Scientists Map Mammoth’s Genome
A U.S.-Russian research team sequenced the genome of the woolly mammoth by using DNA taken from hair of the long-extinct ice age animal, the journal Nature reported.
■チェック
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・(woolly) mammoth マンモス
・genome ゲノム(全遺伝子情報)
・map ( = sequence ) (ゲノムを)解読する
・long-extinct 大昔に絶滅した
・ice age 氷河期
■対訳
「マンモスのゲノムを解読」
米国とロシアの研究チームが、大昔に絶滅した氷河期の動物マンモスの毛から抽出したDNAを用いて、そのゲノムを解読した、とネイチャー誌が伝えた。
■訳出のポイント
mammoth はゾウ科マンモス属の大型哺乳類。
約400万年前から1万年前ごろまで生息していたといわれます。
英語では、しばしば woolly mammoth といわれます。
woolly は wool 「羊毛」 「毛(糸)」 の形容詞形で、「毛に覆われた」「毛の多い」 という意味です。
マンモスには体毛が長いものも短いものもあり、 今日の話題ではシベリアに生息していた体毛が太く長いケナガマンモスのことを指してwoolly mammoth といっています。
genome 「ゲノム」 は、gene 「遺伝子」 と chromosome 「染色体」 を組み合わせた言葉で、生物のもつ遺伝子(遺伝情報)の全体を指します。
sequence は 「連続(するもの)」 という意味ですが、生化学用語では「(塩基の)配列」 で、genome sequence だと 「ゲノム(塩基)配列」 となります。
ここから、sequence は動詞 「配列する」 → 「配列を決定する」 としても用いられます。
sequence a genome で 「ゲノムの(塩基)配列を決定する」 →「ゲノムを解読する」 という言い方になります。
また、タイトルで使われている map も同様に、「(ゲノムの)地図を描く」→ 「(ゲノムの遺伝子情報を)解読する」 という動詞です。
米露の国際研究チームは、約2万年前にシベリアの凍土に閉じ込められたマンモスの毛からDNAを抽出して、約33億の塩基対を解読しました。
マンモスのゲノムは全体で約47億塩基対から成ると推定されていて、ヒトは約30億塩基対を持つので、それよりかなり多いようです。
解読の結果、現在のアフリカゾウとの違いはわずか約0.6%。
これは、ヒトとチンパンジーのゲノムの違いの半分でしかないということです。
ゲノム解読によって絶滅したマンモスの復活させる可能性もでてくると期待されています。
■編集後記
マンモスのイメージをおいかけていくと、どうしても「はじめ人間ギャートルズ」が出てくるのはぼくだけじゃないとおもいます。
あのアニメのマンモスの肉、かなりおいしそうでした(笑)
昨夜は札幌のススキノで札幌の仲間と飲んでました。
楽しかったです。
外はかなり寒かった。
午前中の便で東京に戻ります。
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(裏)行きの飛行機、隣は鳥越俊太郎さんでした!ダンディーでした^^