2011年03月 一覧

食糧品輸出を懸念する中、日本が沈静化を訴える

Japan appeals for calm amid fears regarding food exports

With French President Nicolas Sarkozy scheduled to arrive on Thursday, Japan called on the world to refrain from imposing “unjustifiable” import curbs on its products.
Sarkozy is the first world leader to visitthe country since a nuclear power plant was damaged in the earthquake and tsunami, setting off the worst nuclear crisis since Chernobyl in 1986.

■チェック!

・amid  ~の中、~の状況で
・import curb  輸入制限
・unjustifiable 不当な

■対訳

食糧品輸出を懸念する中、日本が沈静化を訴える
ニコラ・サルコジ仏大統領が木曜日に来日することに合わせ、日本は、世界各国に日本製品の輸入について「不当な」禁止令を出さないよう呼びかけた。
地震と津波により原子力発電所が被害を受け、1986年のチェルノブイリ以降最悪の原子力災害を引き起こして以来、初めての世界的指導者の来日となる。

■訳出のポイント

call on ~ to ・・・ は英字新聞頻出の重要表現のひとつで、「~に・・・するよう呼びかける(要請する)」という句動詞。
タイトルでは、同じ意味で appeal for が用いられています。
amid は「~の真ん中に」、「~の真っ最中に」という意味の前置詞。
そこで amid fears で、「恐れの真ん中に」→「懸念の中で」となります。
export は 「輸出」。同じ形で「輸出する」という動詞としても使われます。
本文中にある import 「輸入」も同様ですので、基本単語としてセットで覚えておきましょう。
refrain from は「~を控える」「~をやめる」という句動詞です。

電車に乗っていて次のようなアナウンスを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
“In other area, please set it to silent mode and refrain from talking on the phone.”(それ(優先席)以外の場所ではマナーモードに設定の上、通話はお控えください。)携帯使用に関するアナウンスですね。

本日の場合は、refrain from imposing “unjustifiable” import curbs on its products ですので、直訳すると「日本の製品に “不当な” 輸入制限を課すことをやめる」となります。
set off は「出発する」「~し始める」という意味の他に、本日のように「~を(急に)引き起こす」「~の原因になる」という意味もあります。
そこで、本文の setting off the worst nuclear crisis since Chernobyl in 1986 は直訳すると「1986年のチェルノブイリ以降最悪の原子力災害の原因となった」 となります。
チェルノブイリは、チェルノブイリ原子力発電所事故 Chernobyl disaster のことで、ソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。
広島に投下された原子爆弾に換算して約500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたことから、「核戦争」とも表現されました。
福島の原発事故以来、テレビでも度々紹介されている国際原子力事象評価尺度(INES)では、最悪のレベル7の参考事例とされています。
■編集後記

内部被曝を100回以上して、癌で1997年他界した平井憲夫さん(原発の現場で20年間技師をしていた方)の文章です。

これは読んでおいてください。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

まさに今回の事故が起きるべくして起きたことを予言されています。
(裏)都内のお花見夜のライトアップなし。
節電と仮設トイレが被災地に行っているから。


原子力発電所での状況が悪化

Situation Escalating at Plant

At the Fukushima Daiichi nuclear power plant, Japanese authorities vowed to move forward with the critical task of cooling the nuclear reactors and to continue to utilize water while hurrying to find ways to prevent radioactive runoff from leaking into the sea.

■チェック!

