2011年05月 一覧

16歳の英国少年、7大陸最高峰制覇の最年少に

16-year-old British Boy Becomes Youngest Seven Summit Climber

16-year-old George Atkinson from a London suburb became the youngest person to scale the tallest peaks on all seven continents, when he reached the top of Mount Everest last week.

■チェック!

・summit (= peak)  山頂、山
・suburb  郊外
・scale  登る
・continent 大陸

■対訳

「16歳の英国少年、7大陸最高峰制覇の最年少に」

ロンドン郊外出身で16歳のジョージ・アトキンソン君が先週エベレスト登頂に成功し、7大陸最高峰制覇で世界最年少となった。

■訳出のポイント

summit の語源は 「最も高い」 というラテン語 summus 。

ここから、「頂上」 「山頂」 「いただき」、あるいは 「最高(の状態)」「頂点」 といった意味の名詞になっています。

意味的にはおなじみの語 top とほぼ同じですが、こちらよりも堅い正式な語感があります。

今日の場合は 「山頂」 の意味で登場しています。

そこで、タイトルの seven summit climber は直訳すると「7つの山を登った人」 → 「7大陸最高峰制覇者」。

そして、becomes youngest seven summit climber で「最年少の7大陸最高峰制覇者になる」 ということです。

また、本文で使われている peak も、もともとの 「先端」 という意味から 「山の先端」 → 「山頂」 「峰」 ということです。

したがって tallest peaks で 「最も高い山頂」 →「最高峰」 ということです。

suburb は 「郊外」 「郊外住宅地」 という名詞。

日本語の感覚とは少しズレるかもしれませんが、この名詞、実は数えられる名詞です。

つまり、一般的に「東京の郊外」という場合は、suburbs of Tokyo あるいは Tokyo’s suburbs のように複数形で用います。

というのは、英語では、東京周辺には例えば調布市、三鷹市、八王子市などたくさんの “郊外” があるという考え方だからです。

逆に、「私は東京の郊外出身だ」 という場合は、たくさんある東京郊外のうちの一ヶ所で生まれ育ったということなので、単数名詞につける冠詞が必要になります。

つまり・・・

I am from a suburb of Tokyo.

のようになります。

というわけで、今日の本文でも 「ロンドン郊外出身で」という意味で、from a London suburb となっています。

scale は、もともと 「はしご」 「階段」 を意味するラテン語の scala が語源。

現在は 「目盛り」 「段階」 などの意味でよく知られる名詞となっていますが、もともとの意味は、動詞として引きつがれています。

つまり、はしごや崖など垂直な面を 「登る」 という意味になります。

とくに、急斜面を持つ山を登る場合に好んで使われる語となっています。

2005年に11歳でのアフリカ最高峰キリマンジャロ(標高5895メートル)登頂を皮切りに、次々と世界の最高峰に挑戦してきたジョージ・アトキンソン君。

17歳の誕生日を迎える3日前に、最後の最高峰となるエベレスト登頂に見事成功しました。

そして、これによって、昨年米国の17歳の少年が打ち立てた7大陸最高峰制覇の最年少記録の更新となりました。

世界にはすごい teenager がたくさんいるものです。
■編集後記

最近はスポーツ界でも若手の活躍が目立ちます。
ゴルフでも先週末の米国PGAバイロンネルソン選手権で現役の高校3年生、J・スピース君が32位に入りました。
実は彼昨年もこの大会に出てなんと16位でした。
そして今日の記事は16歳の少年が7大陸最高峰制覇のニュース。
7歳のときに父親から登山用のバッグをもらってすぐにスコットランドとイングランドにある3つの最高峰を登ったという。。
すごいです。

(裏)不安定な天気が続きますね。
東京、曇り、風強し。。


人間の皮膚細胞から直接神経細胞: 米国研究者チーム

Skin Cells Tuned into Neurons by US Researchers

Researchers at the Stanford University reported that they have managed to convert human skin cells directly into functional neurons.

■チェック!

・skin cell  皮膚細胞
・neuron  ニューロン、 神経細胞
・convert A into B  AをBに変える
・functional  機能的な→(健全に)機能する

■対訳

「人間の皮膚細胞から直接神経細胞: 米国研究者チーム」

スタンフォード大学の研究者チームが、人間の皮膚細胞を健全に機能する神経細胞へ直接変化させることに成功した、と発表した。

■訳出のポイント

cell の語源は 「小部屋」 「小屋」 を意味するラテン語 cella。

ここから 英語の cell も修道院などの 「独居房」、刑務所などの 「独房」という意味にも使われます。

一般的には、大きな組織の中の 「基本組織」 の意で、とくに生物学では(生体の基本組織である)「細胞」 の意味になります。

したがって skin cell で 「皮膚細胞」 です。

neuron は日本語では 「ニューロン」 「神経単位」 といわれ、厳密には神経細胞を含む神経系の構造・機能上の単位を指します。

ただし、一般的には 「神経細胞」 と同じ意味で用いられるため、今日の対訳でも 「神経細胞」 としています。

convert は 「変える」 「転換する」 という動詞。

通常 convert A into B という形で用いられ 「AをBに変える」「AをBに転換(変形・改造)する」 といった意味になります。

into の代わりに to を用いて convert A to B でも同じなので合わせて確認しておきましょう。

また、ここでは convert A directly into B と、「直接(に)」という副詞が加わった形で、「Aを直接Bに変える」 になっています。

さらに、convert はどちらかというとフォーマル(正式)な語で、日常的には turn A into B あるいは change A into B でも同じ意味になることも注意しておきましょう。

今日のタイトルでも、Skin cells (are) tuned into neurons でbe 動詞を補うと、turn A into B が受動態で登場していることがわかります。

つまり、「皮膚細胞が神経細胞に変えられる」 ということです。

さて、manage は 「管理する」 「経営する」 「監督する」 といった意味でよく知られる動詞ですが、ここでは 「なんとかやり遂げる」「かろうじて成功する」 という意味で登場しています。

つまり、意味的には succeed 「成功する」 「うまくいく」 に近いのですが、そこには “何とか” “かろうじて” というニュアンスが加味されているというわけです。

manage to V で 「かろうじて~することに成功する」「なんとか~する」 という言い方になります。

したがって、

have managed to convert human skin cells directly into functional neurons の部分は

「人間の皮膚細胞を健全に機能する神経細胞へ直接変化させることに成功した」 。

アルツハイマー病やパーキンソン病などの難病患者に対して、あらたに神経細胞を作ってやるという治療法が模索されています。

これまでは、皮膚細胞などをいったん万能細胞である「人工多能性幹細胞」 induced pluripotent stem cell(iPS細胞)に変えてから神経細胞に分化させる方法がとられてきましたが、
目的の細胞を直接つくる 「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる技術がここにきて注目されています。

今回は、このダイレクト・リプログラミングによって初めて人間の神経細胞を作ることに成功したというニュースです。

この技術が確立されれば、よりスピーディで効率的な細胞作成が期待されるだけでなく、iPS細胞で懸念されるがん化の危険性を減らせる可能性もあり、再生医療や創薬への応用が期待されます。

■編集後記

娘が10歳になりました。
本当にあっという間です(息子は10月に13歳)。
そろそろ一緒にお風呂も入れなくなるのかなと思うと寂しいので、一緒に入れるうちにたくさん入っておこうと思います^^;
(裏)台風2号は低気圧に変わったそうですが、大雨に警戒。。


スイス、脱原発へ

Switzerland to Abandon Nuclear Power

The Swiss government decided to phase out its nuclear power, amid growing public hostility toward the industry in the wake of the disaster at Japan’s Fukushima nuclear power plant in March.

■チェック!

