LSE in Merger Talks with Italian Bourse
The London Stock Exchange is in talks over a possible merger with its Italian counterpart, Borsa Italiana, to compete against recently combined New York Stock Exchange and Euronext
■チェック
!
・merger 合併
・counterpart (対応する)相手
・Borsa Italiana (イタリアのミラノ証券取引所を運営する)ボルサ・イタリアーナ
・bourse (ヨーロッパの)証券取引所
・compete against 〜に対抗する
■対訳
「ロンドン証取:イタリア証取と合併交渉」
ロンドン証券取引所は、先ごろ合併したニューヨーク証券取引所とユーロネクストに対抗するべく、イタリアのボルサ・イタリアーナと合併の可能性について交渉中である。
■訳出のポイント
名詞の talk は 「話すこと」 の意味ですが、 「話し合い」 「会談」 「交渉」などのニュアンスでよく使われます。
そこで、 merger talk は 「合併に関する話し合い」 → 「合併交渉」 の意味になります。
こういった交渉は通常1度だけの話し合いではなく、何度も交渉を重ねるわけですから、 merger talks と複数形で使われることが多くなります。
どちらの場合も日本語では 「合併交渉」 とするのが適切でしょう。
(be)in talks で 「話し合い(交渉)の最中である」 という表現です。
何について誰と交渉しているかを表すには、前置詞の over と with を用いて in talks over 〜 with … 「〜について…と交渉中である」 という形になります。
counterpart は日本語ではほとんど使わない表現なので、再確認しておきましょう。
本来は対を成す、あるいは対応するふたつのものの片われを指す単語です。
英文ニュースでは、異なる国・組織の中で、対応するあるいは同等の関係や立場にある人、機関、役割などを指して使われることが多いので注意しましょう。
今日の場合は、 「ロンドン証券取引所」 に対応するイタリアの counterpart ですから、 「イタリア証券取引所」 の意味になります。
New York Stock Exchange 「ニューヨーク証券取引所」 を運営している NYSE(ナイス) グループと、パリ、アムステルダム、ブリュッセル証券取引所を管理する Euronext 「ユーロネクスト」 が合併し、2007年4月にNYSE Euronext が生まれました。
ロンドン証取も2004年以降、ドイツ証取や米国のナスダックなど4社から買収提案を受けるも、これまで拒否してきました。
今回伝えられたイタリア証取との合併交渉は、米国勢による買収攻勢にいよいよ LSE も再編への道を模索せざるを得なくなったということでしょう。
■編集後記
最近、ゴルフネットワークか釣りチャンネル、あるいはディズニーチャンネルしかつけてない我が家のテレビ。世間の情報はほとんどインターネットから仕入れてます(笑)
(裏)週末、天気いいみたいですね。。。あ、新潟の話です(笑)