Ryo Ishikawa Shoots World Record 58, Wins Crowns
18-year-old Japanese golf phenom Ryo Ishikawa posted a 12-under 58, the lowest score ever on a major tour, when he won the Chunichi Crowns tournament on Sunday for his seventh Japan Tour title.
■チェック
!
・golf phenom ゴルフの天才
・post (得点・勝利などを)記録する、あげる
「石川遼が中日クラウンズ優勝、世界新の『58』」
18歳の日本人天才ゴルファー石川遼が日曜日、12アンダーの58という世界メジャーツアーの最少スコアを記録し、中日クラウンズで優勝。
日本ツアー7勝目をあげた。
■訳出のポイント
phenom は phenomenon の略。
phenomenon は 「現象」 「事象」 という名詞です。
ここから 「驚くべき物事」 「並はずれた現象」 という意味にもなります。
また、人に対しても 「驚くべき人」 「非凡な人」 → 「天才」 「逸材」 の意味で使われます。
例えば、日本語で並はずれた才能を持つ子どもを 「神童」 といいますが、これにあたる英語は child phenomenon です。
もともと硬い正式な単語である phenomenon ですが、米国ではとくにスポーツ界の 「逸材」 「天才」 という意味の俗語として、これを略したphenom が用いられるようになっています。
したがって golf phenom は 「ゴルフの天才」 → 「天才ゴルファー」ということです。
post の語源は 「側柱」 という意味のラテン語 postis で、もともとは 「柱」 という意味の名詞。
ここから、「(柱に)(掲示・広告などを)はる」 「掲示する」 という意味の動詞としても使われるようになりました。
「公示する」 「公表する」 というニュアンスもあり、米国ではスポーツにおいては著しい得点や勝利などを 「あげる」 「記録する」 場合にも用いられます。
この日、石川遼は首位と6打差からスタートして、最終的には2位に5打差をつけてのフィニッシュ (came 6 shots behind and won by 5)。
まさに 「ゴルフの神様が乗りうつった」being possessed by the golf god かのようでした。
■編集後記
中日クラウンズの最終日、石川の一番ホールからずっと、i-Phoneで、JGTO(日本ゴルフツアー機構)のサイトでホールごとのスコアを確認していました。
新潟でゴルフをしながら。石川、1番ホール、バーディ発進を確認して、4番ホール終了後にもう一度確認したら、4番終わって3バーディ。。
「え??何が起きてるの?」という感じで、順位はうなぎのぼりです。
まさにピットストップしていたアイルトン・セナがタイヤ交換をした後、何台ものマシンをごぼう抜きしていくような感覚。
で気がつけば単独リーダーどころか、「58」というゴルフ史に残る偉業を、この中日クラウンズという伝統のあるトーナメントの、しかも最終日にやってのけた。。
もう天才以外の何者でもない。
もう彼は日本のゴルフ界をかき回すどころか世界のゴルフ界の台風の目になってます。
翌日、21歳のローリー・マキロイが米PGAのクエイル・ホロー選手権最終日でこれまた62というビッグスコアで逆転優勝を遂げましたが石川のニュースに刺激されたことをインタビューで語っていました。
また、メキシコで行われたUSLPGAの競技で宮里藍が今期3勝目。
ポスト・オチョアを実力で見せてくれました!
(裏)GWも終わり。。
さてこれからは仕事モードです!