Beyonce Wins 6 Awards at the Grammy
R&B singer Beyonce won six trophies, including song of the year, at the 52nd Grammy Awards on Sunday, boosting her career tally to 16.
■チェック
!
・boost ~を増やす
・tally 得点
■対訳
「グラミー賞、ビヨンセが6冠」
日曜日の第52回グラミー賞授与式で、R&Bシンガーのビヨンセが最優秀楽曲賞を含む6つの賞を受賞し、これまで獲得したグラミー賞の総数を16とした。
■訳出のポイント
R&B は、音楽のジャンルのひとつである rhythm and blues 「リズム・アンド・ブルース」 の略。
もともとは、1940年代後半のアメリカで、ジャズ、ブルース、ゴスペルなどのブラック・ミュージックが融合・発展する中で生まれた音楽です。
時代を経るにしたがって、ソウル・ミュージック、ブラック・コンテンポラリーなどと呼ばれるジャンルとクロスオーバーしつつ、現在では歌い手を黒人アーティストに限定しない、歌唱重視のポピュラー音楽の一大領域を指す言葉となっています。
trophy の語源は 「戦勝記念碑」 という意味のギリシア語 tropaion。
ここから、狩猟や戦勝などの 「記念品」 「戦利品」 という意味の英単語です。
それが、競技・スポーツなどの 「優勝記念品」 を指して使われるようになり、日本語の 「トロフィー」 もこの意味になっていますね。
win a trophy は文字通り 「トロフィーを獲得する」 → 「優勝する」「受賞する」 という言い方です。
今日の場合は、won six trophies で 「6つのトロフィーを獲得した」→「6つの賞を受賞した」 の意味になっています。
tally の語源は 「小枝」 「木片」 という意味の ラテン語 talea です。
15世紀くらいの欧州では昔、負債額や支払額の刻み目をつけた木片を縦に割り、借り手・貸し手がそれぞれ半片を保持しました。
この 「割符」 「合札(あいふだ)」 が tally と呼ばれたのです。
ここから、「勘定書」 「帳簿」 「得点」 「記録」 などを意味する名詞となっています。
そこで career tally は 「歌手としてのキャリアの中の得点(=グラミー賞受賞総数)」 → 「これまで獲得したグラミー賞の総数」ということです。
そして boost が 「~を押し上げる」 「~を高める」 「~を増やす」という動詞なので、boost her career tally to 16 で「これまで獲得したグラミー賞総数を16へ増やす」 →「これまで獲得したグラミー賞の総数を16とする」 となります。
ノミネートされていた10部門中、最優秀楽曲賞、最優秀女性ポップボーカル賞など6部門で受賞したビヨンセ。
グラミー賞での6部門同時受賞は、女性ソロアーティストとしては最多記録ということです。
■編集後記
昨夜東京都心で雪が降り1センチの積雪を記録。
本格的に降ったのはこの冬初めてですし、積雪を記録したのは2年ぶりとのことです。
未明から早朝にかけて、レインボーブリッジを含む首都高台場線と2号線が通行止めになりました。
JRをはじめとする鉄道に関しては混乱はなかったようです。
日曜日は日中14度もあったのに、冬の天気は変わりやすく怖いですね。
(裏)米ゴルフ、今田、最終日、だめでしたね。。
でもこの調子をキープ!