・abandon nuclear power 原発を廃止する
・phase out  段階的に廃止する
・public hostility 国民の反発
・in the wake of ~を受けて

■対訳

「スイス、脱原発へ」

3月に発生した日本の福島原発事故を受けて、原子力発電に対する国民の反発が高まる中、スイス政府は原発の段階的廃止を決定した。

■訳出のポイント

abandon は 「中止する」 「断念する」 という動詞。

「捨て去る」 「遺棄する」 「廃棄する」 といった意味でも使われます。

今日のタイトルでは abandon nuclear power で 「原子力(発電)を捨てる」→ 「原発を廃止する」 → 「脱原発する」 ということです。

phase は 「段階」 という意味の名詞としてよく知られる語ですが、ここでは動詞で登場しています。

動詞 phase は 「段階的に実行する」 「段階的に採用(導入)する」 の意。

そこで phase out は 「段階的になくす」 → 「段階的に停止(廃止・除去)する」「徐々に削減する」という意味の句動詞になります。

したがって phase out its nuclear power で 「原発を段階的に廃止する」ということです。

hostility は 「敵意」 「敵愾心(てきがいしん)」 「反感」 といった意味の名詞。

hostility toward ~ で 「~に対する敵意」 「~への反感(反発」 です。

そこで public hostility toward the industry は「その業界(=原子力業界=原子力発電)に対する国民の反発」。

また、その前には 「~の中で」「~の最中に」という amid と「増大する」「高まる」という意味の形容詞 growing がついていますね。

したがって、

amid growing public hostility toward the industry の部分は

「高まる原子力発電への国民の反発の中で」 →「原子力発電に対する国民の反発が高まる中で」 ということです。
wake は「目を覚ます」「目が覚める」という動詞として知られていますが、ここで使われているのは全く別の単語です。

名詞 wake の語源は、古ノルド語で “凍った海(川)に船によって作られた氷の穴”。

ここから、もともとは海事用語で 「航跡」 を意味します。

それが、より広義に物などが通った 「跡」 「道」 を指して使われるようになりました。

そこで in the wake of ~ で 「~(が通った)跡の中に」 →「~の結果として」 「~(の結果)を受けて」 という表現になっています。

日本の福島第1原発事故は世界の原子力発電業界に大きな波紋を投げかけています、

世界中で原子力の平和利用(=原子力発電)も是非が改めて問われる中、先月のドイツに次いでスイスが脱原発路線を打ち出しました。

スイスはフランスに次ぐ原発大国で、国内発電の約40%を原子力に頼っています。

そのスイスが、2019年から34年の間に運転許可期限を迎える既存の原子炉5基を段階的に廃止する閣議決定をしたというニュースです。

ただし、現実には、原子力に替わるエネルギー源の確保など、大きな困難が予想される決定でもあり、今後は国民投票を含め、さらなる議論が必要になるでしょう。
■編集後記

僕は暖かくなるとよく子供を連れて千葉へ釣りへ行きました。
内房の小さな港ですがそこで漁船を仕立てて4、5時間釣りをし、釣った魚は持ち帰って調理したものでした。
しかし、今年は出来ません。たしかに潮の流れは南から北へ向かいますが、魚の回遊ルートはよく分かってない部分が多いですのでとても怖くて釣りには行けません。
レジャーを奪われたことで、原発に対する怒りが再びこみ上げてきます。
(裏)都心は明日、1日雨の様子。。
ガッカリ。。


潰瘍を誘発するピロリ菌、パーキンソン病に関与

Ulcer-Causing Helicobacter Pylori Linked to Parkinson’s

Helicobacter pylori, a bacterium responsible for stomach ulcers, may play a role in developing Parkinson’s disease, U.S. researchers reported.

■チェック!

