Seven Dead in Tokyo Knife Attack
A 25-year-old man stabbed a dozen of people with a knife after plowing into pedestrians with a truck on Sunday in Akihabara, a busy shopping district known as Electric Town in Tokyo, leaving 7 passers-by dead.
■チェック
!
・stab 〜 を刺す
・plow into 〜 に突進する
・pedestrian 歩行者
・passer-by 通行人、通りがかりの人
■対訳
「東京でナイフ事件:7人死亡」
『電気街』 として知られる東京のにぎやかな商業地区である秋葉原で日曜日、25歳の男がトラックで歩行者の中に突っ込んだ後、ナイフで十数人を刺した。
通行人7人が死亡した。
■訳出のポイント
plow はもともと、農地を耕す道具 「すき」 を意味する名詞です。
ここから、牛・馬・トラクターなどですきを引っ張って 「土地を耕す」という動詞としても使われます。
米国では、「農地を耕す」 だけでなく 「(除雪車で道路を)除雪する」という意味の口語としてもよく登場します。
ここでは、plow into 〜 で「(車など乗物を)〜 に向かって引っ張る」→「(乗物が)〜 にぶつかる」 「 〜 に突っ込む」 「 〜 に突進する」という言い方になっています。
pedestrian の語源はラテン語の pedester 「歩いていくこと」 で、<pedestr-(歩いていく)+ -ian(〜する人)> という成り立ち。
したがって、「歩いていく人」 「歩行者」 を意味します。
通常は、「車に乗っている人」 に対する 「歩行者」 という文脈で用いる単語です。
pass by は 「 〜 のそばを通る」 「 〜 を通りすぎる」 という句動詞。
そこで、passer-by は 「通行人」 「通りがかりの人」 の意味になります。
この単語は複数形が passers-by になることに注意しておきましょう。
leave _ dead で 「 _ が死亡する」 「 _ の死者を出す」 という言い方なので、leaving 7 passers-by dead は 「通行人7人が死亡した」 ということです。
■編集後記
秋葉原の事件現場は僕がたまたま先々週の土曜日、そこでタクシーをひろった交差点でした。
読者の中には、事件現場の近くにいらっしゃた方も多いのではないかと思います。
テリー伊藤さんが次のようなことを、今朝テレビで言ってました。
「よくKY、KYってバカにするけど、それって実は間違ってるんですよ。今回の犯人は空気を読みすぎなんです。
周りの空気を読みすぎて、自分がもう誰からも必要とされてないって勝手に判断しちゃってるの。
今、そういう人がすごく多いんです。
KYってさ、鈍感さを表現すると思うけど、そうじゃなく、自分を含めて、周りの空気を分析しすぎているわけなのよ。」
個人の殻の中に全て押し込めてしまうような抑圧が、周りに満ちている?
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。
(裏)新東京タワーの名称、スカイツリー。。ガックリきました。