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毎日1分!英字新聞 石田

ラムズフェルド国防長官、アルカイーダとの関連発言を撤回

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Rumsfeld Backs off al Qaeda Link

Defense Secretary Donald Rumsfeld backed off his earlier statements suggesting Iraqi dictator Saddam Hussein had links to al Qaeda, and conceded that U.S. intelligence was “wrong” in its conclusions that Iraq had weapons of mass destruction on Monday.

■チェック

!

・back off (発言を)撤回する
・dictator 独裁者 
・concede 〜を認める 
・conclusion 結論 

■対訳

「ラムズフェルド国防長官、アルカイーダとの関連発言を撤回」

月曜日ドナルド・ラムズフェルド米国国防長官は、イラクの独裁者サダム・フセイン氏がアルカイーダとつながりがあることを示唆した以前の発言を撤回し、また米国諜報機関の、イラクは大量破壊兵器を有するとした結論は『誤り』であったことを認めた。

■訳出のポイント

statement は重要な単語ですね。
「声明」「メッセージ」「陳述」「発言」などの日本語が当てられますが、大元の意味は”公の場で言ったこと”と考えておきましょう。
ここでは、earlier statements で「以前にした発言」ということになります。

back off という表現は文字通りの意味は「後ろに下がる」「後ずさりする」
ですが、ここから「退却する」「撤収する」などの意味が派生しました。
そしてさらに、”物理的に撤収する”だけでなく”発言などを撤回する”
あるいは”自分の非を認める”という文脈でもよく使われます。

concede という動詞も「敗北を認める」「譲歩する」という意味で、
つまり”自分の言動が間違っていたことを後から認める”、
あるいは、”自分にとって好ましくないことを真実だと認める”という
文脈で使われる単語です。合わせて覚えておきましょう。
例:
He conceded that she was a better tennis player.
(彼は、彼女の方が優れたテニス選手であると認めた。)

■編集後記

ラムズフェルドは、もともと暴言や迷言で有名ですが、今回の記事の発言も当日(4日)の夜に撤回しています。

つまり4日の昼に「フセインとアルカイダは無関係だ」と言って、関係者を卒倒させると、その日の夜に「昼の発言を撤回する」つまり、「フセインとアルカイダは関係がある」と言っているわけです。

ラムズフェルドにしてみれば、イラクを攻撃さえすればよかったので理由なんてどうでもいいのです。
その本音が露呈されてしまいました。

子供の虐待について。。。(以下、かなり真面目なお知らせです)

2人の子を持つ親として、子供への虐待のニュースを見る度に胸が痛みます。
先月、栃木県小山市で起こった兄弟殺害事件の翌日のメルマガで、虐待を受けた子にとって生きることは地獄だ、と書いたら、読者の一人、品川区の佐藤さんから、次のようなメールを頂きました。

〜〜〜〜〜〜
子どもにとっては幼少の頃、特に親からうけた虐待は地獄という認識さえもなく、虐待されることさえも自分の役割として生きる手段になってしまいます。

高校生のドキュメンタリー作品のシリーズで『言葉にならない言葉から』というビデオを制作いたしました。
幼少の頃から虐待やいじめに遭い自分の意志で生きていくことが出来なかった高校生が人との出合や交流を通して自分
の言葉を取り戻しながら過去と向き合って、自分の人生の第一歩を踏み出していくまでを描いたドキュメンタリーです。
〜〜〜

頂いたメールを機会に佐藤さんと何回かメールのやりとりをしました。

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