毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

血液検査で気分障害発見が可能か?

Pocket

Mood Disorders May Be Detected by Blood Test

Researchers at Indiana University’s School of Medicine found that the presence of certain chemicals in the blood may be a sign of mood disorders.

■チェック

・mood disorder  気分障害
・detect  見つける
・blood test  血液検査
・presence  存在
・certain chemical  特定の化学物質

■対訳

「血液検査で気分障害発見が可能か?」

インディアナ大学医学部の研究者らが、血液中における特定の化学物質の存在が気分障害の徴候である可能性を発見した。

■訳出のポイント

mood disorder 「気分障害」 は精神医学用語で、躁うつ病など気分が異常に高揚したり落ち込んだりする疾病を指します。

detect の語源はラテン語の detectus 「覆いを取り除く」 で、“覆われていて見えなかった物、事を見つける” という意味の動詞です。

身体的な問題や疾病などを 「発見する」 「検出する」 という意味で、今日のような医学系・科学系ニュースで比較的よく登場する単語でもあります。

presence は 形容詞 present 「存在する」 「そこにある」 の名詞形で、「存在」の意味。

-ent で終わる形容詞の語尾が -ence に変化して名詞になるのは、他にもpatient 「忍耐強い」 → patience 「忍耐」、 violent 「暴力的な」 →violence 「暴力」 など数多くあります。

形容詞の名詞化パターンのひとつとして確認しておきましょう。

精神医学の分野では、血液検査など “客観的なデータ” による病気の診断はほぼ不可能というのが現状です。

精神科医たちは、患者の報告を聞いて自分たちの知識や経験と照らし合わせて診断しています。

今回の研究では、気分が高揚する躁状態と気分が落ち込むうつ状態を繰り返す躁うつ病(bipolar disorder=双極性障害)の患者たちの血液中で、気分状態と対応して変化する特定の化学物質が検出されました。

これらの物質の濃度は、患者たちの心身機能の不調の程度(深刻さ)と相関することが確認されたといいます。

この発見によって、今後血液検査によって気分障害の重篤度を診断したり、薬物療法などがどの程度功を奏しているかを判断したりすることが可能になるかもしれません。

このように、科学技術などで 「突破口」 になるような 「大発見」 や「飛躍的な進歩」 を英語では breakthrough といいます。

■編集後記

今日はひな祭りです。
でも、ひな祭りとかこいのぼりといった伝統的な日本の文化というのはどんどん失われるんでしょうね。。
郊外もどんどん都市化され、それら文化を伝承する人が減っています。
僕もぜんぜん、伝承してません!!(笑)
今日がひな祭りであることすら意識してなかった人も多いのでは?

(裏)焼きハマの店、大失敗。あー、後悔先に立たずです(笑)

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク