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毎日1分!英字新聞 石田

ダウ急伸:最高値を更新

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Dow Surges to Record High

U.S. stocks rallied on Monday, pushing the Dow closing up to an all-time high, reflecting investors’ bets that the credit contraction already has hit bottom after major global banking institutions detailed expected losses from the recent crisis.

■チェック

・surge [動詞] 急上昇する
・rally (経済)反発する、反騰する
・reflect 反映する
・detail [動詞] 〜を詳しく述べる
・credit contraction 信用収縮

■対訳

「ダウ急伸:最高値を更新」

月曜日米国株式市場は反騰し、ダウの終値は最高値を更新した。複数の大手国際金融機関が昨今の危機による損失見通しの詳細を発表したのを受け、信用収縮はすでに底を打ったとの投資家の見方が反映されたもの。

■訳出のポイント

動詞rallyは、もともと「(人が)」集まる」「再結集する」という意味で、 選挙運動などで、候補者を支持して援助のために「集まる」「はせ参じる」といったニュアンスでよく使われます。

しかし、今日の場合は金融用語で、株価や通貨などが「持ち直す」「反発(反騰)する」の意味になっています。

金融機関の融資審査が厳しくなり、資金を借りられない人が増えたり、借りていたお金を即座に返済する必要が発生する、いわゆる世の中のおカネの流れが滞る現象を「信用収縮」といいます。

色々な要因から起きますが、今回は米国のサブプライムローン(信用力の低い人たちのための住宅ローン)の破綻がきっかけでした。

この「信用収縮」は、英語では credit contraction。

米国では credit crunch、英国では credit squeeze も同意味でよく使われます。

hit bottom は文字通り「底を打つ」という表現。

「どん底に落ち込む」「最低になる」という意味で頻出です。

相場や値段など、金融がらみでは、「底を突く」「底値を打つ」という意味になります。

今日のように already has hit bottom「すでに底を打った」となると、通常は「すでに最低の状態は終わった」→「どん底から脱しつつある」というニュアンスで使われます。

■編集後記

昨今の危機、the recent crisis というのは、米国の低所得者向け住宅ローン(サムプライムローン)の焦げ付き問題。結局これがどのくらいの損失を金融機関に与えるか、これまで見通しがつかず市場の不安を煽って、信用が下落していました。結局、貨幣って信用ですからね。実体のないものに人々が全員一致で信用を与えています。最終的な決済を永遠に先送りしているようなものですから。

(裏)ジャイアント白田、凄いです。

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