・escalate  段階的に増大する、上昇する
・vow   誓う、断言する、明言する
・critical  重大な、危機的な
・runoff   排水

■対訳

原子力発電所での状況が悪化

福島第一原子力発電所において、日本当局は、原子炉冷却という重大任務を推進し、放射性廃液の海への流出を防ぐ方法を早急に探りつつ、水での冷却作業を続けると明言した。

■訳出のポイント

タイトルの Plant は昨日の復習になりますが、核施設すなわち原子力発電所を意味します。
本文に Fukushima Daiichi nuclear power plant とあることからもわかります。

vow to V は 「~することを誓う(確約する・断言する・明言する)」という意味です。
本日の場合、 to V に当たるものが2つ出てきます。
and でつながれている to move forward ・・・ と to continue ・・・ です。
まず1つ目の to V。

move forward は 「前進する」、「行動を起こす」。
reactor は「化学反応炉(装置)」という意味ですが、それだけでも「原子炉」という意味があります。

よって、to move forward with the critical task of cooling the nuclear reactors は「原子炉を冷やすという重大任務を前進させる」→「原子炉冷却という重大任務を推進する」となります。
2つ目の to V についてはまず、while ~ について解説します。

while は ~の間 という意味でおなじみですが、while ~ing と動詞の~ing形と組み合わさると「~しながら」となります。

hurry to V は「~し続ける」という意味。

prevent A from B は 「A が B するのを防ぐ」「A が B しないようにする」。
本日の場合、A = radioactive runoff「放射性排水」、B = leaking into the sea「海への流出」となります。
よって、while hurrying to find ways to prevent radioactive runoff from leaking into the sea は、「放射性排水が海へ流出するのを防ぐための方法を急いで見つけながら」→「放射性排水の海への流出を防ぐ方法を早急に探りつつ」。
to continue to utilize water の部分は、continue to ~ は「~し続ける」。
utilize water はそのまま訳すと「水を使用し続ける」となりますが、本日は、原子炉の冷却についての話ですので、「水での冷却作業を続ける」と訳しています。
■編集後記

今日のツイートから。

何度も出すけど、これ。
内部被曝したらもう処置のしようがない。
怖いのは経口被爆。
食物連鎖による被爆です。

http://news.ameba.jp/20110329-6/

おそらく、放射能を含んだ雨が川や海に降り注いでいると考えたほうが普通だと思われます。
またそれを体内に取り込んだ魚介類。。
そして食物連鎖として人へ。

こう考えると外食もなにも出来なくなります。
ヨード剤、ヨウ素サプリなどを食べて自ら身を守るしかないのか。。
(裏)1ヶ月ぶりに散髪へ。
あーさっぱりしました。


日本の原発で放射能汚染水の漏出続く

Radioactive water continues to leak at Japanese nuke plant

On Monday, Japanese officials announced that workers at Japan’s damaged nuclear complex had found more pools of leaking radioactive water at the site.
Emergency crews strove to pump out hundreds of tons of contaminated water to resolve the crisis at the plant.
■チェック!

・nuke  核
・site  現場
・crisis  危機、難局
■対訳

日本の原発で放射能汚染水の漏出続く

月曜日、被災した日本の原子力発電所で、作業者が放射能汚染水の漏れによるたまり水を新たにいくつか発見したと、日本当局が発表した。
発電所の危機打開に向けて、緊急援助隊が数百トンに及ぶ汚染水の除去に努めている。
■訳出のポイント

radioactive は「放射性の」という形容詞。radioactive water で、「放射能汚染水」または「放射性水」となります。
continue to V は「~し続ける」。
continue to leak で「漏れ続ける」→「漏出が続く」となります。
タイトルの nuke は nuclear 核 の略です。
plant は 草や木などの「植物」という意味でご存知の方も多いと思いますが、「工場(設備)」や「施設」という意味もあります。
本日の場合は、nuke plant で、核施設、つまり「原子力発電所」となります。
本文中の nuclear complex は、この nuke plant を置き換えたものです。
complex は、「複雑な」という意味の形容詞として良く使用されますが、名詞で、「複合体」「複合施設」という意味があります。
officials は、「関係者」や「当局」という意味。
英字新聞でもおなじみの authorithies と同意です。
strove は strive の過去形、strive to V で「~するよう努力する」、「懸命に~しようとする」という意味です。

pump out は「ポンプでくみ上げる」。
本日の場合は、「汚染水をくみ上げる」→「汚染水を除去する」となります。

hundreds of ~で「何百の~」、「数百の~」。
本日は tons of「何トンもの」「大量の」と組み合わされて、「何百トンもの」となります。
millions of ~ 「何百の~」という表現も良く用いられますので、合わせて覚えておきましょう。
resolve は「(問題・困難を)解決する」。
すなわち、本文中の to resolve the crisis at the plant は「発電所の危機を解決するために」→「発電所の危機打開に向けて」となります。
■編集後記