・ulcer-causing  潰瘍を誘発する
・Helicobacter pylori  ヘリコバクター・ピロリ、ピロリ菌
・bacterium バクテリア、細菌
・Parkinson’s (disease)  パーキンソン病
・responsible for ~の原因である

■対訳

「潰瘍を誘発するピロリ菌、パーキンソン病に関与」

胃潰瘍の原因となる細菌のヘリコバクター・ピロリ菌が、パーキンソン病の発症に関与している可能性がある。
米国の研究者らが報告した。

■訳出のポイント

ヘリコバクター・ピロリはヒトなどの胃に生息するらせん型の細菌。

通常 「ピロリ」 菌と呼ばれています。

慢性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因になるとしてよく知られている細菌です。

また、胃癌の発生にもつながることが確認されており、細菌の中でヒトの悪性腫瘍の原因となりうることが明らかになっている唯一の病原体でもあります。

そして今回は、米国の研究により、このピロリ菌がパーキンソン病の発病にも関与している可能性が示唆されたというニュースです。

日本語でも 「細菌」 は 「バクテリア」 ともいいますが、bacteria は実は複数形。

単数は bacterium なので注意しましょう。

responsible は 「責任がある」 「責任を負うべき」 という形容詞。

名詞形の responsibility 「責任」 とともに確認しておきたい単語です。

ここでは (be) responsible for ~ で 「~に対して責任がある」 →「~の原因である」 という表現になっています。

play a role は直訳すると 「役割を演じる」 → 「役割を果たす」という言い方。

play a role in ~ で 「~の中で役割を果たす」 → 「~に関与する」「~に貢献する」 というニュアンスで使われます。

動詞 develop は 「開発する」 「発達する」 「発展する」 などの意でよく知られる基本動詞です。

ただし、今日の場合は、病気を 「発病する」 「発症する」 「患う」という意味で登場しています。

したがって、play a role in developing Parkinson’s disease で「パーキンソン病の発症に関与する」 となっています。
■編集後記

wikipediaのピロリ菌のページをみて驚きました。
この病原菌が発見されたのは19世紀ですが、当時の医学研究者らがこの菌を自飲実験して急性胃炎を自ら発病させた、一人は自然治癒したが一人は慢性胃炎に発展、というくだりがあります。
現在ほど医療技術が発達してなかった頃、研究者らは自らの身体を実験台にして様々な菌の解明にあたっていたことがうかがえます。
現在の医療というのはそういう過去の研究者たちの身体をはった積み重ねの上に出来上がっているのかと変に感動しました。
(裏)末は天気がぐずつく感じです。
土曜日は晴れて欲しい!長男の運動会。


2、3号機でも炉心溶融、東電が発表

Tepco Confirms Fuel Rod Meltdown in No.2 and 3 Reactors

Tokyo Electric Power (Tepco), the operator of Japan’s Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant reported on Tuesday the meltdown of fuel rods not only in the Number 1 but in the Number 2 and Number 3 reactors within a few days after the March 11th earthquake and tsunami.

■チェック!

・fuel rod meltdown 炉心溶融
・reactor 原子炉
・operator 運営会社

■対訳

「2、3号機でも炉心溶融、東電が発表」

福島第1原発の運営会社である東京電力 (Tepco) は火曜日、第1号機原子炉だけでなく2号機3号機でも、3月11日の地震および津波発生から数日以内に炉心溶融が起きていたことを報告した。

