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毎日1分!英字新聞 石田

ローマ法王、『奇跡』の町で祝福

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Pope To Celebrate In The City Of ‘Miracles’

The most famous pilgrim in the world, Pope John Paul II, will make his second and probably last visit to Lourdes this weekend.
He is coming to celebrate the 150th anniversary of the dogma of the Immaculate Conception despite his Parkinson’s Disease and other ailments.

■チェック

!

・pilgrim 巡礼者
・dogma 教義、ドグマ 
・Immaculate Conception 無原罪懐胎、無原罪の宿り
・ailment 病気 

■対訳

「ローマ法王、『奇跡』の町で祝福」

今週末、世界で最も名の知られた巡礼者であるローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、2度目で恐らく最後となるルルド訪問を果たす。これは、無原罪懐胎の教義の150周年を祝うためで、パーキンソン病やその他の病気をおしての訪問となる。

■訳出のポイント

make a visit to 〜 で「〜を訪問する」という意味になります。
日本語にしてしまうと visit to 〜 とどう違うの?
と思われますが、英語ではこのようにひとつの単語で言える動詞をイディオムで表す場合が多々あります。
その場合は微妙なニュアンスを表していることが多いのです。

make a visit には単に「訪問する」よりは文字通り訳して「訪問を作る」となるように、そこには「訪問」という行為に必要とされる時間・手間・努力などの存在が浮き彫りにされています。
また、今日の例では a visit の代わりに、 his second and probably last visit になっていて、「訪問」を説明する要素が加えられています。

同様の例として、take a look at 〜 という表現が挙げられます。
look at 〜 「〜を見る」に対して、こちらには「〜をチラッと見る」
あるいは「〜に目を向ける」というニュアンスが含まれています。

ルルドは南フランスのピレネー山脈にある小さな町。
1858年に合計18回に渡って聖母マリアが出現した、とされています。
自らImmaculate Conception 「無原罪の御宿り」だと名乗ったそうです。
その後、聖母に言われた所を掘ると泉が湧き出て、その水を飲んだり、患部を浸した病人が治る、などの奇跡が続発しました。
1862年に約2年に渡る調査の結果、現地司教によって、ルルドの聖母御出現を公認する教書が出されました。

これとは別に、1854年に「無原罪懐胎」はカトリックの信仰箇条として宣言されていました。
今年はその150周年にあたるわけです。

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