一部の報道では復興にかかるコストは10兆円だと言われています。
地震、津波という2つの自然災害、さらに原発事故という人的な災害、つまり3つ災害に叩きのめされた形となりました。
復興までにはものすごく時間がかかると思います。
今現在も福島原発では復旧作業員が防御服を着て、作業にあたっています。
食事は1日2回、朝はビスケット、夜はご飯と缶詰1個、寝床は通路やトイレの前に雑魚寝という非常に過酷な環境で文字通り自分の命を担保に働いています。
(裏)雨が降ると放射能に汚染されていないかという恐怖を感じます。


米国大使館が在日米国人にヨウ化カリウムを配布

U.S. Embassy Gives Potassium Iodide to Americans

Earlier this week, in what appears to be a word-of-mouth operation, the American Embassy in Tokyo quietly distributed potassium iodide pills to its citizens living in Japan.

■チェック!

・embassy  大使館
・potassium iodide  ヨウ化カリウム
・word-of-mouth  口コミ
■対訳

「米国大使館が在日米国人にヨウ化カリウムを配布」

今週始めに東京の米国大使館は、在日米国人に対してヨウ化カリウム錠剤を内密に配布した。
口コミによる実施であったようだ。
■訳出のポイント
タイトルの give は、「与える」という意味でおなじみです。
本文では distribute 「分配する」に置き換えられています。
citizen は、「国民」「市民」または「(軍人、警察ではない)一般人」という意味です。
本日の場合、citizen の前に its がありますので、アメリカ国民、つまり、日本に住む米国人を指していることがわかります。

potassium iodide ヨウ化カリウム は、本文中に pills と出てくることから今回配布されたのが錠剤であることがわかります。

ヨウ化カリウムは原子力災害時の放射線障害予防薬として作用するものです。
放射線に由来する甲状腺癌や甲状腺機能低下症などに効果を発揮するといわれています。
quietly は 「静かに」や「ひそかに」という意味の副詞。
本文の後半に word-of-mouth 口コミ とありますので、今回は、後者の意味であることがわかりますね。
「運転」、「作用」、「手術」など様々な意味を持つ operation ですが、本日の場合は、「実施」という意味で用いられています。
本文中のカンマではさまれている in what appears to be a word-of-mouth operation は、in (what appears to be) a word-of-mouth operation と考えると解釈しやすいと思います。
appears to be は 「~のように見える(思われる)」。

what appears to be の what は本文全体を指しますので、in 以下の訳は「これ(=米国大使館が在日米国人にヨウ化カリウムを配布したこと)は口コミによる実施であったようだ」となります。

■編集後記

地震から2週間以上経過してますが、未だ行方不明者多数、気仙沼ではまだ500人以上の行方が判明していないそうです。
本当にこの津波というのは怖い。
僕自身、いや、多くの国民が津波がこれほど恐ろしいものだとは知らなかったはずです。
地震であればとりあえず建物の外に出れば死の恐怖から回避できるけれど、津波はそうはいかない。
鉄筋コンクリートの高い構築物の5階以上か。

今回、津波の避難所として指定されていたところがそっくり津波で流されたという報告もあります。
自治体は津波の避難所指定について再検討すべきです。
(裏)明日の午後便のデルタで帰国します


伝説の女優、エリザベス・テーラーさんが死去 享年79歳

Legendary Actress Elizabeth Taylor Dies at 79

Elizabeth Taylor, one of the 20the Century’s biggest movie stars, whose violet eyes and free-spirited life style represented Hollywood glamour, died on Wednesday at the age of 79.
■ チェック!

・ legendary 伝説的な、伝説の
・ free-spirited 自由奔放な
・ represent 象徴する
・ glamour 魅力、魔法

■ 対訳

「伝説の女優、エリザベス・テーラーさんが死去 享年79歳」

20世紀最大のムービースターの1人で、そのスミレ色の瞳と自由奔放なライフ・スタイルがハリウッドの魅力の象徴であったエリザベス・テーラーさんが、水曜日に死去した。享年79歳。
■ 訳出のポイント

「伝説」という意味の名詞 legend から派生した形容詞 legendary は「伝説の」「伝説的な」「伝説に残るほど有名な」の意味になります。

あるいは「スミレ色の」という意味でも使われます。

そこで violet eyes は「スミレ色の瞳」ということです。

spirit は「精神」「心」あるいは「霊」「魂」という意味でよく知られる名詞。

free-spirit だと「自由な精神」あるいは「自由な精神を持つ人」→「自由に生きる人」という言い方です。

ここでは free-spirited で「自由な精神を持った」「自由奔放な」という形容詞になっています。

glamour は人をうっとりさせるような「魅力」「魅惑」あるいは「魔法」という名詞。

Hollywood glamour で「ハリウッドの魅力」ということです。

die at the age of ~ は「~歳で死去する」「享年~歳で亡くなる」という言い方。

有名人などの死亡記事で頻出の表現なので、確認しておきましょう。

「リズ」の愛称でファンに親しまれたハリウッドの大女優の訃報です。

英国生まれのテーラーさんは幼い頃に渡米し、10歳で映画デビュー。

数多くのヒット作で主演し、アカデミー主演女優賞には2度輝いています。

私生活では7 人の男性と8回結婚するなど free-spirited life style「自由奔放なライフ・スタイル」がしばしば話題になりました。

また、歌手のマイケル・ジャクソンさんとの深い親交でも知られ、常にメディアの注目を浴びる存在であり続けました。

■編集後記

坂本龍一の曲に「Dear Liz」というピアノ曲があり、僕もよく弾く曲なのですが、これはサントリーのCMソングにもなったのであ、懐かしいと思われる方も多いと思いますが、この Liz こそ、エリザベステーラーで彼女に捧げたという話を聞いたことがあります。
この曲を昔教授がNHKーFMでサウンドストリートという番組でDJをやってたときに、ギタリストの渡辺香津美と共演した演奏を流したことがあるんです。
その音源をみつけました!
こちら!!
めちゃレアで教授ファンは要チェックです!

http://www.youtube.com/watch?v=L-H8dH4o4Ps
(裏)今日グアムのゴルフ場でたぶん、シニアプロの高橋K成さんをみた。


東京の水道水、放射性ヨウ素を多く含む

Tokyo Water High in Radioactive Iodine

The Tokyo Metropolitan Government on Wednesday advised against allowing infants to drink tap water after radiation from quake-crippled Fukushima Daiichi nuclear plant contaminated the water supply of Japan’s capital.
■ チェック!

・ radioactive iodine 放射性ヨウ素
・ infant (=baby) 乳児、幼児
・ Tokyo Metropolitan Government 東京都庁
・ tap water 水道水
・ contaminate 汚染する
■ 対訳