■訳出のポイント

confirm は 「確認する」 「確かめる」 という動詞としてよく知られています。

また、(確認した事実を)「承認する」、あるいは(確認した事実を)「はっきり言う」 → 「(正式に)発表する」 というニュアンスでもしばしば使われる語です。

fuel rod は 「燃料棒」。

nuclear fuel rod で 「核燃料棒」 となります。

meltdown は日本語でも 「メルトダウン」 といいますが、「溶けること」「溶融」。

ここでは fuel rod meltdown で 「(原子炉の炉心内の)燃料棒が溶けること」の意味で、日本語では 「炉心溶融」 と訳されます。

「原子炉」 は nuclear reactor ですが、しばしば nuclear を省略して reactor だけで使われます。

日本語の報道では通常 「1号機」 「2号機」 といわれますが、これは「1号機原子炉」 「2号機原子炉」 ということ。

したがって、英語では Number 1 reactor、 Number 2 reactor のようになります。

not only A but also B は日本人にはなじみのある構文。

「AだけでなくBも」「AのみならずBも」「AばかりでなくBも」という意味で、様々な文脈で応用できる便利な表現です。

今日の場合は also が省略されて not only A but B という形になっていることに要注意です。

実は also を抜いても意味的には全く同じ。

日常的にはこちらの形もよく使われるので、あわせて確認しておきましょう。

福島第1原発事故に関して、東京電力が1~3号機の地震発生前後の原子炉の状態について解析結果を公表しました。

先頃報告された1号機原子炉だけでなく2号機・3号機でも地震・津波発生から数日以内に、溶けた核燃料の大部分が圧力容器底部に落下する炉心溶融の状態に達していたという報告でした。

■編集後記

今さら2号機、3号機でもメルトダウンと聞いても、もう慣れてしまっているのかさして驚きを感じなくなっている自分が怖いです。
むしろある程度国民を原発事故の脅威に慣らしておいてから報告をしているのかもしれない、とつい勘ぐってしまいます。
(裏)今日はいい天気~気持ちの良い朝でした。
やっぱ晴れがいいですね。


カンヌ映画祭、マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』に最高賞

Malick’s ‘Tree of Life’ Wins Top Honor at Cannes

U.S. director Terrence Malick’s The Tree of Life, starring Brad Pitt and Sean Penn, won the Palme d’Or prize for best picture at the Cannes International Film Festival on Sunday.

■チェック!

・top honor 最高の名誉→最高賞
・star  ~を主演させる

■対訳

「カンヌ映画祭、マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』に最高賞」

米国のテレンス・マリック監督による『ツリー・オブ・ライフ』が日曜日、カンヌ国際映画祭の最高作品賞であるパルムドールを受賞した。
同作品にはブラッド・ピットとショーン・ペンが主演している。

■訳出のポイント

タイトルで使われている honor という単語・・・まずは注意するべきことが2点あります。

ひとつ目は発音。

頭についている h は発音せず、日本語でいうと 「ホーナー」 ではなく「オーナー」 に近くなるので注意しましょう。

ふたつ目はスペル。

米語では通常 honor ですが、British English (英国系)では honour となるので、どちらにも対応できるようにしておきましょう。

さて、この honor ですが、「栄光」 「栄誉」 「名誉」 といった意味の名詞です。

そこで、タイトル中の top honor は直訳すると 「最上の名誉」。

今日のように、賞を指して 「最高賞」 を意味してしばしば使われる表現です。

win the top honor で 「最高賞を受賞する」 となります。

star は誰でも知っている名詞で 「星」。

また、ここから “星のように輝く人” ということで、芸能界などの傑出した「スター」 「花形」 という意味にもなっていますね。

今日の場合は動詞になっていて、映画やTV番組などで俳優などを「スターとして用いる」 → 「主演させる」 という意味になっています。

そこで、カンマに囲まれて 『ツリー・オブ・ライフ』 という映画作品を説明している starring Brad Pitt and Sean Penn の部分は

「ブラッド・ピットとショーン・ペンを主演させている」 →「ブラッド・ピットとショーン・ペンが主演している」 ということです。

寡作で知られるテレンス・マリック監督、1973年に初メガホンをとって以来、今回の作品がなんと5作目。

しかし、その5作品のうち、1978年 『天国の日々』 がカンヌ国際映画祭監督賞、1998年の 『シン・レッド・ライン』 がベルリン国際映画祭金熊賞、そして今回の 『ツリー・オブ・ライフ』 がカンヌ国際映画賞パルムドール賞、という堂々たる受賞歴です。
■編集後記

