Finally! Red Sox Erase 86 Years of Futility in the World Series
The Boston Red Sox achieved an unprecedented 8-day comeback win Wednesday night as they beat the St.
Louis Cardinals 3-0 to win their first World Series since 1918.
■チェック
!
・futility 無益、無用
・unprecedented 先例のない
・comeback win 逆転勝利
■対訳
「やった!レッドソックス、ワールドシリーズ優勝で86年間の徒労を帳消し」
水曜日の夜ボストン・レッドソックスは、前代未聞の8日間かけての逆転勝利を達成し、セントルイス・カージナルスを3−1でくだし、1918年以来初のワールドシリーズ優勝を果たした。
■訳出のポイント
futility は上級の単語といえるかもしれません。
形容詞 futile 「役に立たない」「効果のない」「不毛な」の名詞形です。
タイトルでは、レッドソックスが86年間”不毛な戦い”を続けてきたことの意味で使われています。
その意をくんで「徒労」と訳してみました。
erase は eraser「消しゴム」の意味からもわかるように、「消す」「抹消する」という意味の動詞。
対訳では、ニュースのタイトルであり、しかも86年ぶりの優勝ということでひとひねりして「帳消し」としてみました。
今回のワールドシリーズでは、レッドソックスはヤンキースに3連勝した後、3連敗、その後なんと8連勝して優勝を決めました。
an unprecedented 8-day comeback win はこの8連勝による逆転勝利を指しています。
unprecedented も上級単語ですが、「今までに例がない」という意味で、
「かつてない」「空前の」「前代未聞の」という日本語にあたる表現で頻出する形容詞です。覚えておきましょう。
■編集後記
ボストンレッドソックスの8連勝は凄かったですね。地震と重なり報道は控えめだったのですが。。
ヤンキースとの第1戦で先発したカート・シリング投手は右足首を負傷して3回で6失点。
その後の試合も、もう投壊状態。しかし4戦目以降、投手が見違えるようによくなって、第6試合でシリングが怪我を押し切って登場。
なんと傷口が開いて出血、ソックスを真っ赤に染めて、文字通り、レッドソックスになりながら、7回1失点で本来の投球を取り戻すや、この、負傷を超えた闘志、勝利へのただならぬ執念が、他の選手の心に火をつけた。
そのままリーグ優勝をもぎとって、ワールドシリーズへ。そして前代未聞のリーグ戦からの8連勝を成し遂げて、優勝しました。
これをみるともう技術云々よりも人の精神力、心のあり方というのが、運とか運動能力までもを変えてしまうのか、と思えてしまう。
昔、日本シリーズでの近鉄VS巨人も、3連勝をした近鉄の投手の、巨人に対する「巨人はロッテより弱い」発言が、巨人の選手らの心に火をつけ、その後巨人が4連勝して逆転しました(1989年)。
というのをみても、「心に火がつく」とこれはもう手がつけられない状態になってしまうのです。
※実際、この発言をしたとされる加藤投手によれば、そんなこと言ってないのだそうです。
マスコミによって誇張して報道されたのだそうです。
いずれにしても、巨人選手の心に火をつけたのは間違いない。
(裏へ続く。。)
(裏
■編集後記
)
本当に、心に火がついた人間は誰にも止めることができない。。。
普段、絶対に出来っこない、と考えられていることを、あっけなくやり遂げてしまう。
スーパーサイヤ人に変身してしまうのでしょう。。。
すると意識の状態とか心のあり方が、その人のパフォーマンスに大きな影響を与えるということが分かります。
というかそれはもう否定できない事実としてまじめに考えるしかありません。。
スーパーサイヤ人は意識して変身できるものではありません。外的な刺激が必要です。
しかし変身を意識的に支配できればこれほど良いことはありません。
理想を言うと例えば。。。
経理担当:「社長!やばいです。カラオケの練習なんかしている場合じゃありません!会社の資金繰りがショートして月末を乗り越えられません!」
社長:「そうか、分かった、ちょっと待って。
スーパーサイヤ人に変身するからね!」
バババーーー
社長:「今からマーケットを征服してくるぜ!待ってろよ!」
という感じでしょうか。。。(笑)