」 は、米語では cellular (tele)phone、略して cell phone が最も一般的です。

その一方で、英国系の国々では mobile phone が使われることが多いので、両方確認しておきましょう。

plaster はもともと 「しっくい」 「壁土」 「プラスター」 という名詞で、ここから 「石膏」 や骨折したときに固定するために用いる「硬膏(こうこう)」 の意味にもなります。

plaster cast というと骨折のときに固めてつける 「ギブス包帯」 のことです。

そして、動詞だと腕や脚に 「ギブスをはめる(当てる、つける)」 という意味になるわけです。

ここでは、a cell phone plastered to your ear で「携帯電話を耳に貼り付けた携帯電話」 → 「耳にあてた携帯電話」ということです。

ちなみに、to your ear の your は文字通り 「あなたの耳」 と訳すと不自然になるので注意しましょう。

第二人称代名詞の You は 「あなた」 「君」 という意味の他に、”一般人” を指して使われるということです。

ですから、ここでも 「あなたの耳」 という特定の耳を指しているのではなく、一般論として 「耳にあてる」 ということを意味しているわけです。

したがって、spending 50 minutes with a cell phone plastered to your ear increased brain cell activity の部分は直訳すると「耳にあてた携帯電話とともに50分過ごすことが脳細胞活動を増加させた」→ 「50分間携帯電話を耳に当てていると脳細胞活動が増加した」となります。

この研究では健康な成人47人を対象に、携帯電話を頭部に当て、スイッチを入れて50分間通話状態にした場合と、スイッチを切っていた場合を比較しました。

その結果、スイッチを入れて電磁波を発生させた場合のみ、電話のアンテナに近い部分で明らかに脳の活動レベルが上がることが分かりました。

ただし、携帯電話の電磁波によって人工的に脳細胞の活動を活発にさせることが健康に悪いかどうかは不明であり、さらなる研究が必要ということです。

■編集後記

携帯電話の電磁波が脳に与える影響については一時話題になりました。
海外では脳腫瘍になったとして訴訟まで起きたとか。
僕は依然、この電磁波カットシール(携帯に貼り付けるやつ)をネットで大量に売ったことがあるのですが、売りすぎてメーカーからもう売らないでください、と言われたことがあります(汗)
(裏)今赤坂の気温は18度くらい。
春がきたみたいです!!
でも夜は寒い?


ニュージーランド地震、死者増大

New Zealand Earthquake: Death Toll Rises

New Zealand Prime Minister John Key has declared a national state of emergency as the death toll from Tuesday’s magnitude 6.3 earthquake in Christchurch climbed to 75. More than 300 people, including 27 Japanese, are missing.

■チェック!

・declare  宣言する
・national state of emergency  国家非常事態
・missing  行方不明の

■対訳

「ニュージーランド地震、死者増大」

火曜日にクライストチャーチを襲ったマグニチュード6.3の地震で、死者が75人に達したのを受けて、ニュージーランドのジョン・キー首相が国家非常事態を宣言した。
行方不明者も、邦人27人を含む300人以上となっている。

