Ex-sergeant faces death penalty in spying case
It’s the first U.S. espionage trial in nearly 50 years that could end in a death sentence: A retired Air Force master sergeant is accused of offering to sell satellite secrets to Saddam Hussein and others for $13 million.
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■チェック
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・sergeant 軍曹
・espionage [e’spiэnα`:(d)з](エスピオナージ) スパイ行為
・trial 裁判
・master sergeant 一等軍曹
■対訳
「元軍曹、スパイ事件で死刑判決」
もし死刑判決となれば、米国のスパイ裁判ではほぼ50年ぶりとなる。
退役した空軍の一等軍曹は衛星の秘密情報をサダムフセインとその他に1300万ドルで売却しようとしていた罪に問われている。
■ひとこと
2000年に空軍を退役した男は、政府の衛星監視機関に所属したが、その1年後、ダラス国際空港にてスイスチューリヒ行きの旅客機に乗ろうとしていた男をFBIの捜査官(spy hunter)が拘束しました。
FBIはスパイ活動の容疑で男を監視していたのです。
男は米国の軍事衛星が撮ったイラク、中国、リビア国内のミサイル基地の写真を、それらの国へ売却しようとしていました。
■編集後記
男の家からはイラクフセイン宛に書いた手紙を発見。そこに1300万ドルという額について、
“If I am going to risk my life and the future of my family, I am going to get a fair price,”
とありました。つまり、
自分の生命と家族の未来を危険にさらすのだから、それにみあう価格だ、と。
4人の子供の親である男には53000ドル(約630万円)の借金がありました。
ところで、このスパイ活動に対して死刑判決がでればそれは50年ぶりとありました。
ジュリアスとエセルのローゼンバーグ夫妻が1951年に原爆の秘密をソ連に売ったとして死刑判決を受け、1953年に電気椅子で処刑されました。
しかも夫の自白だけで死刑判決となったのです!
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