8.3 Billion Tons of Plastic Produced Since 1950
Human have created more than 8.3 tons of plastic since 1950, when the material was first mass produced, according to US researchers. The amount is equal to the weight of 90,000 Eiffel Towers or 1.2 billion African elephants.
■チェック
・material 原料、材料
・mass produce 大量生産する、量産する
・(be) equal to ~に相当する
・Eiffel Tower 【仏】エッフェル塔
・African elephant アフリカゾウ
■対訳
「1950年以降、83億トンのプラスチック製造」
米国の研究チームによると、量産が開始された1950年以降、人類は83億トン以上のプラスチックを作り出してきた。これは、エッフェル塔9万個分、アフリカゾウなら12億頭分の重さに相当する量だという。
■訳出のポイント
create は 「創造する」 の意でよく知られる動詞。
より広い意味で
「作る」 「作り出す」
というニュアンスで使われることも多い語です。
今日の場合はタイトルの produe 「製造する」 を言い換える形で登場しています。
mass は 「多数」 「多量」 の意なので、
mass produce で
「大量に生産する」 「量産する」
という動詞になります。
カンマにはさまれた
when the material was first mass produced
の部分は、
直前の 1950 を説明する文節で
「その材料(=プラスチック)が初めて量産された(1950年以降)」。
つまり、
「プラスチックの量産が開始された(1950年以降)」
ということです。
researcher は 「研究者」 ですね。
したがって、US researchers は、直訳すると 「米国の研究者ら」。
つまり 「米国の研究チーム」 ということです。
簡潔な表現が必須の報道文では、
a team of US researchers
という替わりにこういった表現が好まれます。
慣れておくとよいですね。
equal は日本語の「イコール」 の語源にあたる形容詞。
「等しい」 「釣り合う」 「匹敵する」 「相当する」
といった意味になっています。
(be) equal to ~ で
「~に等しい」 「~に相当する」
ということです。
そこで、今日の本文、第2文は
「その量は、エッフェル塔9万個、あるいはアフリカゾウ12億頭の重さに相当する」
→
「これは、エッフェル塔9万個分、アフリカゾウなら12億頭分の重さに相当する量だという」
というわけです。
米ジョージア大の研究チームによると、1950年以降に世界で製造されたプラスチック製品の総量は83億トン。
現在も使用されているのはその約30%で、残りの70%(=約63億トン)がごみになったと推計されるそうです。
これは、東京スカイツリーの重さに換算すると約17万個分。
そのうち、1回でもリサイクルされたのはたったの9%で、12%が焼却処分、79%が埋め立て (= landfill ) 処分されたり自然界にそのまま捨てられているといいます。
プラスチックは non-biogradable 「生物分解不可能な」 原料でもあり、地球環境にとって大きな脅威になると懸念されるところです。
■編集後記
怖い話ですね。83億トンというのはイメージできない量です。
しかも今後どんどん増えていくわけですからね。いかにリサイクルの割合を増やしていくかにかかっていますね。週末は伊豆へ行ってきます!
(裏)今日は月一の会社の飲み会です!