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毎日1分!英字新聞 石田

イラクのミサイル廃棄作業、土曜日から開始

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Iraq missile work expected to start Saturday

Iraq is expected to begin destroying its Al Samoud 2 missiles on Saturday, sources in Baghdad said Friday.
Iraq does not agree with the order from chief U.N. weapons inspector Hans Blix to begin destroying the missiles by Saturday, but will comply with it, the sources said.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・comply with 〜に従う、応じる

■対訳

「イラクのミサイル廃棄作業、土曜日から開始」

イラクはアルサムード2ミサイルの廃棄を土曜日から開始する見通しであると、金曜日、バグダッドの情報筋は伝えた。イラクは、土曜日までにミサイル廃棄を開始せよとする国連武器査察委員長、ハンス・ブリクス氏の命令に同意していないが、これに応じるつもりだと情報筋は伝えた。

■ひとこと
1991年の湾岸戦争(Gulf war)以降、国連安保理(Security Council)によって設定された射程範囲93マイル(150km)を超える(exceed)ミサイルを、イラクは保有していましたが、これらを廃棄する(destroy)よう、国連武器査察委員会はイラクに命令していました。

米国の攻撃が目前に迫るイラクがこの命令に応じる(comply with)のは、単なる時間稼ぎ(gain time)なのでしょうか?

USA TODAYが行ったブッシュ大統領との単独会見で大統領は、
‘We will disarm him now,’ と言っています。

すでに米軍は空母5隻をペルシャ湾に配備、22万人の兵力を結集させています。
戦争回避の可能性は少なくなってきているようです。

■編集後記

安保理で対イラク武力攻撃が容認されることになれば、ロシアは拒否権を発動する可能性があることをロシアの外相が示唆しました。

現政権に利権をおくロシア、フランス、そして、次期政権に利権をおく米国、英国。
これが一番分かりやすい構図です。
米英には、イラクの石油の利権をとってトルコにパイプラインを敷く計画があります。また鉄道建設、空港建設にも利権がからみます。

一方、日本に暮らしている私たちにとって、脅威なのはイラクではなく、北朝鮮です。
なぜ、北朝鮮よりもイラク攻撃優先なのか?これはリスクとリターンの問題です。

実際に多数の兵器を保有している北朝鮮と戦争になったとき、対イラク戦以上の犠牲者が米軍、韓国の市民、軍隊に出るとする予測があります。
しかし、その一方で得るものは何もありません。
ローリターン・ハイリスク状態、これが今の北朝鮮なのかもしれません。

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