毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

SF作家アーサー・C・クラーク氏が死去

Pocket

Science Fiction Writer Arthur C. Clarke Dies

British science fiction writer and the author of “2001: A Space Odyssey,” Sir Arthur C Clarke, died on Wednesday in his adopted home of Sri Lanka at the age of 90.

■チェック

・author  著者
・adopted home  第二の故郷 

■対訳

「SF作家アーサー・C・クラーク氏が死去」

英国のSF作家で 『2001年宇宙の旅』 の著者であるアーサー・C・クラーク氏が水曜日、第二の故郷であるスリランカで死去した。
享年90歳だった。

■訳出のポイント

science fiction は、以前は 「空想科学小説」 などと訳されることもありましたが、今ではほとんど死語となりました。

「サイエンス・フィクション」 あるいは 「SF」 というのが一般的でしょう。

「SF作家」は、science fiction writer です。

science fiction author も 「SF作家」 の意味になりますが、author はより品格あるいは権威を感じさせる言葉なので、通常は作家としての地位・名声が確立された人に対して使われます。

adopted は動詞 adopt 「選ぶ」 「採用する」 の過去分詞が形容詞化したものです。

通常は adopted daughter 「養女」 のように、「養子縁組をした」という意味で使われることが多いのですが、「(自分で)選んだ」 → 「帰化した」という意味にもなります。

my adopted country というと 「私の帰化した国」 → 「移住した国」「第二の祖国」 といった意味になります。

今日登場している adopted home も 「第二の故郷」 となり、adopted home country 「第二の祖国」 という表現もあります。

ちなみに、クラーク氏は1956年に英国からスリランカに移住しているので、スリランカが 「第二の故郷」 というわけです。

クラーク氏はまた、イギリスの叙勲制度における称号のひとつである「ナイト」knightを1998年にエリザベス女王より授与されています。

伝統的に、ナイトに叙任された男性は、Sir(サー)の敬称をつけて呼ばれるので、今日の記事でも Sir Arthur C Clarke となっています。

■編集後記

クラークは高校〜大学にかけて僕に非常に大きな影響を与えた作家の一人です。
で、4月にビジネス書を出すのすが、その冒頭のエピローグは、クラーク原作、キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」の冒頭のシーンを文章で描写しています。
僕がとりわけ好きだったのが、人類が人類以外の知性から初めて訪問を受けた時を描いた「幼年期の終わり」です。
ぜひ読んでみてください!

(裏)もう書かなくてもいいけど禁煙9日目です(笑)

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク