Michael Jackson’s Glove Sold for $350,000 at Auction
A white rhinestone-encrusted glove worn by the late Michael Jackson when he performed the famous Moonwalk for the first time in 1983 fetched $350,000 at an auction in New York on Saturday.
■チェック
!
・rhinestone-encrusted ラインストーンをちりばめた
・late 亡くなった、故~
・fetch ~で売れる
■対訳
「マイケル・ジャクソンの手袋、35万ドルで落札」
故マイケル・ジャクソンさんが、1983年に初めて有名なムーンウォークを行った際に着用していた、ラインストーンをちりばめた白い手袋が、土曜日にニューヨークのオークションで35万ドル(約3100万円)で落札された。
■訳出のポイント
encrust の crust はもともと 「外皮」 「堅い表面」 を意味する名詞で、「パンの皮(耳)」 や 「パイの皮」 など、あるいは動物の 「甲殻」 の意味に使われます。
また、ここから 「表面」 「うわべ」 「装い」 といった意味にもなります。
この crust の前に 「~で覆う」 という動詞を作る接頭辞 en- のついたものが encrust で 「~で表面を覆う」 → 「~で表面を飾る」 という意味の動詞です。
宝石などで 「表面を飾りつける」 「ちりばめる」 場合に使われる単語です。
そこで、rhinestone-encrusted で 「ラインストーンをちりばめた」という言い方になります。
ちなみに diamond-encrusted 「ダイヤモンドをちりばめた」 もよく使われる言い方です。
今日の文の構造は、以下のように考えましょう。
A white rhinestone-encrusted glove (worn by the late Michael Jackson when he performed the famous Moonwalk for the first time in 1983) fetched $350,000 at an auction in New York on Saturday. すると、S(主語)が a white rhinestone-encrusted glove でV(動詞=述語)が fetched だということがわかりやすくなるはずです。
fetch は 「~を取ってくる」 「~を連れてくる」 という動詞で、~の部分に値段がくると 「~という値段を取ってくる」 → 「~(という値段)で売れる」という言い方です。
つまり、be sold for ~ と同じになります。
また、主語にあたる a white rhinestone-encrusted glove ですが、a (white rhinestone-encrusted) glove と単数形になっていることに注意しましょう。
通常 「手袋」 は2つで1組なので a pair of gloves 「1組の手袋」、あるいは Put on your gloves. 「手袋をしなさい」 のように、複数形で用いられます。
つまり、今回35万ドルで落札された手袋は “手袋の片方”だということになります。
a pair of white rhinestone-encrusted gloves との違いを直接日本語訳に反映させる必要はありませんが、理解しておくことは大切です。
この手袋を落札したのは、香港のビジネスマンで、税金やオークションハウスへのコミッションを入れると総額42万ドルの支払いになるそうです。
これまで、オークション界では、遺品が最も高額で取引される有名人というと、エルビス・プレスリーとマリリン・モンローの2人でしたが、このところは MJ が2人を追いこしたといわれています。
■編集後記
映画「2012」を見てきました!
マグニチュード9とか10といったとんでもない地震が映画の中で起きますが、もう高層ビルは崩壊し、高さ1.5キロ!の津波が押し寄せて全てを飲み込むシーンは、凄いです。
想像を絶する映像です。
こんな地震がきたら、防災もへったくれもないです。。。
物語がイマイチとかそんな批判もありますが、僕は2時間30分、すごく楽しめました!
お待たせ!金曜日入荷、無料!限定250冊。
お早めに!
http://tokyo-sim.com/sb_eij/#form
(裏)今日、明日と名古屋。
風来坊の手羽先を食べにいってきます。