Another Plummet for New York Stock Market
New York shares fell sharply on Monday as concerns about mortgage-related losses continued to shake the financial market outweighing good news on strong retailing over the weekend.
■チェック
!
・plummet 急落
・concern 懸念
・shake 動揺させる
・outweigh 〜に勝る
・retailing 小売業
■対訳
「NY株式市場:再び急落」
住宅ローン関連の損失に対する懸念から金融市場の動揺が続いていることを受けて、小売業が好調だという週末の朗報を打ち消す形で、月曜日ニューヨーク市場の株価は急落した。
■訳出のポイント
plummet はもともと、網やロープの先に鉛の錘(おもり)をつけ、海中に投げ入れて水深を測る 「測鉛」 あるいは 「測錘」 のことで、「釣り糸のおもり」 の意味でも使われます。
ここから、(おもりなどの重いものが)「落ちること」 「急落すること」の意味に用いられるようになりました。
価格、とくに株価などの 「急な下落」 「急落」 という意味でときどき英字新聞でも登場しています。
動詞 shake は 「振る」 「揺する」 の意味ですが、抽象的に 「揺るがす」ということで 「動揺させる」 「うろたえさせる 」「不安定にする」 という意味でも頻出です。
そこで、as concerns about mortgage-related losses continued to shake the financial market の部分は、直訳すると「住宅ローン関連の損失に対する懸念が金融市場をゆさぶり(動揺させ)続けていることから」
となります。
ただし、日本語では「懸念」のような抽象名詞を主語に置く文はどうしても不自然になってしまいます。
そこで、対訳のように「住宅ローン関連の損失に対する懸念から金融市場の動揺が続いていることを受けて」と、抽象名詞を主語ではなく、理由あるいは原因として訳すと、わかりやすい日本文になります、
outweigh は out 「 〜 にまさる」 + weigh 「重さがある」 という成り立ちの動詞。
物理的な重さ、目方において 「 〜 にまさる重さがある」 = 「 〜 よりも重い」という意味でももちろん使われますが、価値、影響力、重要性などにおいて「 〜 にまさる重さがある」 → 「 〜 よりも重要である」「 〜 を上回る」という意味でしばしば登場します。
日本語に訳すときには、 「 〜 を取り消す」「 〜 を打ち消す」 「 〜 を相殺する」とするとうまくいく場合が多い動詞でもあります。
今日の場合は、「小売業が好調であるという朗報よりも、金融市場の動揺が続いていることが影響力において勝っている」ことを、outweigh で表現しているわけです。
米国では先週木曜日(11月の第4木曜)は Thanksgiving「感謝祭」の祝日でした。
毎年この日を境にクリスマス商戦が始まることから、Thanksgiving weekend 「感謝祭の週末」 の小売業の業績から、その年の消費活動が占われるわけです。
今年は、感謝祭後の2日間の小売業売り上げは昨年比で7.2%増と好調だったようです(本記事はこれを指して good news といっています)。
にもかかわらず、サブプライム・ローンがらみの損失から金融市場の動揺が続いているという否定的観測の方が勝り、翌月曜日のウォール街では株価は急落を見た、ということです。
■編集後記
坂出市の事件ですが、犯人逮捕されてよかったです。でも、僕も含め、多くの人が感じていたのは、マスコミの報道の仕方ですよね。朝、テリー伊藤氏も言ってましたが、週刊誌も含め、あの2人の女の子のお父さんを疑惑視する
姿勢が過剰にあったように思えます。
報道が正義であり、報道が真実を暴くという姿勢も行き過ぎると怖いということです。
だから<テレビの力>とかいった番組大嫌いです。
実際、僕の周りの人の大半はお父さんが怪しいって言ってました。
無職である、パチンコ屋に通っていた、義母に生活費の援助をしてもらっていた、など、明らかに、両親が疑惑の渦中にあるような論調に、かなり疑問を感じました。。マスコミは反省すべきです。
(裏)高田純次のファンです。あの適当さ加減は素晴らしいです。