「東京の水道水、放射性ヨウ素を多く含む」

日本の首都、東京の水道水が、地震で機能不全に陥った福島第一原発の放射能で汚染されているとして、東京都庁は水曜日、乳児に水道水を飲ませないように求めた。

■ 訳出のポイント

(be) high in ~ は「~が高い」「~を多く含む」という言い方。

Cheese is high in cholesterol. 「チーズはコレステロールが高い」のように使います。

今日のタイトルは Tokyo water (is) high in radioactive iodine. で「東京の(水道)水は放射性ヨウ素を多く含む」となっています。

advise は「~を忠告する」「~を助言する」「~を勧告する」あるいは「~を勧める」という動詞です。

ただし、ここでは advise against ~ で「~に反して忠告する」→「~しないよう勧告する」という形になっています。

allow 人 to V は「人がVすることを許可する」「人がVするのを許す」。

そこで advised against allowing infants to drink tap water は「乳児が水道水を飲むことを許さないよう勧告した」→「乳児に水道水を飲ませないように求めた」ということです。

tap は「蛇口」「栓」という名詞です。

したがって tap water で「蛇口の水」→「水道水」ということです。

またwater supply は直訳すると「水の供給」→「水道」「水道水」ということになります。

東京都は23日、金町浄水場(東京・葛飾)で水道水1キログラムあたり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表しました。

これは乳児向けの暫定規制値100ベクレルを上回る数値です。

ただし、都によると「基準は1年以上の長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されている。
代替となる飲用水が確保できない場合、数回飲んでも健康に影響はない」とのこと。

そして「乳児の健康に万が一にも影響を与えないための万全の措置」だと強調しています。
■編集後記

contaminate、その名詞形である contamination は洪水による水道水の汚染記事などにも頻出の英単語ですので覚えておきましょう。
似たような言葉に pollution があります。
どちらも汚染ですが、contaminationは「混入」、pollution は「公害」という意味合いで使われることが多いです。

北関東で頻発している地震心配です。
(裏)26日から29日に3日帰国を延長しました。


日本、食品中の放射線への懸念増大

Fears over Food Radiation Grow in Japan

The Japanese government has imposed a voluntary ban on shipments of certain agricultural products from five prefectures after above-standard levels of radiation were detected.
■ チェック!

・ food radiation 食品中の放射線
・ impose a voluntary ban 自粛を要請する
・ shipment 出荷
・ agricultural product 農産物
・ detect 検出する
■ 対訳

「日本、食品中の放射線への懸念増大」

基準値を上回る水準の放射線が検出されたのを受けて、日本政府は、5つの県産のいくつかの農産物に対して出荷の自粛を要請した。

■ 訳出のポイント

food radiation は radiation in food 「食品中の放射線」の意です。

そして、fears over ~が「~に対する懸念・不安」という言い方なので、タイトルの fears over food radiation は「食品中の放射線に対する懸念」ということです。

また、 grow は「成長する」「大きくなる」という意味の基本動詞ですが、英字新聞では不安や懸念などが「増大する」「高まる」の意味でも頻出なので、確認しておきましょう。

voluntaryは「自発的な」「任意の」という形容詞。

したがって voluntary ban で「自発的な禁止」→「自粛」です。

impose a voluntary ban で「自粛を課す」→「自粛を要請する」ということになります。

standard level は「基準の水準」「基準値」。

above- standard level で「基準を上回る水準」です。

そこで、文の後半部分の after above-standard levels of radiation were detected は、「基準値を上回る水準の放射線が検出された後で」→「基準値を上回る水準の放射線が検出されたのを受けて」ということ。

福島、茨城、栃木、群馬そして千葉の5県で、ホウレンソウ、カキナ、シュンギクなど露地栽培野菜、あるいは原乳から基準値を超える放射線量が検出され、出荷自粛の動きが拡大しています。

また、WHO (=World Health Organization)「世界保健機構」 からも、日本の福島原発事故による食品の放射線汚染は “a lot more serious than first feared”「当初懸念されたよりもずっと深刻である」とのコメントも発表されています。

■編集後記

今日になって、農産物だけでなく、多摩地区、東京23区の水道水を乳児に飲ませないように東京都は要請しています。

葛飾区金町にある浄水場で検査で採取した1リットルの水から放射性ヨウ素が210ベクレル検出されたといい、これは乳児の暫定基準値の2倍を越えているとのことです。
(裏) 昨晩からまた関東地方で大きな余震が来ています。
十分ご注意を!