■訳出のポイント

declare は de- (完全に)+ clare (明らかにする)という成り立ちの語で、「宣言する」 「言明する」 の意の動詞です。

英字新聞では、国家などが正式に 「~を宣言する」 「~を布告する」という文脈でよく登場します。

state はアメリカなどの 「州」 あるいは 「国家」 という名詞としてよく知られていますが、もともとは 「状態」 「状況」 「事態」 を意味する語です。

そこで state of emergency は文字通り 「緊急事態」 「非常事態」。

declare a national state of emergency で 「国家非常事態を宣言する」になります。

英字新聞でも最頻出重要表現である death toll は 「死亡者数」「犠牲者数」。

climb to ~ は 「~まで登る」 「~まで達する」 という言い方で、今日の場合は 「死亡者数が75人に達した」 という意味で使われています。

missing は 「~が欠ける」 「~がいない(ない)ことに気づく」という意味の動詞 miss の現在分詞が形容詞化した語。

そこで、人や物が 「あるべきところにいない(ない)」 「欠けている」「見当たらない」 という意味の形容詞になっています。

とくに、人が 「行方不明の」 という意味でよく登場するのでしっかりチェックしておきましょう。

したがって、今日の第2文を直訳すると「日本人27人を含む、300人以上が行方不明である」→「行方不明者も、邦人27人を含む300人以上となっている」。

ニュージーランド南島の最大都市クライストチャーチ付近を震源とする強い地震で、現在までに75人が死亡、300人以上が行方不明になっているニュース。

行方不明者の中には日本人27人の名前もあるということで、安否が心配されます。

ニュージーランドは太平洋プレートとインド・オーストラリアプレートという2つのプレート(岩板)の境界に位置し、日本と同様に地震が頻繁に起こる “地震国” です。

昨年9月にもマグニチュード7.0の大地震が発生しましたが、震源地がクライストチャーチから西へ44キロとやや離れていたため大きな被害を免れました。

今回は震源がクライストチャーチの南東約10キロでほぼ直下に近く、深さも前回より浅かったため、古い建物を中心に大きな被害が出ているようです。
■編集後記

倒壊したビルの下敷きになっていると思われる富山の外国語専門学校の生徒さんを始め、邦人、27名が依然不明。
本当に心配です。
そのような状況の中、与党民主党はリーダーシップをとるどころか松木農水政務官の辞表提出問題で内乱崩壊状態。
どういう神経してんのか、という感じ。
内閣支持率は16%。
民主党支持率は13%。
政界は暗雲立ち込めています。

(裏)今日からJIMAイベントです。
明日は200名を集めての講演。


パンダ、東京到着

Pandas Arrive in Tokyo

A pair of giant pandas from China arrived at Tokyo’s Ueno Zoo Monday night, as the Japanese public eagerly awaits the replacements for Ling Ling who died in April 2008.

■チェック!

・public 国民
・eagerly await  心待ちにする
・replacement  後継ぎ、後継者

■対訳

「パンダ、東京到着」

日本国民が2008年4月に亡くなったリンリンの後継ぎを待ち望む中、月曜夜に1対のパンダが東京の上野動物園に到着した。

■訳出のポイント

日本語でいう 「パンダ」 の正式名称は giant panda 「ジャイアントパンダ」 です。

ただし、英語でも日本語と同じように日常的には panda ともいいます。

public は 「公の」 という形容詞としてよく知られていますが、名詞で「国民」 「市民」 の意味でも頻出です。

そこで Japanese public で 「日本国民」 になります。

eagerly は eager 「熱心な」 「切望している」 という形容詞の副詞形で「熱心に」 「しきりに」 「熱望して」。

また await は 「~を待つ」 「~を待ち受ける」 という動詞。

基本的には wait for ~ と同じ意味ですが、より堅い語で「待ち構えている」 「待ち受けている」 といったニュアンスが強くなります。

したがって eagerly await ~で 「~を熱心に待ち受ける」 →「~を待ち望む」 「~を心待ちにしている」 という言い方です。

replacement は 「~の後を継ぐ」 「~に取って代わる」「~の後任となる」 という動詞 replace の名詞形で、「後継者」 「後継ぎ」 の意。

ここでは、2008年4月に亡くなったリンリンの後を継ぐパンダという意味で使われています。

そして replacements と複数形になっているのは、今回2頭のパンダがやってきたから、というわけです。

今回、上海からやってきたジャイアントパンダはオスのビーリー(比力 Bili ) とメスのシィエンニュ(仙女 Xiannu)。

ともに人間だと20歳くらいにあたる5歳ということです。

2頭は中国からの貸与で、東京都が年間7800万円を10年間に渡って、パンダ飼育の共同研究という名目で支払います。

「うえのパンダ歓迎実行委員会」では、動物園の年間入場者数は100万人以上の増加、パンダグッズや飲食代など来場者が落とすお金の二重三重効果を200億円超とみているそうです。

