Federer Won Sixth Wimbledon, 15th Grand Slam
Roger Federer claimed his record 15th Grand Slam crown and sixth Wimbledon as he defeated Andy Roddick in a thrilling close final on Sunday.
■チェック
!
・crown 優勝
・defeat 負かす、倒す
・thrilling スリル満点の
・final 決勝戦
■対訳
「フェデラー: ウィンブルドン6冠、グランドスラム15冠達成」
ロジャー・フェデラーが日曜日のウィンブルドン決勝で、スリル満点の白熱戦の末にアンディ・ロディックを破り、グランドスラム(四大大会)15冠記録とウィンブルドン6冠を達成した。
■訳出のポイント
crown はもともと、勝利の印である花(あるいは葉)でつくった冠を意味する単語で、ここから 「栄冠」 「王冠」 の意味になっています。
スポーツなどで crown というと 「勝利」 「優勝」 「王座」 といった意味になります。
ここでは claimed 15th Grand Slam crown なので 「15個目のグランドスラム優勝を獲得した」 → 「グランドスラム15冠を達成した」ということです。
日本語の 「スリル」 の語源である thrill は 「ワクワクする感じ」「身震い」 という名詞であり、「ワクワクさせる」 「(感動などで)身震いさせる」 という動詞でもあります。
そこで、この動詞 thrill の現在分詞が形容詞化した thrilling は「(人を)ワクワクさせる」 「感動で身震いさせる」 という意味になります。
平たくいうと 「スリルや感動を与えるような」 ということで、文脈によって 「スリル満点の」 とか 「感動的な」 とかのようにニュアンスを訳し分ける必要がある単語です。
close は 「近い」 という形容詞ですが、スポーツや競争などについては「きわどい」 「わずかな差の」 という意味になります。
close game あるいは close race で 「接戦」 「白熱戦」 という言い方です。
ここでは、a thrilling close final で 「スリル満点で接戦(白熱戦)の決勝(戦)」 ということです。
フェデラーが悲願の全仏オープン優勝を果たして、ピート・サンプラスのグランドスラム14勝記録に並んだのはちょうど1ヶ月前のことで、この英字新聞でも取り上げました。
タイ記録からわずか1ヶ月で新記録を樹立し世界ランキング1位に返り咲いたフェデラーを、the greatest player in Grand Slam history 「四大大会史上最高のプレイヤー」 と称するメディアも目立っています。
■編集後記
テニスのフェデラーが絶好調ならゴルフではウッズが絶好調です。
先週末のAT&Tナショナルを優勝して今季すでに3勝です。
もうドライバーのフェアウエーキープ率が凄いですね。
今朝、録画をテレビで見ましたが、ドライバーも3Wも低めのいい球が飛んでいきます。
とりわけ3Wの低めのショットは今月16日からの全英(風が強い)を意識しての調整なのかな、と思いました。
ディフェンディングチャンピオンのアンソニーキムもタイガーの前では全く力を発揮できませんでした。。
大好きなNHKBSの解説者、佐渡充高さんは、「これはタイガーデビュー以来の第2期黄金期の到来がきているのではないでしょうか」と何度も言ってたのが印象に残ります。
そうそう、タイガーとフェデラーは携帯電話で話す友達なんです。
で、AT&Tナショナルの最終日の朝、フェデラーから電話をもらって、ウインブルドンを制したことを知ったそうです。
うーん、すごい話だ。
(裏)今日はすっきり晴れたいい天気。
ゴルフいきたい!