2017年08月 一覧

ハリケーン「ハービー」で死者30名、損害推計額が増加

30 Dead in Hurricane Harvey, Damage Costs Rise

As Hurricane Harvey prepares to make landfall once again in Texas and Louisiana in the United States, current damage estimates rose from $30 billion to $42 billion and higher. The storm has resulted in 30 deaths so far, with thousands more suffering losses to torrential rains.

 

■チェック

・landfall 上陸
・torrential 急流の、猛烈な
・estimate 推計、推定

 

■対訳

「ハリケーン「ハービー」で死者30名、損害推計額が増加 」

ハリケーン「ハービー」が米国テキサス州とルイジアナ州に再上陸する見込みの中、現在の損害推計が300億ドル(約3兆3000億円)から420億ドル(約4兆6000億円)以上に増加した。現在まで暴風雨で30名の死者が出ており、数千以上に及ぶ人が豪雨による被害を受けている。

 

■訳出のポイント

アメリカで甚大な被害が出ているハリケーンのニュースです。

以前より「台風」 typhoon および 「ハリケーン」 hurricane のニュースはこの英字新聞でも多く取り扱っています。

日本では、台風は番号をつけて呼びますが、国際名称というものがあります。
(例:2016年の台風10号は「Lionrock」)

これはハリケーンも同様です。
都度決めるのではなく、あらかじめ用意された名前リストから、発生する度に順に付けていきます。

ハリケーンの名前には、以前は女性名が使用されていました。
しかし、今回の 「Harvey」 は男性名です。
男女平等の観点から、1979年以降男女均等に名前が割り振られているそうです。

make landfall は、(台風が)「上陸する」 です。

once again 「もう一度」 という表現があることにも注意しましょう。

make landfall once again in Texas and Louisiana で、

「テキサス州とルイジアナ州に再上陸する」 となります。
torrential は、もともと川などが 「急流の」 「激流の」 という意味の形容詞。

ここから、雨が(奔流のように)「激しい」 「土砂降りの」という意味にもなっています。

通常 torrential rain で 「豪雨」 「集中豪雨」 にあたる言い方です。

日本語でよく使われるようになった 「ゲリラ豪雨」 に近い英語も、この torrential rain になるでしょう。
with thousands more suffering losses to torrential rains

の部分は、
with thousands more (of people) suffering losses to torrential rains

と考えると意味がとりやすいと思います。

「豪雨による被害を被っている数千以上の人」

→ 「数千以上に及ぶ人が豪雨による被害を受けている」

という感じになります。
ハリケーンの強さで5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」の勢力でテキサス州を直撃した「ハービー」は熱帯性暴風雨に勢力を弱め、30日にルイジアナ州南西部に再上陸しました。

ルイジアナ州は2005年にハリケーン「カトリーナ」で壊滅的被害を受けた地域です。

ハービーの被害規模は米史上2番目に大きい被害を出したハリケーン「サンディ」を上回る恐れがあり、これまで最大だったカトリーナをも上回るとの見通しも示されています。

 

 

■編集後記

昔米国留学中にフロリダでものすごいハリケーンがあってその直後たまたま近くを訪問したのですがまさにそれは文字通り壊滅的な被害で、空襲があったあとの焼け野原みたいでした。
ところで台風とハリケーンの違いを調べてみました。どちらも熱帯性低気圧の大型のもので一緒ですが発生した場所で呼び方が違うようです。
簡単にいえば赤道以北、太平洋の日本側が台風、太平洋のアメリカ側と大西洋がハリケーンと呼ぶそうです。

 

 

 

(裏)今日の東京は10月中旬くらいの天気だそうです。涼しいです!


北朝鮮のミサイルが日本上空を通過し、海に落下

North Korean Missile Passes Over Japan, Lands in Sea

North Korea recently launched its first missile to pass over Japan. The missile eventually landed about 1200 km off Japan’s coast. Japan’s Prime Minister Abe and the USA’s President Trump issued statements of unity and condemnation in response, warning against further threatening actions.

