Japan’s GDP: Worst Contraction in 35 Years
Japan’s real gross domestic product shrank 3.3% in the last quarter of 2008, making for an annualized rate of minus 12.7% — its worst contraction since the oil crisis of 1974.
■チェック
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・real gross domestic product 実質国内総生産
・annualized rate 年率換算
・contraction 縮小
■対訳
「日本のGDP、35年ぶりの縮小率」
昨年最終四半期(10―12月期)の日本の実質国内総生産が3.3%減、年率換算ではマイナス12.7%となった。
1974年の石油危機以来最大の縮小である。
■訳出のポイント
タイトルの worst contraction in 35 years は直訳すると「35年間で最悪の縮小」 ということで、すなわち「縮小率が35年ぶりに大きかった」 ことを意味します。
quarter は1年を4分割した 「四半期」 なので、in the last quarter of 2008 は 「2008年の最終四半期に」ということになります。
ただし 「最終四半期」 のことは、日本語ではむしろ10―12月期と表すことが多いので、対訳ではカッコ内につけてあります。
annualize は annual 「年次」 「1年の」 の動詞形で、「〜 を年間で計算する」 「〜 を年率に換算する」 の意味です。
そこで、annualized rate は「年率換算された率」 → 「年率」あるいは「年率換算」 ということです。
また、make for は 「〜 を生み出す」 という句動詞なので、making for an annualized rate of minus 12.7% の部分を直訳すると「12.7%の年率換算を生み出す」 となり、「年率換算すると12.7%である」 という意味になっています。
これで日本経済は3四半期連続のマイナス成長となり、これはITバブル崩壊から景気が後退した2001年4−6月期から10−12月期以来です。
この数字を発表を受けて、米国発の金融危機に端を発した世界同時不況の中で、最も打撃を受けているのは日本である、と海外のメディアも盛んに報じています。
■編集後記
これまで日本の株価が落ちると、リスク回避で円高が進むというのが一般的な傾向でした。
これまで世界一強いドルに対し、唯一、優勢だったのが円だったのです。
ところがここ数日、株価が下落し、かつ円安が進むという新しい局面が為替の世界で現れています。
実際、ここまで不況、不況といいながら円高の恩恵で海外旅行に安く行けるのはなぜ?という不思議な矛盾を感じていた方も多いはずです。
投資家の選択枝の中で「円」が外れると、相対的にドルが強くなります。
今、「金」の相場が連日の続伸です。
久しぶりに講演会をやります。
テーマはこの不況時代のお金の稼ぎ方です。
たぶん、かなりしゃべります。
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