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毎日1分!英字新聞 石田

ヒトラーが蝋人形になってベルリン中心地に帰還

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Hitler Returns to the Heart of Berlin — in Wax

A life-size wax figure of Adolf Hitler has gone on display in the heart of Berlin in what museum officials say is the first such public exhibition of the Nazi dictator in post-war Germany.

■チェック

!

・life-size 実物大の
・wax figure 蝋人形  
・post-war 戦後の 

■対訳

「ヒトラーが蝋人形になってベルリン中心地に帰還」

アドルフ・ヒットラーの実物大蝋人形がベルリンの中心地で展示されている。
博物館当局によると、ナチス独裁者のこのような一般向け展示は戦後ドイツで初めてである。

■訳出のポイント

heart はご存知のように「心臓」ですが、「中心」「核心」という意味にも使われます。
そこで、in the heart of は「〜の中心に」「〜の奥深いところで」という意味になります。

特に、in the heart of the city 「町の中心に」は、よく使われる表現です。
これが in the heart of the mountain や、in the heart of the forest
のように”自然”が相手の場合は、「山(森)の中心に」→「山奥に(森の奥深くに)」ということになるわけです。

後半部分は、 what museum officials say is をかっこでくくって考えてみましょう。
すなわち;
in the first such public exhibition of the Nazi dictator in post-war
Germany となり、
「戦後ドイツ初のナチス独裁者のこのような一般向け展示の中で」
という意味になっていることがわかります。
そして、これは what museum officials say is
「博物館当局が言っていること」なのです。

対訳では、これらの意味をくんで、わかりやすいように二つの文にしています。

■編集後記

スペインの爆破テロの後、アスナール首相が今回のテロはETAの犯罪である可能性が高い、と周辺に話していたそうです。
つまり、総選挙の前で、もしこれがアルカイダ系の犯行であれば、アメリカのイラク攻撃を支持したアスナール政権は国民の恨みをかって選挙に負けるだろう、との考え方です。
アスナール首相としては、自分の政治生命のためにも絶対ETAの犯行であって欲しかったわけです。

テロとはある政治的な目的を達成するために一般人を傷つけることです。
見方を変えると、政治的な姿勢を維持するコストとして、マドリードの一般市民は犠牲になったわけです。

いつ東京がテロ攻撃のターゲットになってもおかしくはありませんが、実際にイラク支援を日本が続ける限り、私たちはそういったテロリストたちの潜在的なターゲットであるに変わりません。

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