 

■チェック

・unity 団結
・condemnation 激しい非難
・threatening 脅迫的な
・launch(ed) 発射する、打ち上げる

 

■対訳

「北朝鮮のミサイルが日本上空を通過し、海に落下」

先日、北朝鮮が初めて日本上空を通過するミサイルを発射した。ミサイルは最終的に日本の海岸から約1,200kmの地点に落下した。これに対し、日本の安倍総理大臣と米国のトランプ大統領は両国の団結と北朝鮮を非難する声明を出し、更なる脅迫的な行動に対して警告した。

 

■訳出のポイント

land は 「陸地」 「土地」 といった意味の名詞としておなじみの語ですが、今日の場合は動詞として使われているので注意しましょう。

動詞 land は 「上陸する」 「着陸する」 「着地する」 の意味になります。

つまり、船などで到着する場合は 「上陸する」、飛行機の場合は 「着陸する」ということです。

しかし今日の場合は、ミサイルですので、「(地面や水面に)落ちる」となります。

「~から離れて」 という意味の副詞 off 。

landed about 1200 km off Japan’s coast で、

「日本の海岸から約1,200km離れて落下した」→「日本の海岸から約1,200kmの地点に落下した」となります。
launch も英字新聞頻出語のひとつなので、再確認しておきましょう。

今日のようにロケットやミサイルなどの 「発射」 「打ち上げ」 の意味と、活動・プロジェクトなどの 「開始」、新製品などの 「発売」 という意味と、どちらでもよく登場する単語です。

また、「発射する」 「開始する」 「発売する」 という動詞としても同様に頻出となっています。
issue は、人や機関(国家なども含む)が、宣言・命令・警告などを「出す」 「発する」 「公布(発布)する」 という動詞です。

issue a statement で、「声明を出す」「発表する」という言い方になります。

また、in response は 「それに応じて(答えて)」という意味です。

よって、

issued statements of unity and condemnation in response

は、
「(安倍首相とトランプ大統領は)それ(北朝鮮のミサイル発射)に対し、団結と激しい非難を発表した」

→「(安倍首相とトランプ大統領は)これに対し、両国の団結と北朝鮮を非難する声明を出した」

となります。
北朝鮮は29日午前5時57分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)地区から弾道ミサイル1発を発射しました。
全国瞬時警報システム(Jアラート)は、北海道、東北、北関東など12道県の住民に避難を呼びかけました。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は30日、日本上空を通過したミサイル試射について、米軍の拠点であるグアム封じ込めのための「意味深長な前奏曲」だと表明しています。

 

 
■編集後記

やはり核兵器を持っている国に対してトランプも躊躇しているような感じがします。
イラクのサダムフセイン制圧時のようにはいきません。「次なる標的はグアム」。。
日本から毎年グアムには70万人以上が観光に訪れているそうです。
グアムは高校の修学旅行でも使われますが今回はキャンセルが相次いでいるそうです。。

 

 

 

(裏)なんかこれから都心すごい雨になりそう・・


日本で葬式ロボットがデビュー

Funeral Robot Debuts in Japan

A Japanese company has unveiled a robot that can chant Buddhist sutras while beating a wooden drum at a funeral industry trade show in Tokyo.

■チェック

・Buddhist  仏教(の)
・funeral  葬式
・unveil  (新製品などを)発表する、披露する
・chant Buddhist sutra  お経を上げる
・beat a wooden drum  木魚を叩く
・funeral industry trade show  葬儀業界の展示会

