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毎日1分!英字新聞 石田

ナスダック:ロンドン証取に53億ドルの敵対的買収申し出

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Nasdaq Launches $5.3B Hostile Bid For LSE

Nasdaq resorted to launching its 2.7 billion pound ($5.3 billion) hostile bid for the London Stock Exchange on Tuesday after being spurned by the biggest bourse in Europe.

■チェック

・hostile bid 敵対的買収の申し出
・resort 〜の手段に訴える
・spurn 拒絶する
・bourse 証券取引所

■対訳

「ナスダック:ロンドン証取に53億ドルの敵対的買収申し出」

ロンドン証券取引所に買収提案を拒絶されたことを受けて、ナスダックは火曜日、この欧州最大の取引所に対して27億ポンド(53億ドル)での敵対的買収申し出という手段に訴えた。

■訳出のポイント

hostile bid は、通常 「敵対的買収の申し出」 と訳されます。

まずは、hostile が 「敵意に満ちた」 「対立する」 という意味の形容詞であることを確認しておきましょう。

「敵対的買収」 は、相手企業の同意を得ずに株式を買い集めることにより買収を図る方法で、hostile buyout あるいは hostile takeover と言われます。

bid は 「入札」 「競売」 という日本語訳でよく使われる単語ですが、基本的には 「値段を宣言すること」 を指し、この場合は「敵対的買収目的で (買収の) 値段を宣言する」 ということです。

そこで、 hostile bid は、この hostile takeover をするために、相手企業に (厳密に言うとその株主たちに) 「買収価格を宣言すること」となり、通常は 「敵対的買収の申し出」 と訳されます。

ちなみに、近頃耳にする TOB は takeover bid の略で 「株式の公開買い付け」 。
実質的には 「敵対的買収」 を言い換えたものと考えられます。

resort というと 「リゾート地」 「行楽・保養地」 の意味が知られていますが、困難な状況を切り抜けるための 「手段」 「方策」 という意味でも頻出の英単語です。

例えば・・・
I asked my father for money as a last resort.
「最後の手段として、父に無心した。」 のように使われます。

そして今日は、この resort が動詞として使われていて、「〜という手段を使う」 の意味になっています。

resort to 〜 「〜に訴える」 「〜という手段を使う」 という形で、〜 の部分には名詞あるいは動詞の ing 形が来ることに注意してください。 

bourse はもともと仏語で 「証券取引所」 を意味します。

欧州、主にパリの証取所を指すことが多い単語ですが、今日のように「証取所」 一般を意味して使われるようにもなっています。 

■編集後記

証券取引所が他の国の証券取引所を敵対的に買収するというのは、ちょっとスゴイですね。市場が市場を買収するんですから。

考えてみれば、証券取引所というのは株式会社なんですね。東証も正式名称は株式会社東京証券取引所 なわけです。当然、株を公開していれば、常に、TOBの脅威にさらされているわけですね。

そんな世間の流れとは別に、昨夜は近所の中華料理屋でスタッフと忘年会でした〜(^^;

(裏)窓が南向きだと午前中はポカポカですが正午をすぎるととたんに寒く。。。

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