Bush Defends Justification for Iraq War
President Bush defended his justification for the Iraq war on Wednesday even as the White House said it had been a mistake to accuse Saddam Hussein of trying to buy African uranium.
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■チェック
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・defend 擁護する、主張する
・justification 正当化、正当とする理由
・accuse 告発する、糾弾する
・uranium ウラン
■対訳
「ブッシュ大統領、イラク戦争の正当性を主張」
ホワイトハウスがサダム・フセインがアフリカのウランを購入しようとしたという糾弾は間違いであったと発表したにもかかわらず、ブッシュ大統領は水曜日、イラク戦争の正当性を主張した。
■訳出のポイント
even as… は「…にもかかわらず、…なのに」という表現です。
even though…でも同様の意味になります。あるいは、記事中の場合は
even after…としてもいいですね。
《accuse 人 of…ing 》というパターンも頻出ですから、復習しておきましょう。
「人を…で告発する、糾弾する」という意味です。
accuse は、日常レベルからフォーマルな法律的レベルまで、すべてのレベルでの「責める」行為を表します。
すなわち:
My wife accused of me lying.(妻は私がうそをついたと責めた。)からHe was accused of a killing.(彼は殺人で告訴された。)に至るまで、色々使われます。
■ひとこと
イラク戦争終息から2カ月以上が経過しましたが、大量破壊兵器(WMD、weapon of mass destruction)は発見されていません。ここにきて開戦理由の真偽が揺らいでいます。
さらにラムズフェルド米国防長官が、ブッシュ政権は、大量破壊兵器の証拠が見つかったから開戦に踏み切ったわけではない、と米上院軍事委員会で発言しました。
フセイン大統領によるアフリカのウラン購入については、1月の一般教書演説(State of the Union address)でブッシュ大統領が言及したものです。
しかし、これについては、CIAが昨年2月の時点で「偽の情報」との結論を出しながら、ホワイトハウスやほかの米政府機関に詳しく報告していなかったのでした。
■編集後記
長崎幼児誘拐殺人事件に関して、多くの読者からメールを頂いております。ありがとうございます。
やはり、被害者と同じくらいの歳の子供を持つ親御さんからのメールが多いですが、一方、加害者と同じ年齢の子供を持つ親御さんからもメールを頂いております。
ご意見の多くは、今回の事件の詳細、審理の過程を含め、加害者少年の育った環境、動機、犯行の詳細について明らかにしてほしい、ということです。
少年の保護という名目で、当局はこれらの事柄について明言は避けるでしょうが、それでは結局真実を知らぬまま事件が風化するだけです。
触法年齢を下げたところで、同じような事件は繰り返されると思います。
少年の凶悪事件数が減少しない最大の理由は家庭教育にあると私は思いますが、実際、自分の教育法が正しいのか正しくないのか時に不安になることがあります。