■対訳

「日本で葬式ロボットがデビュー」

東京で行われた葬儀業界の展示会で、ある日本企業が、木魚を叩きながらお経を上げるロボットを披露した。

■訳出のポイント

funeral は 「葬式」 「葬儀」 「告別式」 を意味する名詞。

仏教、キリスト教などの宗教・宗派に関係なく用いる単語となっています。

debut は 「デビュー」 という名詞であると同時に、

「デビューする」

という動詞としても頻出ですね。
今日のタイトルは

Funeral Robot Debuts in Japan で

「日本で葬式ロボットがデビューする」

ということです。

chant の語源は 「繰り返し歌う」 という意味のラテン語 cantare。

ここから、主に聖歌や詩歌を 「詠唱する」 という動詞になっています。

sutra は 「経典」 で、

Buddhist sutra だと 「仏教の経典」 「お経」。

そこで、

chant Buddhist sutras で

「仏教の経典を詠唱する」 → 「お経を唱える」 「お経を上げる」

ということです。

a wooden drum は直訳すると 「木製のドラム」 「木製の太鼓」。

ここでは、仏教の 「木魚」 を意味しています。

そして、beat は、

続けざまに 「打つ」 「たたく」 という動詞なので、

beat a wooden drum で

「木魚をたたく」

というわけです。

while は

「~している間に」 「~の間中」 → 「~しながら」 「~と同時に」

という意味の接続詞。

a robot that can chant Buddhist sutras while beating a wooden drum

の部分は

「木魚を叩きながらお経を唱えることができるロボット」

ということです。

trade show は、日本語の 「見本市」 「展示会」 に当たる言い方。

今日の場合は

funeral industry trade show  で

「葬儀業界の展示会」

になっています。

東京ビッグサイトで先週開かれた、葬儀や埋葬、供養に関わる設備やサービスの展示会 「エンディング産業展2017」 で、日本ではすっかりおなじみになったソフトバンクの人間型ロボット Pepper 「ペッパー」 がお経を上げる姿がお披露目されました。

神奈川県にある株式会社ニッセイエコが開発したソフトを用いているそうです。

同社は、各分野で急激にデジタル化が進む中、導入が遅れている葬儀業界における IT 化を進めようと、『IT 葬儀』を提案。

そこには、芳名帳記入を IT 化した 「電子芳名帳」、ネット上で葬儀をライブ配信し、遠隔の人もスマートフォンで疑似体験できる「ネット葬儀サービス」 なども含まれるということです。

■編集後記

一時Amazonでお坊さんをレンタルできるサービスが脚光を浴びました。
あの会社は僕の知人がやってる会社ですが・・ 今度はロボットがお経ですか。。
いくらなんでもそれはないなと思います。昔なにかの映画で偽坊主がテープレコーダーでお経を流して本人は口パクをしているというシーンがあったのを思い出します。それとあまり変わらないですね。

(裏)朝から北朝鮮ミサイル発射ニュース・・明日お届けします。


サムソン電子副会長に懲役5年の判決

Samsung Vice Chairman Sentenced to Five Years

 
A South Korean court has sentenced Samsung Electronics’ vice chairman and heir-apparent Lee Jae-yong to five years in prison for crimes including offering bribes and perjury.

■チェック

・vice chairman 副会長
・sentence (人) to _ years (in prison)
(人) に懲役_年の (有罪) 判決を下す
・heir-apparent 事実上の後継者
・crime 罪
・offering bribes 贈賄
・perjury 偽証

■対訳

「サムソン電子副会長に懲役5年の判決」

韓国の裁判所は、サムソン電子の副会長で事実上の後継者である李在鎔(イ・ジェヨン) 被告に、贈賄、偽証などの罪で懲役5年の有罪判決を下した。

■訳出のポイント

sentence はもともと、 「文」 という名詞。

ここから、法律用語では、「 (刑罰の) 宣告文」 → 「判決」の意味になっています。

そして、英字新聞では、「~に (有罪) 判決を宣告する」 「~に有罪判決を下す」
という動詞としても頻出なので、しっかり確認しておきましょう。

sentence (人) to _ years in prison で

「 (人) に懲役_年の (有罪) 判決を下す」

という言い方になります。

heir は 「相続人」 「後継者」 という名詞で、

apparent は 「見えている」 「明らかな」 「明白な」 という形容詞です。

そこで、

heir-apparent は 「明らかな後継者」 → 「事実上の後継者」 。

ここでは、

Samsung Electronics’ vice chairman and
heir-apparent Lee Jae-yong

「サムスン電子の副会長で事実上の後継者の李在鎔(被告)」

ということです。

bribe は 「賄賂」 。

offer bribes で

「賄賂を差し出す」 → 「賄賂を贈る」 「贈賄する」

になります。

offering bribes だと

「賄賂を贈ること」 「贈賄」

ということですね。

また、crime は法律上の 「罪」 「犯罪」 を意味する名詞。

これらから

crimes including offering bribes and perjury

の部分は

「贈賄、偽証を含む (複数の) 罪」 → 「贈賄、偽証などの罪」

となっています。

サムスングループの事実上トップで後継者の李在鎔 (イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に、懲役5年の有罪判決が下されたニュースです。