■編集後記

パンダ、2頭、10年で7億8千万円。高いと思ったがその経済効果が200億だから安い投資かもしれません。

週刊朝日で連載を書いてる荒井弥栄さんの

「元国際線キャビンアテンダントが教える
世界に通じるきれいな英会話 」

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(裏)あー、いい天気ですね。
このまま続けばいいですね。


ウィリアム王子の結婚式、1900人に招待状

1900 Invitations Sent for Prince William’s Wedding

Prince William and Kate Middleton have invited some 1900 guests to their wedding scheduled on April 29th, the Buckingham Palace announced.

■チェック!

・invitation  招待、招待状
・(be) scheduled 予定されている
・Buckingham Palace  バッキンガム宮殿→英国王室

■対訳

「ウィリアム王子の結婚式、1900人に招待状」

4月29日に予定されているウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式に約1900人のゲストが招待されている、と英王室が発表した。

■訳出のポイント

invitation は 「招待する」 「招く」 という動詞 invite の名詞形で「招待」 あるいは 「招待状」。

タイトルでは 1900 invitations (were) sent なので、「1900通の招待状が送られた」 ということです。

some は 「いくつかの」 「いくらかの」 「多少の」 などの意味で知られていますが、今日のように数字の前につけると 「約~」「およそ~」 の意味になります。

したがって have invited some 1900 guests で「約1900人のゲストを招待した」 です。

Buckingham Palace はもちろん英国王室の 「バッキンガム宮殿」。

しかし、 米大統領の官邸である White House がしばしば 「米政府」を指して用いられるように、Buckingham Palace も宮殿という建物そのものではなく、それに象徴される 「英国王室」 を意味して使われることもあるので、注意しておきましょう。

結婚式当日は午前11時からウェストミンスター寺院(定員2200人)で行われる挙式に、今回招待状を送られた約1900人が参列する見通しです。

英王室から50人余り、外国の王族40人余りのほか、各国の政府当局者や外交間ら200人余り、ウィリアム王子が支援する慈善団体からも80人前後が招かれるそうです。

挙式の後、王子とミドルトンさんは馬車に乗り、バッキンガム宮殿までパレードの予定。

果たしてこの日のロンドンでは、ちょうど30年前の故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚パレードのような熱狂的な盛り上がりが見られるのでしょうか?
■編集後記

故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式は1981年でしたからあれからもう30年が経つのですね。
英国ではチャールズ皇太子よりウィリアム王子のほうが人気があり、英国民の過半数が次期国王はウィリアム王子を推しているという。
結婚式は日テレが放映権を獲得したそうです。
(裏)今朝は久しぶりにいい天気です!
ウォーキングしてたら朝日がまぶしい!


リビアのデモ騒動、100人以上が死亡

Death Toll from Libya’s Unrest Tops 100

More than 100 people have been killed in Libya as protests against Colonel Qaddafi have escalated, the international campaign group Human Rights Watch reported.

■チェック!

・death toll  犠牲者数、死亡者
・unrest  (政治的)騒動
・Colonel  大佐
・International campaign group  国際運動団体

■対訳

「リビアのデモ騒動、100人以上が死亡」

カダフィ大佐に対する抗議デモがエスカレートするリビアでは、デモによる死者が100人を超えた、と国際運動団体のヒューマン・ライツ・ウォッチが伝えた。

■訳出のポイント

unrest は 「休息」 「休養」 「休眠」 を意味する名詞 rest の前に否定の接頭辞un- がついたものでもともとは人が 「休息がとれない状態」 →「不安」 「動揺」 の意味になります。

