Suspicious Fire Rips Through Historic London Ship
The fire that consumed one of the London’s landmarks, Cutty Sark, the world’s only surviving 19th century tea clipper, is being treated as a suspected case of arson, police said on Monday.
■チェック
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・suspicious fire 不審火
・consume 破壊する
・landmark 観光名所
・clipper クリッパー(複数のマストを持つ大型帆船)
・arson 放火
■対訳
「ロンドンの歴史的帆船:不審火で大きな被害」
ロンドンの観光名所のひとつであり、世界で唯一現存する 「ティークリッパー」と呼ばれる19世紀の紅茶運搬用大型快速帆船 『カティーサーク』 に大きな被害を与えた火事について、放火の可能性も調査中であると、警察が月曜日に伝えた。
■訳出のポイント
rip は 「〜を引き裂く」 「破る」 という動詞。
rip through になると 「完全に (徹底的に) 引き裂く」 というニュアンスで、台風や竜巻、あるいは今日のように火事で物や場所に大きな被害を与えた場合、「ひどく破壊した」 → 「大きな被害を出した」 という意味でよく使われる表現です。
consume は、 もともと 「使い果たす」 という意味のラテン語が語源です。
そこで、人が燃料・エネルギー・時・金などを 「消費する」 「消耗する」「使い果たす」 という意味で使われます。
また、火事や病気などが物や人の気持ちなどを 「使い果たさせる」 「消滅させる」→ 「破壊する」 という意味でも用いられます。
「クリッパー」 clipper ( = clipper ship )は19世紀に発達した大型帆船。
「快速帆船」と訳されることもあります。
積載量よりもスピードを重視していたことから、多数の帆柱と流麗な船体を特徴としています。
語源については諸説がありますが、波を切る(= clip)ようにして高速航海した様子から、という説が有力です。
特に英国のクリッパーは、搬送する荷物の種類によって tea clipper(茶) wool clipper (羊毛) などと呼ばれました。
これらのクリッパーは、よりよい商機を得るために、イギリス本国と植民地間の輸送をどれだけ速く行うことができるかを競い合ったわけです。
今回火災に見舞われた「カティーサーク」は、1869年に建造されたティークリッパーで、当時いかに速く一番茶を英国に届けるかを競いました。
1957年からはロンドン南東に位置するテムズ川沿いの町グリニッジで保存展示されていたものです。
■編集後記
カティサークといえば、有名なスコッチウイスキーですが、あの黄色いラベルに船の絵が描いてありますがあれが、今回放火にあった船なんですね!
http://www.esjapan.com/product/cuttysark/
の「名前の由来」というところを読んでね!写真も出てます。
(イー・エス・ジャパン株式会社のウエブサイト)
いやー、週末は最近天気がぐずつき気味ですが、平日は快晴ですね。。
(裏)TRANCE BARI! 素晴らしいCDです。今日は音声テキストの録音です(^^