China Likely to Become World’s Second Largest Economy
China announced on Thursday that its economy expanded by 8.7 % in 2009, likely leapfrogging Japan to become the world’s second largest economy behind the U.S.
■チェック
!
・expand 拡大する→成長する
・likely たぶん
・leapfrog ~を追い抜く
■対訳
「中国、世界第2の経済国か?」
木曜日に中国は、2009年の経済成長率が8.7%と発表した。これで、中国は日本を追いて越し米国に次ぐ世界第2の経済国になる見込みだ。
■訳出のポイント
economy は 「経済」 ですが、the largest economy 「最大の経済国」 のように、「経済国」 の意味でも使われます。
そこで、(the) world’s second largest economy で 「世界第2の経済国」です。
expand は 「拡大する」 「膨張する」 など、規模や容量が大きくなることを表す動詞です。
英字新聞では経済が 「拡大する」 → 「成長する」 という意味でしばしば登場する単語となっています。
expand by _% で 「_% 拡大(成長)する」 という言い方です。
leapfrog はもともと子どもの遊びの 「馬跳び」 を指す名詞。
ここから(馬跳びのように)「飛び越す」 「追い抜く」 という動詞として使われます。
経済成長率は通常GDP(国内総生産)が基準となります。
今回の中国の発表では、2009年の第4四半期の前年同期比10.7%増と6四半期ぶりの2ケタを記録し、2009年通年の成長率を8.7%まで引き上げました。
日本の第4四半期GDPは2月15日に発表されますが、2009年度は前年にまして両国のGDPは肉迫する様相です。
おもしろいのは、海外のメディアでは、「中国が日本を追い越すことがほぼ確定した」 というニュアンスで報道されているのに対して、日本では、「GDPはドル換算で比較されるため、円高の恩恵で日本は2009年通年ではかろうじて2位を保つだろう」という予想が主流だということです。
いずれにせよ、”中国経済が世界第2位になりつつある” ことは確実で、それが数字として示されるのは時間の問題ということでしょう。
■編集後記
中国製というと、ややネガティブなイメージで取られますが、もはや経済大国となっているわけですから、自動車もパソコンも液晶テレビも、made in chinaでなくてはだめだよ、なんていう日がそう遠くない将来、来るのかもしれませんね。
(裏)昨日NY株は大暴落。
円高が進んでいます。
久々に90円割れ。