僕は人から勧められた本や映画はあまり深く考えずすぐにアマゾンで買う性向があり、カンヌのニュースを聞いて、すぐにテレンス・マリック監督の「天国の日々」と「地獄の逃避行」をオーダーしました。
週末天気いまいちなようですのでこれを観たいと思います。
(裏)27日の加藤一郎さんセミナー(JIMA)めちゃ楽しみ。


中韓首脳、福島を訪問

Chinese and South Korean Leaders Visit Fukushima

Chinese PM Wen Jiabao and South Korea President Lee Myung-bak, along with Japanese PM Naoto Kan, toured the area near the Fukushima nuclear plant on Saturday in a show of support for their quake and tsunami-hit neighbor.

■チェック!

・along with  ~とともに
・tour  視察する
・in a show of support for ~への支援を表明し
・neighbor  隣国

■対訳

「中韓首脳、福島を訪問」

中国の温家宝首相と韓国の李明博大統領は土曜日、日本の菅直人首相とともに福島原発周辺地域を視察し、地震と津波に見舞われた隣国日本への支援を表明した。

■訳出のポイント

leader は日本語でも 「リーダー」 というように 「指導者」 「先導者」。

今日のタイトルでは Chinese and South Korean leaders なので「中国と韓国の指導者たち」 →「 中国と韓国の首脳」 ということです。

すっかり日本語になっている 「ツアー」 の語源である tour はもともと「回転」 「1周」 という意味の古仏語。

ここから観光・視察などで数カ所をめぐる 「旅行」 「周遊」 という名詞になっています。

今日の場合は動詞で登場しており、観光や視察で(各地を)「めぐる」「訪れる」 の意味になっています。

そこで、toured the area near the Fukushima nuclear plant で「福島原発に近い地域(の各地)を訪れた」 →「福島原発の周辺地域を視察した」 ということです。

show は 「~を見せる」 「~を表す」 などの意の基本動詞として知られています。

ただし、ここでは名詞で 「見せること」 → 「表現」 「表明」 の意味。

そこで、in a show of support for ~ で 「~への支援の表明の中で」→ 「~への支援を表明して」 という表現です。

neighbor は 「近所の人」 「隣人」。

ここでは国のレベルでの “隣人” なので 「隣国」、すなわち neighboring country を意味しています。

日中韓首脳会談のために来日した中国の温家宝首相と韓国の李明博大統領が東日本大震災の被災地を訪れたニュースです。

両首脳はそれぞれ宮城県の被災地や避難所を訪問した後、福島市で菅首相と合流しました。

外国の首脳としては初めて、原発事故後に福島の土を踏んだわけです。

両首脳は市内の原発事故避難所で避難民らを激励して回り、福島産の野菜や果物を試食。

友好ぶりと日本をサポートする姿勢をアピールしました。
■編集後記

福島第1原発3号機から20兆ベクレルを越える放射性物質が海へ流れ、神奈川県の茶葉から放射性物質が検出されているというのに、未だ福島産の農作物の安全性をアピールする我が国のリーダー。。
あきれてものが言えません。
風評被害払拭のためというが、風評を作っているのは他ならぬ彼らではないのか?
(裏)今週は天気が悪そうですね。。
東京の最高気温今日は17度。。


浮遊惑星を発見

Floating Planets Discovered

A research team of international astronomers has found “floating planets” which are believed not to orbit a star, saying that such objects could be as common as stars throughout the Milky Way.

■チェック!