9日後の奇跡

Miracle after 9 Days

An 80-year-old woman and her 16-year-old grandson were rescued from the rubble that was once their house on Sunday, 9 days after a monstrous earthquake and tsunami crushed northeastern Japan.

■ チェック!

・ grandson 孫息子
・ rubble がれき
・ monstrous 恐ろしい、とてつもない
・ crush ~を壊滅させる

■ 対訳

「9日後の奇跡」

とてつもない地震と津波により、日本の東北地方が壊滅的な被害を受けてから9日後の日曜日、80歳の女性と孫の少年(16歳)が、かつては自分たちの自宅だったがれきの下から救出された。

■ 訳出のポイント

grandson は「孫息子」「男の孫」という名詞。

her 16-year-grandson で「彼女の16歳の孫息子」→「彼女の孫の16歳の少年」ということです。

ちなみに、性別に関わらず「孫」という場合は grandchild (複数形は grandchildren ) 、「女の孫」という場合はgranddaughter となります。

rubble の語源は robyl という古英語で「石・れんがなどの破片」の意。

現在の rubble も石やれんがなどの「破片」「がれき」の意味で使われます。

英字新聞でも今回のように倒壊した建物・建造物などの「がれき」「残骸」といった意味でよく登場する後となっています。

そこでrubble that was once their house で「かつて彼らの家であったがれき」「彼らのかつての家の残骸」ということです。

対訳では「かつては(彼らの)自宅であったがれき」と訳しています。

monstrous はおなじみの名詞 monster「怪物」「モンスター」の形容詞形ともいえる語です。

もともと monster は「途方もないもの」「途方もなく巨大なもの」といったニュアンスで使われます。

したがって、monstrous も「怪物のような」「恐ろしい」「とてつもない」「巨大な」などの意味になります。

crush は「~を押しつぶす」「踏みつぶす」「粉々にする」という動詞。

ここから大きな力で「~を壊滅させる」というニュアンスでも使われ、今日の場合は巨大地震と津波によって東北地方が壊滅したことを表現するのにこの crush が用いられているわけです。

東日本大震災で大津波の甚大な被害を受けた石巻市で、倒壊してがれきの山と化した自宅に閉じ込められていた80歳のおばあちゃん、そしてその16歳の孫が9日ぶりに救出された、というニュースです。

二人は倒壊した家の台所の一部に閉じ込められ、近くにあった冷蔵庫のヨーグルトなどを食べてしのいでいたそうです。

この奇跡のニュースに、石巻市内の避難所に身を寄せている被災者の皆さんの間にも「やはり希望を捨ててはいけない。復興にがんばろう」という明るい声が上がっています。

■編集後記

矢沢永吉さんがNHKの取材で、「被災地のみなさんには本当にかけるべき言葉が見つかりません。がんばってください、と声をかけることすらはばかられます。」と言っていたのが印象的でした。

僕らが想像すらできないようなストレスと不安を抱え生活されています。
確かにがんばってください!とは簡単には言えますが、それによって被災地のみなさんが救われるわけでもないのです。
ところで今話題の社内英語公用語化問題について。

社内英語公用語化を表明した楽天、三木谷社長は、「もう英語は必要条件。読み書きそろばんのそろばんと同じ。その意味で英語がしゃべれない社員は問題外。2年後に英語がしゃべれない執行役はみんなクビです。部長以下の社員についても業務進行上の支障があれ降格せざるをえない」と語っています。

その楽天は売上高、営業利益を毎四半期ごとに伸ばしています。
これについて三木谷社長は、「英語公用語化を進めたため、海外でトップクラスの学生を採用できるようになり、その効果が出ている」と説明しています。

