Japan’s Shoji Prodigy Sets New Record with 29th Straight Win
Japan’s youngest professional shogi player, 14-year-old Sota Fujii, set an unprecedented record, making it 29 official wins since his debut last December.
■チェック
・prodigy 神童
・set new record 新記録を樹立する
・_th straight win _連勝
・unprecedented 前人未到の
・make it _ wins _連勝する
■対訳
「日本:将棋の神童が新記録樹立、29連勝」
日本最年少のプロ棋士で14歳の藤井聡太四段が、昨年12月のデビュー以来、公式戦で29連勝となり、前人未到の記録を達成した。
■訳出のポイント
prodigy の語源は、「怪物」 という意味のラテン語 prodigium。
もともとは、「不思議なもの」 「驚くようなもの」 「驚異」という意味の名詞です。
ここから、「神童」 「天才児」 の意味でもよく使われる単語となっています。
今日のタイトルでは
shogi prodigy で
「将棋の神童」
ということです。
set a record は「記録を打ち立てる」 という言い方。
record の前に様々な形容詞を加えた、応用形で登場することも多い表現です。
具体的には、今日のタイトルでは
set (a) new record で
「新記録を樹立する」、
本文では
set an unprecedented record で
「前人未到の記録を達成する」
となっています。
英語の 「_連勝する」 という言い方には、いくつもバリエーションがあります。
今日の場合は
make it _ wins ですね。
ただし、「公式の」 という形容詞 official が加わって、
make it 29 official wins なので
「公式に29連勝する」 → 「公式戦で29連勝する」
というわけです。
将棋の公式戦で一度も負けることなく、歴代最多の連勝記録に並んでいた14歳、中学3年生の藤井聡太四段。
日本中が注目する中、竜王戦の挑戦者を決める 「決勝トーナメント」の初戦で増田康宏四段(19歳)に臨みました。
結果は、藤井四段の勝利で、連勝は 「29」 に。
将棋公式戦の連勝記録を30年ぶりに更新し、プロ1年目にして歴代単独1位に立つという偉業となりました。
■編集後記
しかし日本国民がこれだけ将棋に注目したのは初めてのことではないでしょうか。
NHK9時のニュースも他のニュースを差し置いて40分くらいやってましたよね。
その放映中にニュース速報のテロップが入り2人のアナウンサーが「え!」みたいに驚いてましたよね。
ニュース速報というのは速報担当者?みたいな人が直接、ダイレクトにお茶の間に流せるんですね。
現在進行系で番組をまわしているアナウンサー(報道発信者)と、視聴者が同時にそれに気づく、という形です。
それにしても朝10時過ぎから始めて、休憩もあるのでしょうが夜の10時までさしてるってものすごいですね。その間頭をフル回転させて集中しているわけですから・・・
なんか一気に将棋人口が若年層を中心に増えそうな気がします。
(裏)湿度が高いですね、家のリビングで約67%ありました。