Panda Diplomacy, China’s Gift to Taiwan
A pair of giant pandas began their journey from Chengdu, southwest China, to Taiwan, Beijing’s gesture of goodwill and a sign of warming ties between the two nations.
■チェック
!
・diplomacy 外交
・goodwill 友好
・warming ties 関係修復
■対訳
「パンダ外交:中国から台湾へ寄贈」
一対のジャイアントパンダが中国南西部の成都から台湾に向かって旅立った。
中国からの友好のしるしであり、両国間の関係修復の表れである。
■訳出のポイント
journey は 「旅」 「旅程」 あるいは 「道のり」 という意味の名詞。
begin one’s journey で 「旅を始める」 → 「旅立つ」 という言い方になります。
gesture の語源は 「運ぶ」 「伝える」 という意味のラテン語 gestus で、「(身ぶりで)意思を伝えること」 が原義です。
日本語で 「ジェスチャー」 といわれる 「身ぶり」 「手まね」 「そぶり」「ふるまい」 の意味だけでなく、「意思表示(の行為・言葉)」 「感情表現」という意味にも使われます。
goodwill は、 good (よい)+ will(態度・意思・気持ち)という成り立ちで、 「好意」 「友好」 「親善」 の意味になっています。
そこで、Beijing’s goodwill gesture は 「北京(= 中国(政府)) の友好の意思表示」 → 「中国からの友好のしるし」 ということです。
warm は 「あたたかい」 という形容詞としてよく知られていますが、「あたたまる」 という動詞としてもよく使われます。
そして、物理的に “あたたまる” 場合だけでなく感情的に “あたたまる”→ 「温かい気持ちになる」 「好意的になる」 というニュアンスでも用いられるので注意しましょう。
tie は、「結び目」 「(結ぶ)ひも・なわ」 という意味の名詞で、ここから 「つながり」 「きずな」 という意味にも使われ、その場合は ties と複数形になります。
英字新聞では特に、国家や組織間の 「結びつき」 → 「関係」 という意味でよく登場します。
ties between A and B 「AとBの関係」 の形で覚えておくと便利な表現です。
また warming ties は 「友好的になる関係」 → 「関係修復」 という意味で外交関係の記事でしばしば使われる言い方となっています。
ご存知のよう世界広しといえでもパンダが生息するのは中国のみということで、中国政府は各国との関係発展のために相手国にパンダを寄贈する、いわゆる 「パンダ外交」 Panda diplomacy を展開。
これまでに、日本や米国・ロシア・北朝鮮など9カ国にパンダを贈呈しています。
台湾に対しても2005年に贈呈を申し出ましたが、当時の反中派陳水扁政権が辞退したという経緯があります。
逆に現総統の馬英九氏は親中国路線で知られ、氏の就任後両国関係は劇的に改善され( = warming ties)、今回のパンダ来台実現もその表れだといわれているわけです。
ただ、台湾市民の間では “パンダ外交” よりも実質的な関係改善を望む声も高いようです。
また、寄贈されるパンダの名前 「団団」 Tuan Tuan と 「円円」Yuan Yuan は、ふたつの漢字あわせるとできる言葉 「団円」 が”一家団欒” を意味することから、統一を目指す中国の政治色が露骨で “えげつない” と報じている台湾紙もあります。
■編集後記
2008年の終盤はリーマンショックを起点にサブプライム問題が表面化し、世界経済は打撃を受けました。トヨタが創業以来初の赤字。。
2009年はどんな年になるのでしょう?
昨夜、東京タワー生誕50周年ということで、タワー周辺の道路はめちゃくちゃ混んでました。。
祭日なのに、月末の金曜日のごとく混んでました。。
年末年始に真剣にネットビジネスの勉強をしたい方に一番のお勧めは
http://ijk777.net/af2/ck.cgi?x=zaku2
と
http://www.infoseasjapan.com/sem_top/
っすね。。
僕が講師です!
★★毎日1分!英字新聞プレミアム http://tinyurl.com/6ze8xl ←お奨め!
(裏)バットマン「ダークナイト」めちゃお勧め!★×5!ぜひDVDを!