李被告は、国政介入事件で今年3月に韓国大統領を罷免された朴槿恵(パク・クネ) 被告への贈賄罪などに問われていました。

今回の判決を受けて、同社の株価は1%下落。

規模的にも世界での知名度でも韓国最大企業のサムソンにとって、大きな打撃となりそうです。

■編集後記

日本でスマホといえばiphoneがシェアの7割を占めています。
アンドロイドは3割。
しかし世界に目を向ければ、これがちょうど逆転します。
アンドロイドが7割なのだそうです。
しかもサムソンギャラクシーが圧倒的な人気です。
そんな韓国を代表する世界企業のトップが懲役をくらうというのは、韓国の司法制度というのがいかに厳しいか分かります。
大統領が簡単に逮捕される国ですし・・・
(裏)昨日は2級船舶試験。
せっかくなんでやはり一級取ることにします!


クルーニー夫妻、反ヘイト団体に100万ドル寄付

Clooneys to Make $1M Donation to Anti-hate Organization

US actor George Clooney and his wife and international human-rights lawyer Amal Clooney will donate $1 million to an organization that tracks hate crimes.

 

■チェック

・make $_ donation to (= donate $_ to)  ~に_ドルを寄付する
・anti-hate organization  反ヘイト団体
・international human-rights lawyer  国際人権弁護士
・track hate crimes  ヘイトクライム(憎悪犯罪)を監視する

 

■対訳

「クルーニー夫妻、反ヘイト団体に100万ドル寄付」

米俳優のジョージ・クルーニーと、妻で国際人権弁護士のアマル・クルーニーが、ヘイトクライムを監視する団体に100万ドル(約1億1000万円)を寄付するという。

 

■訳出のポイント

タイトルでは、Clooneys と、人の姓(苗字)である

Clooney が複数形になっていますね。

これは、George Clooney と Amal Clooney という2人のClooney のことをまとめて表現しているからです。

同じ苗字を持つ夫婦や家族のことを言う場合に、このような言い方がしばしば使われます。

今日の場合は、

Clooneys = 「クルーニー夫妻」

ということですね。

名詞 hate は 「憎悪」 「憎しみ」。

最近では hate crime 「ヘイトクライム」 のように、日本語でもそのまま使われることも多くなりました。

hate crime とは、人種・民族・宗教などに対する差別意識や憎悪を動機とする犯罪行為の総称です。

そこには、障害を持っていることや、同性愛のような特定の嗜好に対する差別や暴力も含まれています。

そして、

anti-hate organization 「反ヘイト団体」 は、こういった差別・暴力に反対する団体になっています。

動詞 track は

「~を追う」 → 「~を追跡する」 → 「監視する」の意。

an organization which tracks hate crimes で

「ヘイトクライムを監視する団体」

ということです。

米人気俳優、ジョージ・クルーニーさんと妻で国際人権弁護士のアマルさん夫妻が、white supremacism 「白人至上主義」 やヘイトクライムの動向を監視する人権団体に100万ドル
(約1億1000万円)を寄付する、というニュース。

夫妻は、今月12日にバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者と反対派の衝突事件にショックを受け、今回の寄付を決めたということです。

 

 
■編集後記

高校野球が終わるとなんか夏も終わったなという気がしますね。
それにしても今年の夏ほど夏らしからぬ夏は最近なかったような気がします。
海や山のレジャー関連産業は打撃だったでしょうね。。よくいく群馬草津のゴルフ場のスタッフも、連日キャンセルがあったそうです。

 

 

(裏)今日もじっとりと暑いですね・・まあ、雨よりもましか・・


ウォルマートがグーグルと提携、音声ショッピング市場参入へ

Walmart Partners with Google to Enter Voice-shopping Market

World’s biggest retailer Walmart announced on Wednesday that it will team up with Google to enter the voice-shopping market which is currently dominated by Amazon.

