Ryanair to Launch Low-cost Transatlantic Airline
Europe’s largest low-cost carrier Ryanair is planning to launch a transatlantic airline in the next three to four years to provide flights from London to New York for as little as $12, the company’s CEO said.
■チェック
!
・launch 立ち上げる
・transatlantic 大西洋横断の
・carrier 航空会社
■対訳
「ライアンエアー:格安の大西洋横断路線立ち上げを計画」
欧州最大の格安航空会社ライアンエアーが、今後3、4年内に欧州と米国を結ぶ航空会社を設立し、ロンドン・ニューヨーク間のフライトをわずか12ドルで提供することを計画している、と同社の最高経営責任者が伝えた。
■訳出のポイント
transatlantic は Atlantic 「大西洋」 の前に接頭辞の trans- がついたもの。
trans- は 「越えて」 「横切って」 「通って」 という意味を持ちます。
そこで、transatlantic で 「大西洋を横切って」 → 「大西洋横断の」 という形容詞になります。
大西洋をはさんで位置する欧州と米国間を意味して使われる場合も多い単語です。
今日の場合も実質的にはこちらの意味なので、本文の対訳では transatlantic airline を 「大西洋横断航空会社」 ではなく 「欧州と米国を結ぶ航空会社」 としています。
前置詞 for には本当にたくさんの用法がありますが、今日の場合は、値段や価値に関して 「 〜(の金額)で」 という使い方です。
You can buy a new computer for $500.
「500ドルで新しいコンピュータが買える」 のように用います。
そこで、 provide flights from London to New York for as little as $12 の部分は、 「ロンドン・ニューヨーク間のフライトをわずか12ドルで提供する」の意味になります。
Ryanair はアイルランドを拠点とする、欧州最大の航路ネットワークを持つ格安航空会社。
格安航空会社は通常 low-cost carrier といいますが、budget airline 、no-frills airline という言い方もされます。
frill は洋服などにつける装飾の 「フリル」 のこと。
よって、no-frills 「フリル(装飾)のない」 → 「余分(サービスなど)を省いた」→ 「実質本位の」 というわけです。
■編集後記
冷たい雨が降ってます。
しかし、それにしても、安かろう悪かろうという言葉があるように飛行機はあまりにも安いところには乗りたくないですね。
人命を預かるわけですから、メンテナンスが何よりも大切です。
整備ですね。
インドネシアで航空機の墜落が多発するのも、それまで国営だったのが民営化となり、格安の航空運賃が売りの航空会社が乱立し、その結果、経費を削減、整備士の人員を削減したことが背景にあるというニュースを見たことがあります。
僕は絶対、12ドルの飛行機には乗りません。。。
(裏)明日は晴れてください!神様!(爆)