毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

シャトルのコスト再検討

Pocket

Cost of shuttle scrutinized

NASA critics say the agency should consider scrapping the space shuttle in favor of a simpler approach.
Shuttle missions have turned out to be significantly different than NASA first envisioned – more expensive and complex, while serving more limited uses.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・scrutinize を注意深く調べる、
・in favor of を優先して、見方して、
・envision (将来のことを)想像する、思い描く

■対訳

「シャトルのコスト再検討」

NASAの批評家らはより単純なアプローチに基づいて、NASAがスペースシャトルの廃棄を検討すべきだと言う。シャトルの仕事はNASAが当初想定したものとは全く異なってきている。
つまり、限られた用途にしか使われてないのに、費用がかかり複雑になってきている。

■ひとこと
本来、宇宙における科学的研究や、偵察衛星の設置など軍事的な目的のためにスタートしたスペースシャトル計画ですが、最近のシャトルを見てみると、ものすごく燃費の悪い宇宙トラックとなりつつある、というのです。

the shuttle has essentially become a space truck that gets terrible gas mileage (燃費:gas mileage 覚えましょう!)

しかも1ポンドの荷物を運ぶのに約2万ドルもかかります。

It totes cargo at a cost of roughly $20,000 a pound. (tote 運ぶ)

当初、1年に24回の打ち上げを計画していましたが、計画をはるかに超える費用がかかることがわかり、5、6回しか打ち上げられていません。

結局、偵察衛星 spy satellite 設置などの軍事利用はほとんどされなくなり、現在これはより安価な使い捨て型ロケットexpendable rocketがとって代わっています。

また、専門家によれば86年のチャレンジャーの事故も含め、シャトルの突発的な故障catastrophic failure 発生確率は、78分の1だといいます。

the chance of a catastrophic failure was one in 78 launches.

スペースシャトル計画といえば、人類の広大な夢と挑戦。
しかしその現実は、非常に厳しいようです。

■編集後記

米国海軍出身で国連の元武器査察官のスコット・リター氏が日本に来ています。
ニュース番組で出演していたのを見た方も多いと思います。

彼は以前より、米国によるイラク攻撃は正当化できない、と言っています。
“Military action against Iraq cannot be justified….”

ところで、テレビではスコット・リッター氏、と紹介されていました。
「リッター」です。でも発音は明らかに「リター」です。

Ritterで、tがダブるの小さい「ツ」を入れています。
でもこれは、ローマ字教育に基づいた表記ですよ!
Hokkaidoを「ホッカイドウ」というのと一緒です。

どの報道をみてもリッターです。でも英語に促音はありません。
この悪しき慣習は数えるときりがありません。
Happy はハッピーではなくハピーです。

ローマ字やカタカナ文化は文化としては素晴らしいが、英語を勉強する人にとっては時として大きな障害となることが多いです。

促音は一瞬、息を止めるといいますか、つまらせますが、こういう発声は英語にはありません。
英語は息を吐きます。
ロウソクを前にして日本語を話しても、ロウソクはなかなか消えませんが、英語を話すと一瞬で消えます。

ロウソクが消えない英語の発声をしている人はどこか間違っているといってよいでしょう。

と書きつつ、ブッシュ大統領はプレジデント「ブシュ」なんですが、ブッシュと書いてしまいますね(笑)カタカナ文化の根強さはタダモノではありません。

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク