Campbell Wins U.S. Open
Michael Campbell, a 36-year-old pro from Wellington, New Zealand, turned back Tiger Woods and beat everyone else to win the 105th U.S. Open on Sunday.
■チェック
!
・turn back 逆転する
・beat 打ち負かす
■対訳
「キャンベル、全米オープン優勝」
ニュージーランドのウェリントン出身の36歳のプロ、マイケル・キャンベルが日曜日、タイガー・ウッズに逆転し他選手らを打ち負かして、第105回全米オープンを制した。
■訳出のポイント
turn back は「後戻りする」「裏返す」などの意味のほかに、今日のように「逆転する」という意味でも使います。
turned back Tiger Woods で「タイガー・ウッズに逆転した」となります。
動詞の beat はもともと「打つ」「たたく」「殴る」という意味ですが、ここから競争相手などを「打ち負かす」「やっつける」という意味にも使われるようになりました。
現在・過去・過去分詞の変化は、 beat → beat → beaten ですが、米国では過去分詞にも beat を用いることが一般的です。
注意しておきましょう。
beat everyone else で 「ほかの人(選手)全員を打ち負かす」ということになります。
ちなみに、everyone は「すべての人」「あらゆる人」で、意味的にはeverybody とまったく同じです。
しかし、 everybody はややくだけた口語的なニュアンスがあります。
ですから、かしこまった場合や書き言葉には everyone の方が適しています。
これは、anyone と anybody にも当てはまります。
■編集後記
今年のUSオープンは日本勢が今田竜二が検討して15位、これ以外は総崩れでした。今田だけが、2006年全米オープンの出場資格をつかみました。
とはいっても、このノースカロライナ州にあるパインハーストCCで行われた今年の全米オープンは、優勝スコアが通算イーブンパー。2位につけたウッズでさえ2オーバーという超難関コース。
まさに人間と自然との戦いです。野球で言えば、打撃戦ではなく、緊張に満ちた投手戦を見ているようでした。
またパインハーストでは1999年にも全米オープンが開催され、ここで最終ホールでロングパットを決め、劇的な優勝をおさめたのが、ペインスチュアートだった。ニッカーボッカをはいて、ベレー帽を被って、史上最高のRunner-upと呼ばれていました。
しかし、彼は、全米オープンで優勝を決めた、その4ヶ月後、飛行機事故で42歳の生涯を閉じることになります。
http://www.golfdigest.co.jp/tour/usopen/payne/default.asp
(裏)
グールドのゴールドベルク変奏曲(1981年度版)を聞いてます。
静寂の中で、ひとつひとつの音が突然、自律的な運動を開始し、多方向に散らばっていくような感覚。
拡散する音が不本意にも空間に描く、軌跡と残像。。。変人の音楽。