・floating planet  浮遊惑星
・astronomer  天文学者
・orbit a star  恒星の周りを回る
・object  物体
・the Milky Way  天の川、銀河(系)

■対訳

「浮遊惑星を発見」

国際的天文学者からなる研究チームが、恒星を周回していないと考えられる『浮遊惑星』を発見した。
銀河系のいたるところで、これら浮遊惑星は恒星と同じように数多く存在している可能性があるという。

■訳出のポイント

float は 「浮かぶ」 「浮く」 という動詞なので、floating planet で「浮かんでいる惑星」 → 「浮遊惑星」 となります。

orbit は天文用語で 「軌道」 という名詞。

動詞だと、軌道に沿って 「~の周りを回る」 という意味になります。

そこで orbit a star で 「恒星の周りを回る」 「恒星を周回する」ということです。

be believed to V は 「~すると考えられる」 「~すると思われる」という言い方で、今日の場合はその否定で be believed not to V「~しないと考えられる」 という形で登場しています。

Milky Way は日本語の 「天の川」 にあたる言葉です。

昔の西洋人たちは、「天の川」 をミルクが流れているようだと受け取っていたようです。

ここでは、私たちの地球が属する「銀河」 the Galaxy あるいは「銀河系」 the Galactic System を指す語として使われています。

したがって、文の後半

saying that such objects could be as common as stars throughout the Milky Way

の部分は・・・

「こういった物体(=浮遊惑星)は、銀河系のいたるところで恒星と同じくらい一般的である可能性があるという」→「これら浮遊惑星は恒星と同じように数多く存在している可能性があるという」

となります。

太陽を中心に回る地球のような惑星と異なり、一定の軌道を持たず宇宙空間を漂う 「浮遊惑星」 は、理論的には存在すると考えられていましたが、これまで実証されたことはありませんでした。

今回は世界で初めて、日本の名古屋大学・大阪大学およびニュージーランドのオークランド大学の天文学者らからなる研究チームが、銀河系内で10個の浮遊惑星を発見したといニュースです。

これら浮遊惑星は、「同じ恒星の周りを周回していた惑星同士で重力の干渉が起き、小さい方の惑星がはじき出されてできる」 と考えられます。

銀河系の中には、恒星と同じくらいどころか、実際にははるかに上回る数の浮遊惑星が存在するのではと同研究チームは指摘。

今後の研究により、太陽系などの惑星がどのように形成されたかという謎の解明に役立つことが期待されています。
■編集後記

浮遊惑星。宇宙戦艦ヤマトにでてきた「白色彗星」を思い出します。
まあ、こちらは彗星ですが。銀河系には2000億の恒星があり、1つの恒星に対し2つの浮遊惑星があるとされているので銀河系内にも4000億の浮遊惑星が存在すると考えられています。
今回のニュースはNature誌の5月19日号で発表されました。
(裏)今日は川崎でDVDの撮影。
車で行きます。
道路、混んでないことを祈る。


シュワルツェネッガー前知事に隠し子

Schwarzenegger Fathered Love Child

Former California Governor Arnold Schwarzenegger, who recently announced the split from his wife of 25 years, has admitted fathering a child more than a decade ago with a member of his household staff.

■チェック!

・father  【動詞】父親になる、子どもをもうける
・love child  非嫡出子→隠し子
・recently  最近、先頃
・household staff  家庭内スタッフ→家政婦

■対訳

「シュワルツェネッガー前知事に隠し子」

先頃、結婚25年の妻との別居を発表した、カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー前知事が、10年以上前に家政婦との間に子どもをもうけたことを認めた。

■訳出のポイント

father は、誰でも知っている名詞 「父親」 ですが、今日は動詞として登場しているので注意しましょう。

動詞 father は 「父親になる」 「(男性が)子どもをもうける」という意味です。

love child は 「非嫡出子」、つまり法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子どものことです。

