Indonesia Quake Death Toll May Exceed 200
Rescuers continued struggling in heavy rain to find survivors trapped under debris on Thursday, a day after a powerful quake of 7.6 magnitude hit Indonesia’s island of Sumatra, killing more than 200 people.
■チェック
!
・death toll 死亡者数
・rescuers 救助隊
・struggle 苦闘する
・trapped under debris 瓦礫(がれき)の下敷きになる
■対訳
「インドネシアの地震、死亡数は200人超」
インドネシアのスマトラ島でマグニチュード7.6の大規模地震が発生し、少なくとも200人が死亡した。
一夜明けた木曜日、瓦礫の下敷きになっている生存者を発見するために、救助隊が激しい雨の中で懸命な努力を続けた。
■訳出のポイント
rescuer は動詞 rescue 「救う」 「救助する」 に 「~する人」 の意をつくる接尾辞 -er がついた形で 「救助する人」 「救助者」。
rescuers と複数形なると 「救助する人たち」 → 「救助隊」 の意味となり、rescue team(s) と同意です。
struggle は 「あがく」 「もがく」 という動詞。
「奮闘する」 「努力する」 「四苦八苦する」 という具合に訳されることが多い語です。
trap はもともと 「わな」 「落とし穴」 という意味の名詞です。
ここから 「~をわなにかける」 「~を(わなで)捕らえる」 という動詞になっていて、(狭いところなどに)「閉じ込める」 の意味にも使われます。
debris の語源は、「粉々にする」 という意味の古仏語 debrisier 。
ここから、破壊されて粉々になったものの 「破片」 「瓦礫」 「残骸」という意味の名詞になっています。
そこで trapped under debris は 「瓦礫の下に閉じ込められる」「瓦礫の下敷きになる」 という言い方。
find survivors trapped under debris で「瓦礫の下敷きになっている生存者を発見する」 ということです。
今回の地震によって現地では建築物約5千棟が損壊したとみられ、瓦礫の下敷きになっている人は数千人にも上るとの情報もあり、犠牲者がさらに増大すると考えられます。
(The Death Toll is expected to rise.)
■編集後記
スマトラ沖といえば2004年12月26日の地震がまだ記憶に新しいです。
そのときは津波が発生し、南アジア全体で20万人以上の死者行方不明者を出しました。
その後、スマトラ沖では周期的に死者を出す大地震が発生していました。
2005年 M8.5 死者数およそ1000人
2007年 M8.5 死者数 17人
2009年 M7.6 死者数 1000人以上?
2年に1度のペースで地震があるようです。
多くの人が備えてはいたのでしょうが、地震の破壊のエネルギーに、本当に人は無力です。
現在もスマトラでは多くの人がビルの下敷きになっているそうです。
(裏)雨続きでちょっとすっきりしませんね~