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毎日1分!英字新聞 石田

ビヨンつまづき、カーチス衝撃的勝利

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Curtis Completes Shock Win as Bjorn Falters

Little-known American Ben Curtis produced one of the biggest surprises in major championship history on Sunday, winning the 132nd British Open by a stroke from Thomas Bjorn and Vijay Singh.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・complete 達成する
・falter つまづく、行き詰まる
・little-known あまり知られていない、ほとんど無名の

■対訳

「ビヨンつまづき、カーチス衝撃的勝利」

ほとんど無名のアメリカ人ベン・カーチスが日曜日、トーマス・ビヨンとビジェイ・シンに1打差で第132回全英オープンに優勝、メジャートーナメント史上に残る番狂わせを演出した。

■訳出のポイント
little-known は文字通り「少ししか知られていない」→「ほとんど無名の」という形容詞です。
この逆 well-known 「よく知られている」「有名な」と併せてて覚えておきましょう。

名詞 surprise は、「驚くこと」という意味です。ここから、色々な意味の「驚き」または「意外なこと」に用いられます。期待がはずれた場合の「番狂わせ」や突然の「奇襲」「不意打ち」という意味にも使われます。

前置詞 by には「…によって」が主要な意味ですが、そこから派生した多くの意味を持ちます。
by a stroke のように「 〜の差で」「〜の差をつけて」というのもそのひとつです。
stroke は「打つこと」「打撃」ですから、ここでは「1打差で」という意味になりますね。

よく使う例を挙げておきましょう。
by a hair 「髪の毛1本の差で」→「僅差で」「紙一重の差で」
by a country mile 「長距離の差で」→「大差で」

■編集後記

ベン・カーチスという誰も知らない(米国でさえ知られてない)26歳の米国人がなんとメジャーを制しました。
というのも彼は今年プロとなったばかりの本当の新米君だったのです。
スイングの仕方もちょっと肩が張っていて素人っぽいです。
その彼がタイガー、ビジェイ、トーマスビヨンなどの世界的プレーヤーの追撃をかわし、優勝したのです。
私は釘付けになってバーボンの水割り片手に観戦していましたが、キャスターの戸張捷(とばりしょう)さんがまだ前半、混戦模様で誰が抜け出るかわからなかったときに「この ロイヤル・セントジョージズGC(コースの名前)では、ノーマン以外初めて全英オープンを優勝した人が勝っているというジンクスがあります」と何度も口にしていまし
た。
つまり、タイガーは優勝できない。
まさにそのとおりになってしまいました。
しかも全英どころか、PGAさえ最高13位というルーキーが優勝したのです。
この名門、ロイヤルセントジョージズに住むゴルフの神々のいたずらでしょうか。
戸張さん、彼のクールな解説を嫌う人もいますが私は尊敬しています!(NHKBSの佐渡さんと同じくらい。。)

ゴルフは自然との闘いです。
全英オープンはいかに自然を克服するか、人が自然に勝つか、まさにゴルフの原点を垣間見せてくれます。
風、雨、強烈な日差しが1日の間にめまぐるしく変わります。
午前中は無風で快晴だったかと思うと、午後、空が突然暗くなり、強風を伴う雨が選手を容赦なく叩きつけます。
フェアウエーは狭く、ラフは潮風にさらされ根が強く、ひざまであります。
リンクス(海岸沿いの起伏を利用したコース)という地形的な条件だけではなく、ほかのメジャーとは決定的に違う何かがあります!

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