■チェック

・partner with (=team up with) ~と組む、~と提携する
・enter the voice-shopping market 音声ショッピング市場に参入する
・currently 目下、これまでのところ
・(be) dominated by ~に独占されている

■対訳

「ウォルマートがグーグルと提携、音声ショッピング市場参入へ」

小売世界最大手のウォルマートが、グーグルと提携し、目下アマゾンが独占している音声ショッピング市場に参入する。
水曜日に同社が発表した。

■訳出のポイント

partner は、日本語でも 「パートナー」 というように、もともとは活動などをともにする 「仲間」 を意味する名詞。

ここから、会社などの 「共同出資者」 「共同経営者」という意味でも使われます。

ただし、今日のタイトルでは動詞として登場しているので注意してください。

partner with ~ で「~と組む」 → 「~と提携する」の意味になっています。

また、本文では team up with ~ という表現で言い換えられていますが、

こちらも

「~とチームを組む」 → 「~と提携する」 「~と協力する」

という表現ですね。

voice-shopping 「音声ショッピング」 は、人工知能 (AI) を搭載したスピーカーやスマートフォンに話しかけて商品を注文する、新しい通販の形態。

enter … market が「… 市場に参入する」という言い方なので、

enter the voice-shopping market で「音声ショッピング市場に参入する」

というわけです。

そして、続くwhich is currently dominated by Amazon の部分では、which は直前の the voice-shopping market を受ける関係代名詞となっていますね。

つまり

「目下アマゾンに独占されている (音声ショッピング市場) 」

ということです。

「音声ショッピング」 または 「音声注文」 は、電子商取引の次の潮流だと言えるでしょう。

同市場で先行するアマゾンを追うべく、グーグルと小売り世界最大手の米ウォルマートがタグを組みというニュース。

来月中旬をめどに、グーグルの音声アシスタントを通じてウォルマートの商品を購入できるようにする、ということです。

■編集後記

グーグルもアップルも音声認識分野は凄まじく進化しています。
スマホの通訳アプリに向けて話しかければその言葉を必要な外国語に通訳してくれてスピーカーから相手に届けます。
これで商談をしたり仕事をするのは難しいと思いますが、そんな日ももしかしたら数年後に迫っているかもしれません。
今でも朝、スマホから注文した商品が夕方には届いているというような20年くらい前から比べたらまるでSFのような生活が出来ているわけですが今後はもっとさらにその進化のスピードは早まるのでしょうね・・・

(裏)今日も蒸し暑かったです・・・


米海軍が 『運用停止』 、衝突事故受け

US Navy to Order‘Operational Pause’ after Collisions
The US Navy ordered a worldwide “operational pause” of its feet in the wake of the USS John S. McCain’s collision with an oil tanker off Singapore Monday morning, the fourth accident in this year in Asian waters.

■チェック

・operational pause 運用停止
・collision 衝突
・fleet 全艦隊
・in the wake of ~を受けて
・the USS John S. McCain 米軍艦ジョン・S・マケイン
・Asian waters アジア海域

■対訳

「米海軍が 『運用停止』 、衝突事故受け」

月曜午前に、シンガポール沖で米軍艦ジョン・S・マケインがオイル・タンカーと衝突したのを受け、米海軍は全世界で艦隊の運用停止を命じた。
米海軍はアジア水域で今年に入ってから4件の事故を起こしている。

■訳出のポイント

US Navy = United States Navy は 「米海軍」。

operational は

「操作」 「運転」 「運用」 「稼働」

などの意で広く使われる名詞ですね。

operational はその形容詞形で、

「操作の」 「運用の」。

また、名詞 pause は

「休止」 「中断」 「停止」を意味します。

あくまでも ”一時的な” というニュアンスが含まれているので、その点も注意しておきましょう。

そこで

operational pause は (米艦隊の) 「運用 (一時) 停止」

ということです。

USS は United States Ship の略で、意味的には 「米国艦船」。

通常、米海軍の軍艦の呼称として使われます。

the USS John S. McCain で

「米軍艦ジョン・S・マケイン」

ということです。

wake は 「目が覚める」 などの意の動詞として知られていますが、
今日の場合は、別単語で船などが通った 「跡」 「航跡」を意味する名詞です。

in the wake of ~ は

「〜の跡を追って」 → 「~の通ったあとに」 → 「~の結果として」

という言い方になります。

英字新聞では、「~の結果として」 → 「~を受けて」

という意味で頻出表現なので、しっかり確認しておきましょう。

water は 「水」 という不可算 (数えることができない) 名詞なので、
waters のように複数形になるのは不思議に思えるかもしれません。

これは、多量の水が集まっている意味合いで、

「水域」 「海域」 「領海」

などを指して使われるものです。

この場合、

American waters 「米国の領海」 「米国水域」、

Japanese water 「日本の領海」 など、

国名、地域名を前に伴って登場することが多いのも特徴です。

ここでは、

Asian waters で 「アジア水域」

というわけです。

本文の末尾、コンマ以下の

the fourth accident in this year in Asian waters

の部分は、直前の

the USS John S. McCain’s collision with an oil
tanker off Singapore Monday morning

「月曜午前に起きた、シンガポール沖での米軍艦ジョン・S・マケインとオイル・タンカーとの衝突」を言い換えた文節ですね。

直訳すると

「アジア水域における今年4件目の事故(である、月曜午前に起きた、
シンガポール沖での米軍艦ジョン・S・マケインとオイル・タンカー
との衝突)」

となります。

対訳では、わかりやすいように、この部分を独立させ

「(米海軍は)アジア水域で今年に入ってから4件の事故を
起こしている」

としています。

米イージス艦といえば、この6月にも伊豆半島沖でコンテナ船との衝突事故がありました。

この2ヶ月で2件、今年に入って4件もの衝突事故がアジア水域で発生しているとは、異常事態です。

米海軍横須賀基地を拠点にする米海軍第7艦隊は、北朝鮮の相次ぐ威嚇行動への対応や、中国が軍事拠点化を進める南シナ海での「航行の自由作戦」 などで多忙を極めているとの指摘もあります。

つまり、

「相次ぐ事故の背景には過剰な負担があるのではないか?」

ということです。

■編集後記

駆逐艦と商船の大きさの比較が分かりませんが大型船は、近くにいる小型船が操舵室からだと死角にはいって見えないときがあります。
これは完全に人為的なミスです。
もっと見張りをデッキ上に配置しないといけませんよね。
陸上交通と違って海上には道路や信号がありませんから船長は周囲の見張りを怠ってはいけませんね。
(裏)8月も終わりに近づいてようやく本来の夏らしさが戻ってきました・・


ピーナッツアレルギーの治療に突破口

Peanut Allergy Treatment Breakthrough

Australian researchers have made a breakthrough in the treatment of peanut allergy in children with an oral immunotherapy that is still effective four years after it was administered.

 

■チェック

・peanut allergy ピーナッツアレルギー
・(make a)  breakthrough 突破口 (を開く)
・oral immunotherapy 経口免疫療法
・effective 効果がある
・administer (薬を) 投与する

 

■対訳

「ピーナッツアレルギーの治療に突破口」

豪州の研究チームが、投与から4年後にも効果が続く経口免疫療法によって、子どものピーナッツアレルギー治療の突破口を開いた。

 

■訳出のポイント

breakthrough は、研究などにおける「大発見」 「大成功」 「(躍進の)突破口」を意味する名詞。

make a breakthrough で「大躍進をする」 「突破口を開く」という表現になっています。

そこで、

made a breakthrough in the treatment of peanut allergy in children
の部分は

「子どものピーナッツアレルギー治療において突破口を開いた」

「子どものピーナッツアレルギー治療の突破口を開いた」

ということです。

administer は

「治める」 「管理する」 「経営する」

などの意でおなじみの動詞。

また、人や法廷などが

処罰・治療・儀式などを 「行う」 「執行する」 「施行する」

という意味でもしばしば使われる単語でもあります。

そして、今日の場合は、

(薬を) (人に) 「投与する」

という意味で登場しています。

本文後半の

an oral immunotherapy that is still effective four years after it was administered

