Stocks move higher
Wall Street had mixed emotions Wednesday, as investors cheered the Federal Reserve’s surprising half-point cut in interest rates but worried the move signaled a stumbling economy.
The Dow closed up 1.1%, the Nasdaq rose 1.3%, the Standard & Poor’s 500 gained 0.9%.
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■チェック
!
・signal の前兆となる を示す
・stumbling economy 停滞する経済 先行き不透明な経済
stumblingは「よろめく、つまづく」という意味。
■対訳
「株価、上伸」
投資家らは、連邦準備銀行(FRB)が意外にも金利を0.5%下げたことに好感をもつ反面、それが先行きが不透明な経済を示すことを懸念したのを受け、水曜日、ウォールストリートは、その複雑な心境を示した。ダウは1.1%高で取引を終了、ナスダックは1.3%、スタンダード&プアーズ500種株価指数は0.9%上昇した。
■ひとこと
米国の中央銀行であるFRB(Federal Reservation Bank 連邦準備銀行)が、大方の予想であった0.25%を上回る0.5%の利下げをした。これに投資家らは好感を示したが、株式市況の伸びは限定的なものであった。
これは、利下げが経済の先行き不透明感を示すものだとする投資家らの懸念を反映したものと考えられる。
またブッシュ共和党が中間選挙で勝利を収めたのも、NY株式市場を下支えしている。
これで共和党は一気に対イラク攻撃実現に向かうと見られ、ボーイングなどの防衛関連、ファイザーやメルクなどの製薬関連に買いが集まっている。
IT関連株も買われている。先週末、連邦地裁判事がマイクロソフトの独禁法訴訟和解案を大筋で容認したからだ。
株式市場にとっては、利下げは好材料だ。市場の資金が株式市場に向かうからである。
しかし、これだけの材料がそろっていながら株価の上昇が限定的だということは、それだけ経済全体に対する投資家の不安が大きいからだ。