Japan Spy Satellite Launch Ends in Failure
Japan blew up a rocket carrying two spy satellites for monitoring secretive neighbor North Korea minutes after launching it on Saturday, echoing failures that dogged its space program in the
late 1990s.
■チェック
!
・failure 失敗、不成功
・secretive 秘密主義の
・echo [動]〜を繰り返す
・dog [動]〜に付きまとう
■対訳
「日本の情報収集衛星打ち上げ、失敗に終わる」
土曜日日本は、秘密主義の隣国北朝鮮を監視するための情報収集衛星2基を搭載したロケットを打ち上げの数分後に爆破し、これによって、1990年代後半に日本の宇宙計画に付きまとった失敗が、再び繰り返されることになった。
■訳出のポイント
spy satellite はスパイ、つまり偵察あるいは情報収集活動をする衛星のこと。
ここでは、情報収集衛星と訳しました。
echo は「こだまする」「反響する」という意味の動詞です。
ここから、「繰り返す」の意味にも使われるようになりました。
動詞の dog も意外と登場する頻度が高いので覚えておきましょう。
もともとの意味は、ご存知の名詞「犬」の意味から派生した
「〜に(犬のように)付きまとう」というものです。
そこから、「〜を尾行する」「〜に悩ませる」という意味にも使われます。
ここでは、1990年に日本の宇宙計画がいくつかの失敗に「つきまとわれていた」あるいは「悩まされていた」ことを指しています。
そして、今回のロケット爆破もこれらの失敗の繰り返しとみなされる、という内容が echoing 以下で述べられています。
■編集後記
中国が有人宇宙飛行に成功した後だけに、今回の衛星打ち上げ失敗は、情けないというか、非常に後味の悪いものがあります。
日本は世界有数の高度な技術力を持った国です。
衛星打ち上げも国家主導型ではなく民間主導型にすればもっとうまくいってたのではないかと思います。
YAHOOがエイプリールフールのジョークで、YAHOOのデカイロゴ入りのロケットを打ち上げた写真を公開しましたが、
確かに打ち上げられるロケットは、ものすごい数の人々が目にするでしょうし、ここに「OO株式会社」などのデカイロゴを入れてひとつの広告媒体とすれば、まさか空中で爆発させるわけにはいかず、気合の入れ方も違ってきたでしょう!