Michael Moore’s New Movie Released Free on Web
U.S. filmmaker Michael Moore released his latest documentary “Slacker Uprising” on the Internet for free download on Tuesday, aiming to encourage young people to vote in the upcoming presidential electionin November.
■チェック
！
・release 公開する
・aim to 〜を狙う
・encourage 促す
・upcoming 来る
■対訳
「マイケル・ムーア監督の最新作、ネットで無料公開」
米国のマイケル・ムーア監督が火曜日、最新ドキュメンタリー映画『Slacker Uprising 』をネットから無料ダウンロードできる形で公開した。
来る１１月の大統領選挙で若者が投票するよう促すことが目的という。
■訳出のポイント
形容詞 late の最上級 latest は 「最新の」 という意味になります。
latest movie 「映画の最新作」、latest product 「最新製品」 などの形で頻出です。
“Slacker Uprising” は映画のタイトルで、正式な邦題がつけられていないため対訳ではそのまま使っていますが、簡単にその意味に触れておきましょう。
slacker は動詞 slack に 「〜する人」 という意味のおなじみの接頭辞 er がついたもの。
slack は、もともとロープなどが 「ゆるい」 「たるんだ」 という意味の形容詞で、ここから 「ゆるむ」 「たるめる」 という動詞としても使われるようになりました。
そこで、 slacker は 「ゆるむ人」 → 「怠け者」 というような意味になります。
米国では、特に１９９０年代以降に (多くの場合高い学歴や能力を持ちながら）無関心・無気力・無目的である若者を指して使われるようになった言葉でもあります。
uprising は rise up 「起立する」 「反乱を起こす」 という句動詞が語順転換、動名詞化したもので 「起立」 「反乱」 「蜂起」 などの意味になります。
“Slacker Uprising” は、２００４年の大統領選挙戦中に、どちらの候補を支持するかで揺れる全米６２都市をムーア監督が回り、人々の反応や声を記録した作品ということです。
これを考慮すると、たぶんこのタイトルは、 “今まで（政治に）無関心だった人々が立ち上がる（投票に向かう）” ことをいっているのだろう、という推測ができます。
ムーア監督によると、この作品の無料公開は “entirely as a gift to my fans” 「ファンへの贈り物に他ならない」そうで、劇場公開・テレビ放映の予定はなく、１０月には DVD が９．９５ドルで発売になるということです。
ただ、残念ながら無料ダウンロードは北米在住者に限られています。
■編集後記
最近映画館では外しまくりです。
先日もめちゃくちゃ期待していた中島監督の「パコと魔法の絵本」が期待はずれで、途中で眠くなったと、あるところで書いてたら、ちょうどその後、僕が好きな映画評論家の北川れい子さんも同じような評を「週刊ゴラク」で書いていたのをみて、妙に嬉しかったです（笑）
今音楽はダウンロード販売がかなりのシェアを占めているようです。
おそらく映画もみんながクレジットカードで支払いをして、ダウンロードして観る日が近いでしょうね。。
デジタルテクノロジーとインターネット網の発達で、なんだか味気ない世の中になりそうです。
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（裏）あの釣り熱はどこへ行ったやら。。。（爆）