の部分では、

関係代名詞 that が直前の an oral immunotherapy を受けていることに着目しましょう。

すると

「投与されてから4年後にまだ効果がある経口免疫療法」→

「投与から4年後にも効果が続く経口免疫療法」

となりますね。

世界では総人口の1%に当たる約7200万の人がピーナッツアレルギーを持っているそうです。

また、欧米ではアナフィラキシーショックによる死亡で最も多いのがピーナッツアレルギーだと言われています。

今日は、そんなピーナッツアレルギーの治療に突破口が開かれた、というニュースです。

今回の研究は、アレルギーを持つ子供たちに Lactobacillus rhamnosus 「ラクトバチルス・ラムノサス」と呼ばれる probiotic 「乳酸菌」 を、少量の peanut protain 「ピーナッツのタンパク質」と一緒に毎日、18カ月にわたって摂取してもらいました。

この乳酸菌は、近年一部のアレルギー反応の抑制との関連が指摘されているものです。

そして、治療終了後1カ月たってから検査したところ、82%の子どもがピーナッツへの耐性を維持し、4年後に再び調べた際にも、そのうち80%はピーナッツに対するアレルギー反応が出なかったと言います。

食物アレルギーは、ここ数十年で急速に増加しており、ピーナッツアレルギーはそばアレルギーと同様に、アナフィラキシーショックを引き起こしやすい、つまり命の危険がもっとも高いアレルギーのひとつとされています。

今後は、臨床への応用が期待されるところです。

 

■編集後記

実は1年ほど前から肩や背中の一部に湿疹ができるようになりました。
皮フ科で強めの軟膏をもらって塗ると収まりますがまた出てきます。
もしかして化繊アレルギーかと思い、最近、全てのシャツを綿100%にしました。
そしたらなんと湿疹が全くなくなりました。それまではポリエステル素材を着ても全く問題なかったのですが体質が変わっちゃったんでしょうか。
いずれにせよ原因が分かってよかったです。
ポリエステルが入ってるポロやシャツは全部廃棄しました。
(裏)明日から暑くなりそう。。でも夏ももう終わり?


スペイン: バルセロナとカンブリルスでテロ、14人死亡100人負傷

Spain: 14 Killed and 100 Injured in Terror Attacks in Barcelona and Cambrils

Five suspects were shot dead by police in Cambrils, south-west of Barcelona, following another car attack that killed one and injured six on Friday, a day after a man drove a van into pedestrians in Barcelona, killing 13 people and injuring at least 100.

 

■チェック

・terror attack    テロ攻撃
・suspect    容疑者
・be shot dead    射殺される
・following    ~の後に
・pedestrian    歩行者

 

■対訳

「スペイン: バルセロナとカンブリルスでテロ、14人死亡100人負傷」

バルセロナで男が運転するバンが歩行者に突っ込み13人が死亡し少なくとも100人が負傷した翌日の金曜日、バルセロナの南西にあるカンブリルスでも車によるテロが発生した。1人が死亡し6人が負傷した後に、容疑者5人は警察に射殺された。

 

