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毎日1分!英字新聞 石田

ロシア、ユコス社の石油王を逮捕、起訴

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Russians Seize, Charge YUKOS Oil Magnate

Police snatched Russia’s richest man, YUKOS oil tycoon Mikhail Khodorkovsky, from his jet in Siberia on Saturday and hauled him before a Moscow court, charged with massive fraud and tax evasion.

◇◆◇◆◇◆

■チェック

!
・seize 〜を
・magnate 有力者、大物
・snatch 〜を誘拐する、拉致する
・haul 〜を連行する、逮捕して護送する
・fraud 詐欺、不正行為
・tax evasion 脱税

■対訳

「ロシア、ユコス社の石油王を逮捕、起訴」

ロシア警察は土曜日シベリアにて、ロシアで最も裕福な人物、ユコス社の石油王、ミハイル・ホドルコフスキー氏を自家用ジェットからモスクワ検察に連行し、多数の不正行為と脱税で起訴した。

■訳出のポイント

タイトル中の magnate と tycoon は同じような意味で使われます。
ビジネス界、業界の「大物」「有力者」ということです。
どちらの単語も、前にそれぞれの業界を表す言葉をつけて用いる場合が多いですね。
press magnate 「新聞王」
TV tycoon  「テレビ界の大物」という具合です。

haul は「連行する」という意味ですが、ここで before a Moscow court とbefore が用いられているのは、日本語でいうと「お上の前に引っ立てる」のように、「〜の前に連れて行く」というニュアンスです。

■ひとこと
警察からの出頭命令を拒否したホドルコフスキー氏が、給油で立ち寄った空港で警察隊に囲まれて連行されたそうです。
この人どんな人物なのか?米Forbsの「世界の長者番付」で二十六位にランクされ、資産は推定八十億ドルにのぼるといわれています。
いい歳のおっさんかと思ったら、なんと40歳!Forbs、40歳以下の部では見事に1位です!彼はたった1年で自分の財産を2倍に増やしたと言われています。

政治的な影響力も大きく、2008年の選挙では、プーチン大統領の座をも狙っていると言われています。

ロシア第2位は誰か?それは今年、イングランドのプレミアリーグ「チェルシー」
を買収したアブラモビッチ氏です。ロシアの石油大手シブネフチの社長であり、このシブネフチと今年合弁を果たしたのがホドルコフスキー氏のユコスです。
この合弁により、ユコス−シブネフチ-は世界第4位の石油生産会社になりました。

ロシアの富豪の多くは、石油の輸出で成功しています。

■編集後記

インターネットでビジネスをするのがもはやあたり前となりつつある今、本当、その辺をぶらぶら歩いている高校生こそ実はネット長者だったりするわけです。

昔は、ビジネスの成功といえば、立派な自社ビルを持ち、美人の秘書がいて、従業員もたくさんいて、黒塗りのプレジデントが毎朝お迎えに来る、なんてイメージもあったでしょうが(←勝手な想像^^;)、もはやそれは前近代的なイメ
ージになっています。

今は組織という形態を取らずとも個人で年間、数億をかせぐ人がたくさんいます(あ、MLMなどのネットビジネスじゃないよ)。
しかもまだ22歳くらいの大学生だったりするわけですね。

結局、インターネットなどの新しい技術で、これまでなかった新しいビジネスの空間が切り開かれていこうとするときは、従来型思考に基づいた組織プレー、集団型の思考方法では絶対に踏み込めない場所というのがあるんです。

その場所こそ、お金がどっさりと眠っている場所です。
そんな場所へ、いわゆる組織型の思考方法とは無縁の若者がふらふらっと入っていくんですね。

彼の武器は個人的なアイデアと新しい発想です。
そのようなアイデア、発想を積み重ねていくと、まだ誰も入ったことのない未開の土地に自分がいることに気づきます。
つまりライバルが誰もいないんです。
さあ、皆さんも周りを見渡して、未開の空間、未踏の土地がないかどうか探して見ましょう!

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