Sony to Suffer First Operating Loss in 14 years
Japanese electronics and entertainment conglomerate Sony Corp. is expected to post an operating loss of about $1.1 billion, the first loss in 14 years, due to stagnant sales and a strong yen.
■チェック
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・operating loss 営業赤字 (損失)
・conglomerate 複合企業、コングロマリット
・stagnant sales 売上低迷
■対訳
「ソニー、14年ぶりの営業赤字へ」
日本の電機・エンターテイメント複合企業ソニーが、売上低迷と円高から、11億ドル(約1000億円)の営業赤字を計上する見通し。同社の営業赤字は14年ぶりである。
■訳出のポイント
suffer は、精神的・物理的な苦痛などを 「経験する」「(経験して)苦しむ」、損害や被害などを 「こうむる」 という動詞です。
suffer an operating loss で 「営業赤字を出す」 という言い方になります。
また、本文では suffer に代わって動詞 post が用いられていますが、こちらは 「記録する」 → 「計上する」 という意味になります。
注意したいのは、suffer は苦痛・損害・被害など否定的なものを”経験する” という意味なので、今日のように operating loss 「営業赤字」 と一緒に使えますが、この反対語である operating profit 「営業黒字(利益)」を目的語としては用いません。
一方の post は 「記録する」 「計上する」 というニュートラル(中立的)な動詞なので、post an operating loss 「営業赤字を計上する」 と同様 post an operating profit 「営業黒字を計上する」 という言い方もできるわけです。
conglomerate 「コングロマリット」 は 「複合企業(体)」 ともいわれ、相互に関連のない異業種部門を傘下に収めて多角的経営を行う企業を指します。
例えば、家電メーカーとして出発し、現在は重電、重工業、航空宇宙、金融、プラスティック、医療分野など多岐に渡って経営を行っている、米国のGE (General Electric Company) などが典型例といえます。
stagnant はもともと水などが 「流れない」 「よどんだ」 という形容詞ですが、景気やビジネスが 「停滞した」 「不振な」 の意味でもよく使われます。
そこで、stagnant sales で 「売上不振」 「売上低迷」 ということです。
また、strong yen 「強い円」 → 「円高」 も、 weak (weakened ) yen「弱い(弱くなった)円」 → 「円安」 と対で、必ず覚えておきたい表現ですね。
■編集後記
ソニーが14年ぶりの赤字といっても特に驚きがないのが昨今の状況ですね。
不動産業界はバタバタ倒産しています。
今週後半はバンクオブアメリカ(バンカメ)や、JPモルガンの決算発表があります。
さらに先週末の米国雇用統計の予想以上の悪化で金融不安が再燃しています。
円高が再び進み、現在90円を切っています。
日本の株式は今日は大きな動きはありませんでしたが、予断を許せない状況になっています。
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(裏)明日はグレートアイランドです!2年ぶりくらい。。かな。。