正式には illegitimate child といいますが、日常的には child born outside of marriage という言い方もされます。

日本語では 「非嫡出子」 という法律用語は一般的にはほとんど用いられず、通常 「隠し子」 という表現が使われるので、今日の対訳でもこちらを採用しています。

father a child with ~ で 「~と一緒に子どもをもうける」 →「~との間に子どもをもうける」 という言い方。

decade は非常に英語的(あるいは西洋的)な単語で 「10年」「10年間」 の意。

そこで、more than a decade ago で 「10年以上前に」ということです。

マリア・シュライバー夫人との別居発表で世間を驚かせたシュワ前知事ですが、またまた爆弾発言。

別居にいたった原因は、シュワ前知事が家政婦との間にもうけた隠し子だったというのです。

子どもが生まれたのは more than a decade ago 「10年以上前」 で、母親はシュワ宅の家政婦として20年勤めた末に今年1月に退職しているそうです。

その際に前知事がマリア夫人に隠し子について告白し、夫人は直後に家を出たという経緯のようです。
■編集後記

マリア夫人は故ケネディ元大統領の姪であり、当然、ケネディ一族といえば影で米国の政治を動かす力を持っているとすれば、シュワルツェネッガーの知事当選も彼女の力が大きかったと推察されます。
この離婚がシュワ前知事の今後の人生にどう影響するのか。。
(裏)昨夜六本木で久しぶりに深夜まで飲みました。
朝のトレーニングは中止。


オリンピック優勝のマラソン走者サムエル・ワンジルさんが死去、24歳

Marathon Runner and Olympic Champion Samuel Wanjiru Dies at 24

Kenyan marathon runner Samuel Wanjiru, who won the gold medal at the Beijing Olympic Games in 2008, died after falling from a balcony at his home at the age of 24.

■チェック!

・marathon runner    マラソン走者
・win the gold medal    金メダルを獲得する
・fall    落ちる→転落する

■対訳

「オリンピック優勝のマラソン走者サムエル・ワンジルさんが死去、24歳」

2008年の北京五輪で金メダルを獲得し、ケニアのマラソン走者サムエル・ワンジルさんが、自宅のバルコニーから転落して死亡した。24歳だった。

■訳出のポイント

タイトル中の Olympic champion 「オリンピック優勝者」 は、言い換えれば Olympic gold medalist 「オリンピックの金メダリスト」 と同じ。

また、日本語では 「金メダルを獲得する」 といいますが、英語では動詞 win を使うのが最も一般的です。

win というと 「勝つ」 「勝利する」 ですが、もう少し広義に勝利・賞品・賞金などを 「勝ち取る」 「獲得する」 という文脈でも頻出の語となっています。

したがって、 win the gold medal で 「金メダルを獲得する」。

日本語では 「北京オリンピック」「北京五輪」 といいますが、英語の場合、正式には Beijing Olympic Games のように games が付くので注意しましょう。

fall は 「落ちる」 「落下する」 という基本動詞。

ここでは fall from a balcony で 「バルコニーから落ちる」 →「バルコニーから転落する」 となっています。

そこで、died after falling from a balcony at his home の部分を直訳すると 「彼の家のバルコニーから転落した後に死亡した」 →「自宅のバルコニーから転落して死亡した」 ということです。

ワンジルさんは02年に仙台育英高校に陸上留学して以来、7年間日本で生活しています。

北京五輪では日本育ちの金メダリストとして話題になりました。

その後も世界のマラソン走者として活躍する一方で、最近では妻と家政婦を脅迫して告訴されるなど、私生活での問題が絶えない状態でした。

ワンジルさんの自宅がある首都ナイロビから約150キロ北西のニャフルルの警察当局によると、知人女性と寝室にいたところを帰宅した妻に見つかって、口論となり、部屋に閉じ込められたワンジルさんは、その後2階バルコニーから転落。

内臓や顔などを激しく損傷し、搬送先の病院で死亡が確認されました。
■編集後記

ワンジルさんが転落したというバルコニーですが、さぞや高いところと思いきや高さ6メートルだったようです。
2階建ての家の屋根の上くらいでしょうか。
かなり泥酔していたようです。
ワンジルさんは日本食が好きで納豆をよく好んで食べてたという。。
(裏)断捨離効果か。
2回しか履いてないバーバリーのパンツを発見。
感動。


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