Why Not Eat Chocolate for Your Health?
A new study by German researchers, involving more than 19,000 people, suggests that eating a small amount of chocolate can help reduce blood pressure and risk of heart attacks and strokes.
■チェック
!
・involve ~に関わる、関与する
・blood pressure 血圧
・heart attack 心臓発作
・stroke 脳卒中
■対訳
「健康のためにチョコレート?」
1万9000人以上が関与したドイツ人研究者らの新研究で、少量のチョコレートを食べると、血圧を下げ心臓発作や脳卒中のリスクを軽減するのに役立つことが示唆された。
■訳出のポイント
Why not? あるいは Why not ~ ? は 「直訳するとなぜ(~しないの)?」 という口語表現。
「なぜ~しないのか?」 が転じて 「~するのはいいじゃないか」「是非~しようではないか」 という肯定の意味のニュアンスを持ちます。
そこで、タイトルの Why not eat chocolate for your health? は「なぜ健康のためにチョコレートを食べないのか?」 →「健康のためにチョコレートを食べようではないか」 というわけです。
肯定の言い方になっています。
amount は 「量」 「額」 といった意味の名詞で、 a small amount of ~ で「わずかな量の~」 「少量の~」 です。
help は 「助ける」 あるいは 「手伝う」 という意味で知られる、ごく基本的な動詞。
ただ、実際に日本語にする場合は 「~に役立つ」 「~するのに一役買う」に近いニュアンスで使われることが多いので、覚えておくと便利です。
たとえば、His book helped me understand this issue. は「彼の本は私がこの問題を理解するのを助けた」 ですが、日本語としては 「彼の本は、(私が)この問題を理解するのに役立った」と訳す方が自然です。
したがって、今日の場合も同様に help reduce blood pressure and risk of heart attacks and strokes で 「血圧を下げて心臓発作や脳卒中のリスクを軽減するのに役立つ」 となります。
この研究では1万9000人以上の中年男女について、チョコレートの消費量と健康状態を約10年間に渡って追跡調査しました。
その結果、1週間に板チョコ半分程度の量を食べている人は、食べない人たちに比べて血圧が低めで、心臓発作および脳卒中のリスクは39%低くなっていたということです。
チョコレートがなぜ心臓によいかは明らかではありませんが、これまでの研究では、カカオに含まれる flavanol 「フラバノール」という複合分子が注目されています。
カカオはダークチョコに多く含まれるため、ミルクチョコやホワイトチョコよりもダークチョコの方が心臓や血管を健康に保つ効果は高いようです。
また、あくまでも少量(一日にほんのひとかけら程度)の摂取が理想で、研究報告では、食べ過ぎるとカロリーも高くかえって害になるとの警告も含まれています。
■編集後記
Why not や Why don’t you ~? は Let’s と置き換えられる、と覚えておきましょう。
“Why don’t you have a seat over there” とか。。
さて今週から国内男子ゴルフが開幕となります。
明日からの「東建ホームメイトカップ」から3週連続です!
マスターズで予選落ちとなった石川の活躍に期待!
(裏)新しい水中デジカメサイバーショットDSC-TX5、いいっすねー!