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毎日1分!英字新聞 石田

英ポンド:対米ドルで26年ぶりの最高値

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Pound Hits 26-year High against U.S. Dollar

Investors were encouraged to exchange dollars into pounds in a bet that U.S. interest rates will be cut this week, sending the sterling pound to its highest level against the U.S. dollar in 26 years on
Tuesday.

■チェック

・encourage  励ます、促す、後押しする
・bet  見当、見込み、確信、考え
・interest rates  金利
・sterling pound  [通貨]英ポンド

■対訳

「英ポンド:対米ドルで26年ぶりの最高値」

米国の金利が今週引き下げられると見込んだ投資家らが、ドル売ポンド買に走り、火曜日に英ポンドは対米ドルで26年ぶりの高値水準まで上昇した。

■訳出のポイント

encourage は、名詞 courage 「勇気」 の前に 「 〜 を与える」 という意味の接頭辞 -en がついて動詞になったもの。

「勇気を与える」 → 「励ます」 「勇気づける」、あるいは(人が 〜 するよう) 「促す」 「後押しする」 という意味になります。

exchange dollars into pounds は直訳すると「ドルをポンドへ交換(両替)する」 ですが、ここでは投資家たちが主語ですから、「ドルを売ってポンドを買う」という意味になります。

bet はもともと 「(金などを)賭ける」 という意味の動詞です。

それが、「(きっと 〜 だと)金などを賭ける」 → 「(きっと 〜 だと)確信する」 「(きっと 〜 だと) 当てにする」 という意味に使われるようになりました。

同じ形で名詞にも使われるので、その場合 「賭け」 「掛け金」、もしくは 「(きっと 〜 だという) 確信・考え・見込み」 の意味になります。

そこで、 in a bet that 〜 という形で 「 〜 を確信して」「〜を見込んで」という表現です。

sterling は ster ( = star 「星」) + -ling という成り立ちの単語です。

-ling は名詞の後ろにつく接尾辞ですが、「小さい」 「若い」「劣る」 といった意味合いを付加するもの。
(『縮小語尾』あるいは『指小辞』といいます)

そこで、sterling は 「小さな星」 というような意味になります。

実は、もともとは (中世の) 英国ペニー銀貨を指して用いられた言葉で、銀貨に小さな星が刻印されていたことにちなんでいるそうです。

ここから、後に英国貨幣すなわち英国ポンドを指す形容詞になりました。

ということで、 sterling pound = British pound 「英ポンド」 です。

さて、米金利が引き下げられると、投資家らはどうしてドル売ポンド買に走るのでしょうか?

それは、米金利よりも英金利の方が高くなった場合、同じ金額でも ポンドで持っていた方が利回り rate of return が良くなるから、ということです。

■編集後記

しまった。昼飯にまたラーメン食べてしまいました。。。
油断は禁物です。

(裏)亀の水槽を掃除しました。

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