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毎日1分!英字新聞 石田

台湾の陳大統領、中国との統一も可能発言

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Taiwan’s Chen Says Unification with China Possible

Taiwan’s pro-independence president, Chen Shui-bian, does not rule out the possibility the island may eventually reunify with China, Time magazine said in a report on Monday.

■チェック

!

・unification 統一
・pro-independence 独立派
・rule out 除外する、度外視する
・eventually 最終的に

■対訳

「台湾の陳大統領、中国との統一も可能発言」

台湾の独立派大統領陳水扁氏が、台湾が最終的には中国と再統一される可能性を度外視してはいないと発言した、と月曜日タイムマガジン誌の記事は報じた。

■訳出のポイント

タイトル中の unification 、重要単語です。
「統一」ですね。大元の意味は、「結びつくこと」なので、場合によっては、「統合」「結合」「一体化」などと訳すことが可能です。
ただし、本記事のように、国と国が「結びつくこと」、特に、東西ドイツ、南北朝鮮、台湾と中国の話題では「統一」になりますね。
この動詞形 unify「統一する」も併せて覚えておきましょう。

そして、本文ででてくる、reunify はこの unify に「再び‐」という意味のre- が付いた形です。「再統一する」となります。
ついでに、この名詞形も覚えておいてください。
もうお分かりですね。
reunification 「再統一」です。

Reunificaiton of East and West Germany 「東西ドイツの再統一」という具合に、重要な言い方を丸ごとを覚えてしまうのも、お薦めの学習法です。

rule out もよく登場するニュース頻出重要表現。復習しておきましょう。
動詞の rule には、「判定する」「裁定を下す」という意味があります。
rule against… で「…に不利な判定(裁定)を下す」
rule for… で「…に有利な判定(裁定)を下す」というのは以前にも紹介しました。
これが rule out… になると out は「外に」という意味ですから、
つまり、「…を外に置く判定をくだす」→ 「…をはずす判定を下す」となるわけです。
ここから、「…を除外する」「考慮からはずす」「度外視する」「ありえないとする」などの意味に用いられます。

■編集後記

ここの読者の多くは英語学習の一環として取り組んでいらっしゃいます。
面白いメールを頂きましたので紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
拝啓、Ken様
私は39歳の地方公務員です。
遅ればせながら1,000号おめでとうございます。

(中略)

最後にどうしてもお聞きしたいことがあります。
私が英語でつまずく大きな原因は知らない単語が無限に出てくることです。
先生の単行本、「1日1分!英字新聞」のコラムに単語集を1冊、マスターすることも必要といった趣旨のことがあったと思います。
先生のメルマガの単語解説に出てくる単語を最も多く網羅していると思われる単語本を買い、毎日、覚えていくようにしていますが、それでも載っていない単語が多くあります。
例えば、「masonry 石造建築」「shard 破片」be 「trapped とじこめられる」 under「rubble がれき」「debris がれき」
「relinquish 放棄する」「interim 暫定」などは、生まれて初めて見る単語です。
たった数行のしかも日常のことを書いた新聞記事のなかにこれだけたくさん、初めて見る、しかも、単語本にも載っていない単語が平気で使われているということであれば、いくら英語を勉強してもものにならないのではないかという不安に駆られます。
あわせて、一昨年から始まったNHKのラジオ講座「英語リスニング入門」も実際のイギリスのラジオ番組を教材にしているので、聞いていますが、同じように日常の現地のニュースでは、日本で発売されている一般の単語集(TOEICテスト用等)にはない単語がたくさん出てきます。
一つ、二つであれば、類推したりしながら、聞き流せばよいのかもしれませんが、こうもたくさん、しかも次々と出てくると、あと100年勉強してもものになるかどうかという気になってしまい、またもや挫折しそうになってしまいます。
今度挫折すれば、もう英語の勉強をしなくなるかもしれません。
どうか、英語岬の崖っぷちに立たされ、後のない迷える中年を助けるため、この点についてどうか適切なアドバイスをいただけないものかと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

では、今後一層のKen様のご活躍を祈念いたしまして、この辺で失礼させていただきます。 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上記のようにご自身の英語能力の輪郭線を明確に意識されていることは、非常に大切です。
どこまでは知っている、ここから向こうは知らない、と明確に意識することは、英語学習に限らず、人生のいろいろな場面で必要とされる思考です。

さて、英単語の問題ですがやはり時事英語、ニュース英語というのは普段読みなれてないと難しいです。
たとえばこのメルマガを継続して読んでいる方でしたら、
trap、rubble、debrisは頻出単語であることが分かると思います。
したがって、単語集も一般的なものではなく、時事英語に特化したものを読みこなす必要があります。

よく、単語は文章で覚えなさい、という方がいます。
もちろんその通りなのですが、やはり単語集で効率的に覚える方法を私は勧めています。
なぜか!それは私がかなり面倒くさがりやだからです。
忙しい人は、ゆっくりと英文を読む時間は少ないと思いますし、ましてや辞書をひきながらその単語を覚えたりしているとそれだけでストレス。
ですから単語集をいつも手の届くところ(テレビの前、トイレ、ベッドなど)に何冊か用意しておいて、寝転びながら覚えればよいと思います。
車を運転する方なら学習用のCDやテープを流すのもよいと思います。

がんばってください!

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