CIT Group Files for Bankruptcy
Major U.S. moneylender CIT Group Inc. filed for Chapter 11 bankruptcy protection on Sunday after suffering from the global financial crisis.
■チェック
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・file for bankruptcy 破産申告をする
・moneylender 金融業者→ノンバンク
・Chapter 11 baruptcy protection 米連邦破産法11条
・suffer from ~に苦しむ
■対訳
「CIT グループが破産申告」
世界的金融危機で苦しんでいた米ノンバンク大手の CIT グループが日曜日に米連邦破産法11条の適用を申請した。
■訳出のポイント
今日は久しぶりに 「破産」 bankruptcy の話題です。
まずは file for bankruptcy 「破産申告をする」 という頻出重要表現を再確認しておきましょう。
続いてこちらも英字新聞では時々登場している Chapter 11。
日本の民事再生法に相当する米国の法律で、「米連邦破産法11条」 をさします。
ここから一般的に 「破産」 「破産手続き」 の意味で使われます。
ですから、file for bankruptcy と file for Chapter 11 は全く同じ意味になります。
lender は 「貸す」 という動詞 lend に 「~する人」 の意味の接尾-er がついたもので 「貸す人」。
そこで moneylender で 「金を貸す人」→「金融業者」 ということです。
今日の場合は、いわゆる 「ノンバンク」 nonbank と呼ばれる銀行以外のお金を貸す業務をしている企業のことを指しています。
suffer は苦痛・損害などよくないことを 「経験する」 それによって「苦しむ」 「悩まされる」 という意味の動詞です。
通常 suffer from ~ 「~に苦しむ」 「~に悩まされる」 という形で使われます。
■編集後記
米ノンバンクCTIの破綻ですが、貸付先は百万社に及ぶといわれています。
同社に資金繰りを頼っていた会社が今後バタバタ倒れていく可能性があります。
当然、倒れた企業は他の企業ともなんらかの関係性があるわけですから予想を超えた連鎖倒産を引き起こす可能性すらあります。
今、米国の株式市場は変に強気ですが、もしかしたら、今回のCTIの破綻が昨年のリーマンと同じような「トリガー」になる可能性があります。
(裏)映画「さまよう刃」、駄作です。
睡魔との闘いに苦労しました(怒)