また、政治的・社会的に 「不安の状態」 「動揺している状況」 という意味で「混乱」 「騒動」 といった意味にもつかわれる語となっています。

今日のタイトルでは “リビアにおける反政府デモによる騒動” という意味で用いられているので 「デモ騒動」 としています。

protest は 「抗議」 「抗議活動」 という名詞ですが、protest demonstration 「抗議デモ」 とほぼ同じ意味で用いられることが多く、英字新聞ではたいてい「抗議デモ」あるいは「デモ」と訳すことになります。

protest against ~ で 「~に対する抗議(デモ)」 です。

escalate は名詞 escalator 「エスカレーター」 から生まれた語で、もともとは 「エスカレーターで上がる(下がる)」 の意。

ここから、「段階的に上がる」 「段階的に増大する」 という意味でよく使われるようになったというわけです。

日本語訳としては、外来語の 「エスカレートする」 が定着しているので、わかりやすいかもしれません。

human right は 「人間の権利」 = 「人権」。

そして 「腕時計」 の意味でよく知られている名詞 watch は「見張り」 「見張り番」 の意味でもあるので、国際運動団体名のHuman Rights Watch は直訳すると 「人権の見張り番」・・・人権保護団体にふさわしい名称といえます。

年が明けてから中東を中心に、まるで連鎖反応のように長期独裁政権に対するデモが次々と発生しています。

もしかしたら、私たちは後々2011年を “デモの年” として振り返ることになるかもしれませんね。
■編集後記

リビアの騒乱ですが、同国第2の都市ベンガシでは、「親カダフィ派が乗った乗用車が走り回り、道路上にいる人に無差別にロケット弾や機関銃を撃っているという。」(wsj) もうとんでもない混乱の中に同国があることが分かります。
すでに200名以上の犠牲者が出ているという報道もあります。

楽天が売上高、営業利益ともに過去最高を記録したというニュースを見ました。
この背景に三木谷社長は「英語公用語化を進めたため、海外でトップクラスの学生を採用できるようになり、その効果が出ている」と強調しています。

グローバルに展開する企業で英語公用語化を打ち出せば言葉の壁を越えて、海外の優秀な頭脳が会社に流入してきます。

そうです。
人事採用面で非常に大きなアドバンテージを得ることができますね。
しかも現在円高なので海外に目を向けている企業も多いはず。
英語公用語化は大手のグローバル企業のみならず、これまで国内でしか営業していなかった企業も考えてみる価値があるかと思います。

また英語公用語化を採用する企業がどんどん高いパフォーマンスを上げていけば、この流れに反対する声がますます無価値になっていきます。

となるとキャリアアップのためには英語は欠かせないし、英語力を客観的に計測するTOEIC受験は必須です。
(裏)今日カナダから来客。
東京は予想以上に寒いそうです。


男性ホルモンで共感力が低下?

Male Hormone May Reduce Your Empathy

Giving women a small dose of the male sex hormone testosterone negatively affects their ability to empathize with others, a new study by UK and Dutch researchers suggested.

■チェック!

・male (sex) hormone 男性ホルモン
・empathy 共感
・testosterone テストステロン
・affect ~に影響を与える

■対訳

「男性ホルモンで共感力が低下?」

女性に男性ホルモンであるテストステロンを少量投与すると、他者に共感する能力にマイナスの影響が出るという。
英国とオランダの研究者らによる新研究が示した。

■訳出のポイント

empathy は 「共感」 「感情移入」 という名詞。

empathize はその動詞形で 「共感する」 「感情移入する」 の意味になります。

通常 empathize with ~ 「~に共感する」 という形で使われます。

dose は薬の 「一回分」 「一服」 という意味の名詞で、a small dose of ~ で 「少量の~」 となります。

affect は 「~に作用する」 「~に影響を与える」 という動詞なので、negatively affect ~ で 「~に否定的に作用する」「~にマイナスの影響を与える」 ということです。