■訳出のポイント

suspect はもともと

「~を怪しいと思う」 「~に容疑をかける」 「~を疑う」

という動詞。

ここから、犯罪などの 「容疑者」 「被疑者」 という名詞にもなっています。

本文の主語に当たる文頭の

five suspects は

「5人の容疑者」 「容疑者5人」

ということです。

shoot (人)dead は

「(人)を撃ち殺す」 → 「(人)を射殺する」

という言い方です。
今日の場合は

were shot dead

と受動態になっているので

「射殺された」

were shot dead by police  で

「警察によって射殺された」 「警察に射殺された」

ということです。

pedestrian の語源は

「歩いていくこと」 という意味のラテン語 pedester 。

【 pedestr-(歩いていく) + -ian (人)】 という成り立ちから

車に乗っている人に対して 「歩いている人」 → 「歩行者」

を意味する名詞としても頻出ですね。

a man drove a van into pedestrians

の部分は直訳すると

「(1人の)男が歩行者らの中にバンを走らせた」。

つまり、

「男が運転するバンが歩行者に突っ込んだ」

の意味になっています。
今日の本文は、かなり長いですがひと続きの文章なので、そのまま日本語にすると
「バルセロナで男が運転するバンが歩行者に突っ込み13人が死亡し少なくとも100人が負傷した翌日の金曜日、バルセロナの南西にあるカンブリルスでもう一件の車によるテロで1人が死亡し6人が負傷した後に、容疑者5人は警察に射殺された」

となります。

かなり長くでわかりづらいですね?

そこで、対訳では2つの文に分け、

「バルセロナで男が運転するバンが歩行者に突っ込み13人が死亡し少なくとも100人が負傷した翌日の金曜日、バルセロナの南西にあるカンブリルスでも車によるテロが発生した。1人が死亡し6人が負傷した後に、容疑者5人は警察に射殺された」

としているわけです。

 

■編集後記

日本の警察だったら容疑者をその場で射殺というのは考えられない、と思われます。
人権団体からの抗議がものすごいからです。

今日本の警察官で拳銃を犯人に対して(あるいは威嚇射撃も含めて)発砲したことがある人は数えるくらいかと思います。ある統計によれば99%以上の警察官が訓練以外で発砲した経験を持たずに定年を迎えるそうです。

 

(裏)水曜日くらいからようやく暑くなるようです・・


オバマ米大統領、2期目をねらう

President Obama Takes Aim at Second Term

U.S. President Barack Obama announced his intention to stand for re-election in 2012 on his website on Monday.

■チェック!

・take aim at  ~をねらう
・second term  2期目
・intention  意図、意向
・stand for re-election  再選を目指して出馬する

■対訳

「オバマ米大統領、2期目をねらう」

バラク・オバマ米大統領が月曜日に自らのウェブサイトで、2012年の再選を目指して出馬する意向を表明した。

■訳出のポイント

名詞 aim は 「ねらい」 「目標」 「目的」 の意。

take aim at ~ で 「~をねらう」 「~に照準を合わせる」 という表現になります。

term は 「期間」 「期日」 という意味で広く使われる名詞です。

term of office で役職などの 「任期」 の意味になります。

今日のタイトルでは、米大統領の任期を指していて、second term で「2期目」 ということです。

したがって、takes aim at second term で 「2期目をねらう」「2期目に照準を合わせる」 となります。

intention は 「意図する」 「つもりである」 という動詞 intend の名詞形で、「意図」 「意向」。

announce one’s intention to ~ で 「~する意向を表明する」という言い方になります。

句動詞 stand for は直訳すると 「~のために立つ」 ですが、「~に味方する」 「~のために戦う」 といった意味で使われ、選挙などで 「~に立候補する」 「~に出馬する」 という表現にもなります。

そこで stand for re-election で 「再選のために戦う」 →「再選を目指して出馬する」 ということです。

オバマ大統領のウェブサイト www.barackobama.com を見ると、次のメッセージが掲載されています。

This campaign is just kicking off. We’re opening up offices, unpacking boxes, and starting a conversation with supporters like you to help shape our path to victory. 2012 begins now, and this is where you say you’re in.

■編集後記

現在オバマ大統領の支持率は50%前後で米国の大統領の支持率としては低迷しています。
背景には不況と高い失業率があります。
財政赤字は過去最高記録を更新中です。(約140兆円)
ただ、一方の共和党もこれという候補がいない状況です。

最近マスクをしている人が多いですね。
花粉症対策の人が大半だと思いますが、中には放射能を吸い込まないように、という方もいるのではと思います。
(裏)都内は気温が高いですが放射能が降ってないかと素直に喜べません。


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