Two Neo-Nazi Members “Planned to Kill Obama”
Two white supremacist men were arrested in Tennessee for allegedly planning to assassinate Democratic presidential candidate Barack Obama in a murder spree targeting more than 100 black people.
■チェック
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・white supremacist 白人至上主義者
・allegedly 〜 したとされている
・assassinate 暗殺する
・murder spree 殺人劇、連続殺人
■対訳
「ネオナチのメンバー2人が 『オバマ氏殺害を計画』」
100人以上の黒人を標的とした連続殺人を計画する中で、米大統領選の民主党候補バラック・オバマ氏の暗殺を企てていたとして、白人至上主義者の男2人がテネシー州で逮捕された。
■訳出のポイント
supremacist は特定集団(時には個人)の優秀性を主張する supremacism「至上主義」 を持つ人、すなわち 「至上主義者」 です。
とくに白人至上主義者 white supremacist を指すことが多いのですが、male supremacist 「男性至上主義者」 のようにも使われます。
allege は 「(〜 だと) 断定する」 「主張する」 「申し立てる」 という意味の動詞です。
そこで、その過去分詞が形容詞化した alleged は(立証されてはいないが)「主張されている」「嫌疑(容疑)がかかっている」→「〜 であるとされている(疑われている)」 という意味になります。
例えば、alleged murderer は 「容疑がかかっている殺人者」 →「殺人容疑者」 ということです。
さて、今日登場している allegedly は、この alleged にさらに -ly がついて副詞になったもので、 「申し立て(主張によると)」「〜 したと疑われている」 というニュアンスになります。
そこで、were arrested for allegedly planning … は「… を計画したとされて(疑われて)逮捕された」 ということです。
spree は shooting spree 「銃乱射」 などでよく登場する単語。
この単語自体の意味は少し分かりにくいのですが、さかんに、または派手に何かをすること、何かをしまくること、という意味だと考えておきましょう。
shooting spree 「銃を撃ちまくること」 → 「銃乱射」、murder spree「殺人をしまくること」 → 「連続殺人」 「殺人劇」 になります。
ニュースではどちらかというとこういった物騒な表現ばかりで登場しますが、shopping spree 「買い物しまくること」、selling spree (株を)「売りまくること」 → 「売り急ぎ」 「全面売り」 などの言い方もします。
逮捕された2人はスキンヘッドの白人で、銃と illegal sawed-off shotgun「銃身を短くした不合法の散弾銃」 を所持していました。
102人の黒人を殺害する計画の中で、オバマ氏を最終ターゲットとしていたそうです。
■編集後記
一見、自由で平等で、合理的で透明度が高いように見える米国ですが、実はその現代史というのは血で血を洗う、暴力と暗殺の歴史でもあったのですね。
また黒人と白人の対立の歴史でもあった。。
JFKの暗殺にせよ、公民権運動でノーベル平和賞を受賞したマーティンルーサー・キング牧師の暗殺にせよ、僕ら日本人にはちょっと想像できない、暗い襞(ひだ)のようなものがアメリカの現代史に刻み込まれています。。
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(裏)ちょっと二日酔い気味です。。明日は久々のGです!