ability は 「~できる」 という形容詞 able の名詞形で「~できること」 → 「能力」 「才能」。

other は 「別の」 「他の」 という形容詞としてよく知られていますが、「別のもの(人)」 「他のもの(人)」 という名詞でもあります。

ここでは、others と複数形で 「他の人たち」 「他者(たち)」 の意味になっています。

よって ability to empathize with others で「他者に共感する能力」です。

この能力に “マイナスの影響を与える” ということは、つまりタイトルでいっている 「共感(能力)が低下する」ことを意味するわけです。

この研究では、16人の女性に少量の男性ホルモン(テストステロン)を与えたところ、人の顔の表情からその人の感情を判断する能力が低下した、といいます。

人の表情から気持ちあるいは心を読み取る能力は、「共感能力」 の重要な部分だと考えられてるため、テストステロンがその共感能力を低下させることが示唆されたわけです。

一方で autism 「自閉症」 では他者と共感する能力が欠如しているといわれています。

自閉症の機序については遺伝的要因 genetic factors も見つかっていますが、今回の研究では、胎児期に子宮内で暴露するテストステロンの量も関係している可能性も指摘されています。

■編集後記

世の中にはすごいことを研究している学者たちがたくさんいますね。
でもこの研究が自閉症の治療などに活かされるときが近い将来にあるかもしれません。

食育という言葉がありますが、普段食べているものが、感情や思考や認識といった大切だがつかみどころのない精神の作用に影響を及ぼすことは広く知られていますが、最近、朝ウォーキングや筋トレをするようになってから仕事の能率が非常に良い気がします。
(裏)今朝の雨と強風はすごかったっすね。
でも今赤坂は強い日差し。。


ロナウドが引退

Ronaldo Retires

Legendary soccer player Ronaldo announced his retirement on Monday, closing a stellar career in which he brought two World Cup trophies to Brazil.

■チェック!

・legendary  伝説的な
・announce one’s retirement  引退を発表する
・stellar  輝かしい

■対訳

「ロナウドが引退」

伝説的なサッカー選手のロナウドが月曜日に現役引退を発表し、ブラジルに2度のワールドカップ優勝をもたらしたその輝かしいキャリアに終止符を打った。

■訳出のポイント

retire が 「引退する」 という動詞で、retirement はその名詞形 「引退」。

announce one’s retirement 「引退を発表する」 という言い方は英字新聞でも頻出なので、確認しておきましょう。

career の語源は 「車の競走路」 を意味するラテン語の carrus 。

このラテン語はおなじみの単語 car 「車」 の語源でもあります。

ここから、車で競争する路を人の人生に見たてたのでしょうか、career のもともとの意味は 「人生路」。

一般的には(一生の)「経歴」 「生涯」 といった意味に用いられます。

また、その生涯における 「生活手段」 「専門的な職業」という意味でも使われます。

したがって、日本語の 「キャリア」 は後者から生まれた外来語ということになります。

今日の場合は、サッカー選手であるロナウドの career ですから「選手としての経歴」 「選手生活(人生)」、つまり「プロサッカー選手としてのキャリア」 ということです。

stellar は 「星」 を意味するラテン語 stella から生まれた語で「星のような」 という形容詞。

ここから、主に米国で、「(星のように)輝かしい」 「素晴らしい」「一流の」 というほめ言葉として使われる語となっています。

そこで stellar career で 「輝かしいキャリア」 ということです。

また close a career あるいは end a career で「キャリアを終わらせる」 「キャリアに終止符を打つ」 という表現。

ここでは closing a stellar career で 「輝かしいキャリアに終止符を打つ」 となっています。

この a stellar career に続く in which 以下は 「その中で~」 と、キャリアの中で起こったことを説明する部分になっています。

つまり、「(ロナウドは引退を発表し)、輝かしいキャリアに終止符を打ち、そのキャリアの中で彼は2度のワールドカップ優勝をブラジルにもたらした」 →「ブラジルに2度のワールドカップ優勝をもたらしたその輝かしいキャリアに終止符を打った」 ということです。