グローバルに展開する企業で英語公用語化を打ち出せば言葉の壁を越えて、海外の優秀な頭脳が会社に流入してきます。
つまり、人事採用面で非常に大きなアドバンテージを得ることができます。

またユニクロの柳井社長は、2012年3月から、社内の公用語を英語にすることに向けて、各人の目標をTOEIC700点以上に設定しています。

柳井社長はインタビューで、「日本人のほとんどは、これまで追い詰められてこなかったのです。今、何か日本の中だけでいろいろなものが完結すればいいという風潮が、若いビジネスマンの間にあるようですが、しかし、私は『アナタは、それでは生き残れませんよ。ビジネスマンを、廃業しますか?』と言いたいですね」と。

つまり、英語を学ぶか学ばないかという問題は、ビジネスマンとして生きるか死ぬかの問題なのです。
ということでぜひTOEICを受けてキャリアを最大限アップしましょう!

(裏)放射能汚染の危機は一旦去ったのか。
土曜日帰国します。


日本、核危機封じ込めに必死

Japan Takes Desperate Steps to Contain Nuclear Crisis

Japanese army helicopters on Thursday dumped water on the overheating reactors of the Fukushima Daiich nuclear plant in a desperate attempt to contain the crisis.

■ チェック!

・ take desperate steps 必死の対策を講じる、措置をとる
・ contain 封じ込める、阻止する、食い止める
・ dump water 放水する
・ overheating reactor 過熱した原子炉
・ contain 封じ込める、阻止する、食い止める

■ 対訳

「日本、核危機封じ込めに必死」

核危機を封じ込めるため、木曜日、日本自衛隊のヘリコプターによる福島第一原発の過熱した原子炉への放水が行われた。
■ 訳出のポイント

step は「歩幅」とか「歩み」「一歩」といった名詞ですが、目的達成のための「手段」「措置」という意味でも使われます。

そこで take steps で「措置をとる」「対策を講じる」「対策を行う」という表現になります。

今日のタイトルでは steps の前に「捨て身の」「必死の」「死に物狂いの」といった意味の形容詞 desperate がついて take desperate steps で「必死の対策を講じる」となっています。

動詞 dump は「放出する」「投げおろす」「投げ捨てる」の意なので、dump water で「水を放出する」→「放水する」。

「原子炉」は atomic reactor あるいは nuclear reactor ですが、reactor だけでもしばしば「原子炉」の意で用いられます。

したがって overheating reactors は「過熱した原子炉」ということです。

contain はもともとは「含む」「包含する」という動詞。

ここから、「収容する」→「封じ込める」「阻止する」あるいは「食い止める」「せき止める」といった意味でも使われる語になっています。

ここでは contain the (nuclear) crisis で「(核)危機を封じ込める」ということです。

今回の自衛隊ヘリによる放水は、3号機の燃料プールをターゲットにしたもの。

冷却装置が動ないため、使用済みの燃料棒が過熱し(本来ならば水に浸っているべきところが)露出した状態になっていると思われます。

陸自による空からの放水、そして、それに続く警視庁の高圧車両による地上放水は、日本が核危機から脱するためのまさに desperate steps 「死に物狂いの措置」といえます。

■編集後記

地震発生から1週間が経過しました。
ここへきて為替相場への市場介入がG7を通じて各国協調介入という形で行われました。
その結果、昨日一時1ドル76円台までに円高になったのが今日は一転して円安が進み、1ドル81円台後半まで戻しました。
1日で4円も5円も動くなんてのは1年で1回あるかないかでしょう。

ではなぜ巨大地震が日本で起きると円安ではなく円高になるのか?
これは、災害復興で巨額の円の需要が起こるからです。
米国債や海外の国債を保有している保険会社は保険金支払のためそれらを処分し円に戻します。
今回、東北地方で地震保険の対象となっている資産は30兆円と資産している米保険会社があります。
このような背景もあり地震が起きると円安ではなく円高に動きやすくなります。

(裏)とにかく原発の放射能漏れ問題は早く解決してほしいです。


世界のセレブ、日本の支援に乗り出す

World’s Celebrities Step up Efforts to Help Japan

Not only nations and organizations across the world, but also many celebrities have been offering their help to relieve disaster-stricken Japan.
South Korean actor Bae Yong-joon has donated 1 billion won to the Japanese government, and Lady Gaga designed a wristband for Japanese tsunami relief, to name a few.
■ チェック!

