Mars Lander Phoenix Detects Snow Falling
NASA’s robot lander Phoenix on Mars detected snow above its landing site, the agency reported on Monday.
■チェック
!
・Mars lander 火星探査機
・detect 発見する
・landing site 着陸地点
■対訳
「火星探査機 『フェニックス』 が降雪を観測」
米航空宇宙局(NASA)は月曜日、火星ロボット・ランダー 『フェニックス』が着陸地点の上空で雪を観測したと報告した。
■訳出のポイント
lander は land 「着陸する」 + -er 「〜 する者(物)」 で、主に宇宙探査で惑星などに着陸して地表の探索を行う 「(地表)探査機」 の意味で使われます。
そこで、Mars lander で 「火星探査機」 ということです。
また、これが robot lander になると、その探査機が(無人で)ロボット的な機能を備えていることが強調されたもので、日本語では 「ロボット・ランダー」と呼ばれています。
detect はもともと、de- (分離)+ -tect(覆い)→ 「覆いを分離する(取り除く)」 という動詞で、「見つける」 「発見する」 の意味で使われます。
また、化学において成分などを 「検出する」 という意味でも頻出です。
今日の場合は detect snow なので直訳すると 「雪を発見する(検出する)」ですが、日本語訳としては 「雪を観測する」 が適切でしょう。
終わりの the agency reported の the agency は NASA (National Aeronautics and Space Administration) を言い換えたもの。
文頭ですでに NASA という言葉が登場しているので、繰り返しを避けるために別の簡潔な単語を用いているわけです。
今回の降雪は、フェニックスが搭載しているレーザー機器によって観測されたもの。
着陸地点の約4キロ上空にある雲の中から降り、地上に達する前に消失したということです。
また、土壌からは過去に液状の水が存在していた可能性を示す物質も検出されたそうです。
■編集後記
火星に雪が。。なんともロマンチックな話ですね。
一方では宇宙エレベーターが実現へ向けて進んでいるといわれています。
つまり宇宙の衛星から地球に向けて長さ10万キロのケーブルをたらす。。
そこにエレベーターを設置すれば、宇宙旅行のコストが100分の1になるとか。。
金融パニックが、このような技術開発への資金供給へ影響を与えなければよいですね。
(裏)秋晴れ!ですね!いい天気です。でも会社で仕事です!(´Д`)