2002年日韓大会を含む2度のW杯優勝に貢献し、W杯歴代最多の15得点を記録した “怪物”、元ブラジル代表FWのロナウド選手が引退というニュースです。

近年は相次ぐ故障に泣かされ、また体重増加で身体機能が落ちたと批判を浴びてきましたが、今回の引退会見で4年前に「甲状腺機能低下症」 hypothyroid にかかっていたことを告白しました。

この病気は肥満を誘発することで知られていますが、その治療薬がサッカー選手にとっては禁止薬物にあたるため服用できず、体重コントロールが困難だったということです。

■編集後記

W杯史上最多得点保持者(15得点)のロナウドは現在34歳。
リオデジャネイロ出身でブラジル国籍だが2005年にスペイン国籍も取得しています(二重国籍)。
趣味はF1観戦とゴルフだそうです(以上wikipediaから)。
やはり野球と一緒でサッカーも選手生命は短いです。
若い頃の彼は引き締まっていて、トム・クルーズに似てるなぁといつも思っておりました。。
(裏)胸の筋肉痛。。
ウォーキングに加えて筋トレを始めたのです!


ジャズ・ピアニストのジョージ・シアリングさんが死去

Jazz Pianist George Shearing Dead Aged 91

Blind Anglo-American jazz pianist Sir George Shearing, best known for his 1952 classic Lullaby of Birdland, has died in New York of heart failure at the age of 91.

■チェック!

・blind  盲目の
・Anglo-American  英国系米国人
・classic  傑作→名曲
・heart failure  心不全

■対訳

「ジャズ・ピアニストのジョージ・シアリングさんが死去」

1952年作の名曲 『バードランドの子守唄』 で最も知られる、盲目の英国系米国人ジャズ・ピアニスト、サー・ジョージ・シアリングさんが心不全のためニューヨークで亡くなった。享年91歳。

■訳出のポイント

Anglo- はもともと Anglo-Saxon 「アングロサクソン」 を意味しますが、England 「イングランド」 「英国」 を表して使われます。

そこで、Anglo-American は 「英国系米国人」 ということです。

(be) best known for ~ は 「~で最もよく知られる」。

シンプルですが色々応用できる表現なので、しっかり押さえておきましょう。

classic は日本語だと音楽のジャンルとしての「クラッシック(音楽)」という意味になってしまいますが、もともとは 「高級な(もの)」「第一級の(もの)」 を表す語。

とくに、文学・芸術などの 「最高傑作」 「第一級作品」 を指すことが多く、ここでの話題は音楽なので 「第一級の曲」 → 「名曲」 と訳しています。

failure は 「失敗する」 「しくじる」 という動詞 fail の名詞形で、「失敗」 「不成功」 の意。

ただし、機械・機器や身体などについて “重要な機能の失敗” →「機能停止」 「衰弱」 「損傷」 といった意味にもしばしば使われます。

そこで heart failure は 「心臓の機能停止」 → 「心臓まひ」「心不全」 ということです。

同様に kidney failure あるいは renal failure で 「腎不全」 になります。

シアリングは1919年にロンドン生まれ、生後間もなく視力を失っています。

3歳でピアノを始めますが、木炭 coal の配達夫である父と夜中に汽車の客室を掃除する母のもとで、苦しい生活だったようです。

後に渡米してクール・ジャズの一人者として大成功を収め、1996年に大英帝国勲章を、2007年にはエリザベス女王よりナイトに叙勲されています。
(したがって、名前の前に Sir という尊称がつくわけです。)

その叙勲の際にシアリングは、ロンドンのパブでピアノを演奏していた頃は収入が(今の貨幣価値にして)週給5ドルくらいだったと語っています。

そして”Receiving such an honour as a knighthood might also show young people what can be achieved in life if one learns his craft and follows his dreams” 「そんな私がナイト叙勲という栄誉を授かったことで、技を磨き夢を追い続ければどんなことでも達成できると、若者に伝えられたら」といっています。
■編集後記

ジャズピアニストは高齢な方が多いです。
コルトレーンバンドでピアノだったマッコイ・タイナーがジャズ界に与えた影響は大きいが彼は72歳でも現役で弾いています。
以前、ブルーノートで実際に見たことがありますが、本当に元気でした!
(裏)今日はこれから銀座で飲み会。
まさに忘年会の季節のごとく続いてます。


中国、日本を追い越す 世界第2位の経済大国に

China Overtakes Japan as World’s Second-biggest Economy

Japan ceded its spot as the second biggest economy on the planet behind the U.S. to China in 2010.

■チェック!

・overtake  追い越す
・cede  譲る

■対訳

「中国、日本を追い越す 世界第2位の経済大国に」

2010年、日本は、米国に次ぐ世界第2位経済大国の座を中国に譲り渡した。

■訳出のポイント

overtake は 「~に追いつく」 「~を追い越す」 あるいは 「~を上回る」という動詞。

China overtakes Japan で「中国が日本を追い越す」です。

economy はご存知のように、「経済」 という最重要名詞ですが、日本語でいう 「経済圏」 あるいは 「経済大国」 の意味でも使われます。

そこで、world’s second-biggest economy で「世界で2番目に大きな経済大国」 → 「世界第2位の経済大国」ということです。

ここから、今日のタイトルは直訳すると「中国が、世界第2位の経済大国としての日本を追い越す」 →「中国が日本を追い越して世界第2位の経済大国になる」ということです。

cede はあまりなじみのない単語かもしれませんが、「譲渡する」「譲る」という動詞です。

cede ~ to … で 「~ に … を譲る」 という言い方になります。

ここでは、 cede one’s spot (=position) to … で「… に~の地位(座)を譲る」という形が応用されています。

on the planet は直訳すると 「その惑星上で」 ですが、当然ながら「その惑星」 とは 「地球」 のことを指すので、「地球上で」 = 「世界中で」 という表現です。

したがって、 Japan ceded its spot as the second biggest economy on the planet behind the U.S. to China で 「日本は米国に次ぐ世界中で2番目に大きな経済大国の座を中国に譲った」 →「日本は米国に次ぐ世界第2位経済大国の座を中国に譲り渡した」ということです。

2月14日朝の日本政府による発表で、長らく見込まれていた (long-anticipated) GDP(= gross domestic product 「国内生産」)における日中逆転が公式のものとなりました。

2010年通年のGDPは日本の約5兆4700億ドルに対し、中国の方が5兆8800億ドルと約7%上回る形です。

しかし、国民1人あたりのGDPを比較すると、日本の約4万ドルに対して中国は約4500ドルにすぎません。

世界銀行の推計によると、中国では日本の全人口に近い1億人以上が1日2ドル未満で生活をしているといいます。

こういった点からも、GDPの数字だけを持って「経済大国」 とするのには問題がありそうです。

ただ、1967年に西ドイツを追い抜いて以来、40年以上に渡って世界2位の座を守ってきた日本の後退と中国の台頭・躍進は、世界経済地図におけるひとつの時代の終焉を意味するのかもしれません。

■編集後記

国民一人あたりのGDPランキングは2009年の数字ですが、日本は17位。
意外と低いです。
1位はルクセンブルク、2位ノルウェー、3位スイス、4位はカタールだそうです。
ルクセンブルクはかつてオランダとベルギーとともにベネルクス三国と呼ばれていました。
ルクセンブルクのGDPは4兆円と青森県と同じくらいの規模ですが、人口が48万人しかいません。
(青森県の人口138万人)。
重工業、金融、情報産業と多種多様な産業が発達し、金融セクターと情報産業に関してはユーロ圏でもトップクラスとのことです。
(裏)昨夜の東京の雪はすごかった。
気温が低かったのですぐに積もりました。


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