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毎日1分!英字新聞 石田

日本、北朝鮮の外交交渉は難航

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Japan, North Korea diplomatic talks bog down

North Korea rejected demands that it give up its nuclear weapons program Tuesday, marring the country’s first talks with Japan in two years on establishing diplomatic ties, Japanese officials said.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・bog down  (話し合いなどが)難航する、行き詰まる
・mar 損なう、台無しにする

■対訳

「日本、北朝鮮の外交交渉は難航」

北朝鮮は、火曜日、核兵器開発計画の中止を求めた要求を拒否し、日本との国交樹立をめぐる過去2年間で初めての協議は物別れに終わった、と日本政府関係者は伝えた。

■ひとこと 
金日成の有名な言葉に「天が落ちてきても逃げ道はある」というのがあるそうです。
つまりどんなに危機的な状況にあっても逃げ道はあるんだ、ということ。
TVのコメンテーターのこの言葉を非常に興味をもって聞きました。
つまり、島国で八方ふさがりの日本とは違い、北朝鮮はその気になれば陸続きでヨーロッパまで逃げることができる。

金日成の思想を遠く離れて、「天が落ちてきても逃げ道はある」という言葉は考えさせられる言葉だな、と思いました。

京都大学経済研究所助教授の浅田彰氏が26歳の時に書いた「逃走論」(筑摩書房)とい著作があります。
当時大学生の私は、彼の本をはじめとするいわゆるニューアカデミズム(懐かしい!)にどっぷりはまっていて、思想的にも彼に最も影響を受けました。
「構造と力」(勁草書房)、「ヘルメスの音楽」(筑摩書房)は米国へ留学するときにも持って行きました。

「逃走」というと何か悪いことをして、そこから逃げるように聞こえますが、浅田氏の言う「逃走」とは全く反対。
積極的な力、単一ではなく複数的な思考、既成の考え方を打ち砕くこと、今自分が肉体的、精神的に縛られている状況を破壊し、再構築する行為。。。

ここから先は非常に哲学的な話になり、今の私にはそれを語る能力がありませんので、ここらでやめますが、先述の金日成の言葉を耳にしたとき、ふと浅田氏の昔の著作が思い浮かびましたので書かせてもらいました。
ではまた!

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