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毎日1分!英字新聞 石田

ロマン・ポランスキー監督、スイスで逮捕

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Film Director Roman Polanski Arrested in Switzerland

Academy award winning film director Roman Polanski was taken into custody in Switzerland on Saturday, facing extradition to the U.S. for having sex with a 13-year-old girl in 1977.

■チェック


 
・take ~ into custody  ~を拘束する
・extradition  (犯罪容疑者の管轄国への)送還、身柄引渡

■対訳

「ロマン・ポランスキー監督、スイスで逮捕」

アカデミー賞受賞のロマン・ポランスキー監督が土曜日にスイスで拘束され、1977年に13歳の少女と性的関係を持った罪で米国へ送還の可能性に直面している。

■訳出のポイント

custody の語源は 「見張ること」 という意味のラテン語 custodia。

ここから、「管理」 「保管」 「保護」 「監督」 といった意味の名詞として使われます。

英字新聞では、特に未成年者などの 「保護」、両親が離婚・死去した子どもの 「養育権」 の意味でしばしばお目にかかります。

最近では・・・

Michael Jackson’s mother gained the custody of the late singer’s children.「亡くなった歌手マイケル・ジャクソンの母親が、彼の子どもたちの養育権を得た」。

という具合に登場しました。

また、今日の場合は、被疑者・容疑者の 「拘束」 「拘置」 「監禁」 の意味になっています。

(be) in custody で 「拘束中である」 という言い方で、take 人 into custody だと 「人を拘束(拘置)する」 という表現になります。

extradition の原意は 「手渡すこと」。

通常、刑事裁判権の及ばない領域に逃亡した身柄を管轄国(州など)へ引き渡すことを指し、(逃亡犯罪人の)「引渡し」 あるいは 「送還」 と訳されます。

face は 「顔」 という名詞として最も知られている単語ですが、動詞の「~に直面する」 という意味も重要です。

とくに、危険や問題・災難・厄介ごとなどに 「直面する」 「(危険が)身に迫る」というニュアンスで使われることも多い語です。

そこで、facing extradition to the U.S の部分は 「米国への送還に直面している」「米国への送還が身に迫っている」 ということです。

パリ生まれでポーランド育ちのポランスキー監督は米国在住中の77年に、ロサンゼルスで少女淫行事件を起こし、保釈中の78年に欧州に逃亡して以来、米国には戻っていません。

2002年に 『戦場のピアニスト』 でアカデミー監督賞を受賞した際も、逮捕を恐れて授与式には出席しませんでした。

今回は、チューリッヒ映画祭にて生涯功労賞の授与式に出席するために居を置くフランスからスイス入りしたところ、1978年の指名手配に基づく米当局の要請によって、スイス警察に拘束されたということです。

■編集後記

ロマン・ポランスキーといえば個人的には 「水の中のナイフ」 と 「ローズマリーの赤ちゃん」 なのですが、「戦場のピアニスト」 もよかったですね。。
第二次大戦、ドイツ軍のポーランド侵攻、そこでユダヤ人ピアニストが、ドイツ人将校の前で弾いたショパンは、映画史に残る名シーンです。

http://www.youtube.com/watch?v=RkUVb1AJbSM 3:00くらいから。。

ポランスキーはこの「戦場のピアニスト」でアカデミー監督賞を受賞したが、逮捕監禁を恐れ、授賞式には出席しなかったという。。

(裏)昨夜は遅くまで新地で飲んでました。
今日の午後、東京に戻ります。

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