・ step up efforts to ~に乗り出す
・ disaster-stricken 災害に見舞われた、被災した
・ wristband リストバンド、ブレスレット
・ to name a few 数例をあげると

■ 対訳

「世界のセレブ、日本の支援に乗り出す」

世界中の国々や機関のみではなく、多数のセレブたちが災害に見舞われた日本を救うための支援の手を差し伸べている。
いくつかの例をあげると、韓国の俳優ペ・ヨンジュンさんは日本政府に10億ウォン(約7300万円)を寄付し、レディ・ガガは津波支援のブレスレットをデザインした。

■ 訳出のポイント

step up は「強化する」「力を入れる」「増大させる」という句動詞。

step up effortsで「努力を増大させる」→「(本格的に)乗り出す」という言い方になります。

そこで、タイトルの step up efforts to help Japan は「日本を支援するために乗り出す」→「日本の支援に乗り出す」ということです。

offer one’s help は「援助(支援・手助け)を申し出る」→「支援の手を差し伸べる」。

disaster 「災害」の後ろに動詞 strike「襲う」の過去分詞 strickenがついた disaster-stricken は「災害に襲われた」「被災した」という形容詞。

ここでは、話題は日本であり、disaster とは東北地方太平洋沖地震(および、それによる津波)を指していることが明らかなので、disaster-stricken Japan を「震災に見舞われた日本」と訳しています。

name は「名前」「名称」という名詞として誰でも知っている単語ですが、動詞としても意外によく使われるので確認しておきましょう。

「~に名前をつける」あるいは「~を指名(任命)する」といった意味にもなりますが、今日の場合は「~の名前を挙げる」というものです。

よって name a few は直訳すると「いくつかの名前をあげる」となり、通常「いくつかの(具体的な)例をあげる」という意味で使われます。

to name a few で「2.3の例をあげると」「いくつか例をあげると」という言い方です。

日本で大人気の韓流スターのヨン様ことぺ・ヨンジュンさんからの10億ウォンという巨額の寄付に続き、ドラマ「冬のソナタ」でヨン様の恋人役を演じたチェ・ジウさんも2億ウォン(約1450万円)の寄付を表明するなど、韓国からの大きな支援の輪が広がっています。

一方、米人気歌手のレディ・ガガは、日本の震災支援のためにチャリティ・ブレスレット ”Japan Prayer Bracelet” をデザイン・発売しています。

We Pray for Japan 「日本のために祈りを」というメッセージが刻まれたブレスレットはガガのオフィシャルサイトから購入可能で、価格は5ドル。

購入者はそれに5から100ドルまでの寄付金を加えることができ、発売から48時間で売り上げはすでに25万ドル(約2000万円)に上ったといいます。

そして、全ての収益は東北地方太平洋沖地震被災者の救済のために役立てられそうです。
■編集後記

今回の地震は福島原発のトラブルを誘発した結果放射能汚染のリスクを国民が背負うにいたる。
コンビニには商品がなくなり、ガソリンスタンドは午前中で営業終了、相次ぐ停電。
これはあたかも戦時中、あるいは紛争の最中にある国のような話で、常に満たされていた僕らが、おそらくここ数十年で初めて僕らが直面する事態です。
しかし、これを絶対乗り越えること。
これを乗り越えたときに、本当に日本は強くなる!!

(裏)大規模停電。。
まさに国民は未曽有の事態に直面しています。


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